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初めてのサッカー留学…スペイン留学に挑戦した三男から学んだこと

初めてのサッカー留学…スペイン留学に挑戦した三男から学んだこと

先日、三男が3週間のサッカー留学から帰国しました。大好きなサッカーとはいえ、親元から離れて不安でいっぱいの日々だったことと思います。親としてもとてつもなく濃厚な3週間となりましたので、今回はそちらをまとめてみようと思います。

初めてのサッカー留学へ

三男が海外留学を検討し始めたのは、次男の影響からでした。
最初はスペイン留学なんて我が家には無縁の話だな・・・と思っていましたが、セレクションを受け見事合格した次男。ただ、チーム活動も6年生として最後の公式戦が続き、試合の日程と被ったため、次男は海外行きを見送り最後のチーム活動を優先すると決断しました。

三男もそんな次男に触発され一緒にセレクションを受けていましたが、不合格。その後、三男のカテゴリーで受けられるセレクションが市内で行われることを知り、次男だけ合格した悔しさから三男はそのセレクションを受けることにしました。人見知りの三男は消極的なプレーが目立ち、親としては、これは厳しいな、と思いながら会場を後にしました。

その後、合格通知と共に三男のプレーについての評価表も届きました。とても細かく見ていただいていることに、素人の母とは見ている視点が違うんだなと反省しました。三男に合格を伝えると一気に顔は曇り。。。気持ちが固まるまで、何度も現実逃避をしていました。

そんな三男も気持ちが固まると、もう少し長くいたいと言い出しました。このときは3週間もいればとてつもない成長につながるんだろうなぁくらいに私自身も甘く見ていました・・・。

あれよあれよと時間は過ぎ、出発の日。チームメイトと合流し、不安な顔をしながらも手を振り前を向く三男。しばらく持たせていたスマホはつながりませんでしたが、つながってからは『ママさみしい』のオンパレード。。この3週間の流行語大賞となりました!笑

最初の10日間はチームメイトと過ごし、SNSで発信される三男は一生懸命サッカーに取り組んでいました。試合でも声を出して仲間を呼び、ハイタッチをしたり、円陣を組んで声を出す三男の姿には本当に驚きました。

単身スペインへ

そんな仲間たちとも試合が終わるとお別れとなり・・・そこからまた未知の世界へ。2週間単身でスペインサッカーを経験する三男からは鬼電・・・不安で仕方なかったと思います。

とはいっても私がしてあげられるのは話を聞くのみ。近くにいたらどれほどいいのだろうと何度も思いましたが、私自身も成長ですね・・・何もしてあげられないという初めての経験となり、離れてしまったら信じて応援することしかできないんだな・・・とめちゃくちゃ当たり前のことを痛感するのでした。笑

言語の違い、ごはんや気候、立派な練習会場、初めてのものだらけの環境で三男はどんな景色を見ているんだろう・・それを8歳の子がやっているんだから本当にすごいことをしているなぁと、何も変わらない日本で想像して泣ける母。″信じる″これに徹しようと決めました。

どんなに寂しくてもサッカーは一生懸命やると決めていたという三男。よくやっていました。寮では朝ごはんの準備や片付け、洗濯、自主練、すべてを自分で行っていたとのこと。帰国してからも続けてやっていました。

留学を通して親子で学んだこと

今は大好きなチームに戻り、目一杯サッカーを楽しんでいますが、帰国後目標やモチベーションも見失いそうになったときもありました。

目標を立て直し、新たな挑戦を始めた三男。当たり前じゃない環境に感謝することができるようになり、いろんなことを″考える″力がついたなと感じています。留学中の3週間は親子で1年分くらい泣いたんじゃないかと思うほどでしたが…苦笑

一言でいうと、本当に行ってよかった。これに尽きます。海外に行ったからには「プロを目指しているんでしょ」とか、「強いチームに移籍を考えているの」と聞かれましたが、そんなことは全くありません。あくまでもサッカーは人として成長するために取り組んでいる、ということは変わりありません。

これからも感謝を忘れず、サッカーを楽しみながら成長してほしいなと感じています。そして今しかないサポートできる時間を目一杯楽しみたいなとあらためて思わせてくれたスペイン留学でした。

WRITER PROFILE

斉藤 恩
めち

北海道在住、4人のサッカーママのめちと申します。
根っからの体育会系ママで、子ども達の頑張りを追っかけるのが日常です。サカママ歴6年目となりましたが、これからも楽しんでサポートしていけるよう、感謝とご縁を大切に過ごしていきたいと思います。

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