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SNSの投稿に思わず共感!? 一番のサポーターだから思うこと

SNSの投稿に思わず共感!? 一番のサポーターだから思うこと

サカママ・サカパパの皆さん、こんにちは。ライターのYUKARIです。ジュニアユースチームのU-15に籍を置く息子は、高校受験を控えながらもサッカーは高円宮杯予選の真っただ中を迎えております。毎週末、手に汗を握る接戦が繰り広げられるなか、「中学サッカーの集大成」という想いも重なり、試合を終える度に密かに胸がいっぱいになっている母です。

普段から我が子のサポーターとしていろいろとアンテナを張っている皆さんにも経験があるかと思いますが、SNSの投稿を閲覧していると、同じくサッカーをするお子さんを持つ親御さんのアカウントの呟きがフィードで挙がってくることはありませんか? 私自身も「サカママ」の投稿にいいね! をしたり、自分と同じような立場や悩みを持つサカママ・サカパパの投稿に目を留めているのでAIが反応しているのだと思いますが「この気持ちわかる!」「こういうこと、よくある!」と思う投稿がチラホラ。

今回のコラムでは、これまで目にしたフィードについて、自分の経験をもとに私が思ったこと、共感したことなどを綴りたいと思います。皆さんも「私だったらこう感じるだろうな」「こんなふうにコメントするだろうな」という気持ちで読んでいただければ幸いです。

ケース1:「ジュニアユースのセレクションを控えた息子が自主練をしない」

自主練する・しない問題、私も葛藤がありました。親としては「受かりたいという気持ちがあれば自ずと練習するはず」と思ってしまいがちですよね。でも、自主練というのはその名のとおり「自主的に練習する」ということ。周りに言われてやるものではありません。本人にとって、普段のチーム練習をちゃんと頑張っている、という意識があるのならそれを信じるしかないかな、と私も思うようになりました。

もし少しでもボールと触れ合うきっかけを作ってほしい、という気持ちがあるのなら「公園で一緒にボールを蹴りに行かない?」といった声掛けから始めても良いかもしれません。自主練=トレーニング、とひとくくりにするのではなく「ボールに触れる機会を少しでも作る」という感覚で捉えることで、サポートをする側の姿勢や気持ちもずっと楽になってくると思います。

ケース2:「息子(小学2年生)のサッカーが上手になるために大切なトレーニングは何でしょうか」

当時を思い出すと、息子がとにかく楽しんでサッカーができる環境を整えるように夫婦で意識していたと思います。息子がこの年代のころは、ちょうど幼稚園時代から通っていたサッカースクールから別のスクールに転籍しようかと、夫と話していました。息子のレベルや当時の技術を考えると、もう少し細かい指導をしてくださるスクールが良いのでは…と思っていた一方で、4年間通っていたスクールには息子が大好きなコーチや気心の知れた仲間がいるため、親の一方的な判断でスクールを替えることは良くない、とも思っていたので、息子にどのようなアプローチをするかを慎重に考えました。

まずは新しいスクールの体験レッスンを受け、息子の反応を確認。ある程度の手応えを確認してから「パパとママは、君がこの先もっと上手になりたいと思うなら、新しいスクールに通うのも良いと思っているよ。でも、実際に通うのは君だから、どちらのスクールで続けたいかは自分で選ぶといいよ」と伝えました。最終的に息子は新しいスクールを選択し、結果的に良かった、という感想になりましたが、あのときスクールを替えなかったとしても、それはそれで良い結果となっていたと思っています。

参考までに、ジュニアサッカーのコーチをしている夫にも聞いたところ、「小学2年生だったらまずはボールに慣れることかな」と言っていました。練習が楽しければ自ずとボールに触れる時間も増えますよね。「サッカーが好き」ということ。これは年齢に関係なく一番大切な要素だと思いますが、その土台を作るのは幼少期や低学年のころだと思うのが私の気持ちです。

ケース3:「合格をもらったジュニアユースに入団する予定だった選手が他チームのセレクションを受けていて、結果的に後から受かったチームに行く、ということはよくあるのですか」

ジュニアユースのセレクションを受けていたころ、息子も複数のチームのテストを受け、ご縁をいただけなかったチームもあれば、合格をいただいたチームもいくつかありました。最終面談の際「他のチームのセレクションも受け終わってから最終的な回答をいただいて大丈夫です」という温かい言葉をいただいたことは今でもとても印象に残っています。それだけこの時期の選手の育成について真剣に考えてくださっているということに、親ながらありがたく思いました。

ですが、これはチーム側に入団の意思を伝える前のこと。入団予定のチームをキャンセルすることは、何かよほどの事情や決意がなければ簡単にしない、できないことだと思います。実際に息子が合格をいただいてから初めての保護者会が開催された際、たまたま近くの席にいた保護者の方が「もしかしたら、別のチームに替えるかも…」と話されていました。聞けば、合格後のチーム練習会に何度か参加するうちに「やっぱり、このチームはちょっと自分には違うかも…」と息子さんが思うようになったそうです。

渦中に置かれているときは、とにかく合格をもらうことに必死だったセレクション。いざ落ち着いてチームの普段の姿を目の当たりにすると「自分はこのチームについていけるのかな…」と不安に思う子もいるのでしょう。結果的にその親子は別のチームへ入団することを決意していましたが、それはそれで有り得る話なのだと思いました。

SNS上での呟きや投稿。安易に自分の考えをコメントすることは控えていますが、「私も同じようなことを思ってた!」「どの親御さんもみんな同じなんだ」といった共感ができるだけでも、何か励まされたような気持ちになるのは私だけではないはず。もちろん、意見には賛否両論ありますが、「頑張る我が子を応援したい」という気持ちはみんな同じだと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。私の経験談が、誰かのお役に立てることを願って…。

WRITER PROFILE

YUKARI

中3サッカー男子とこの春中学生になった女子のママ。サカママ歴9年。
夫は息子が所属していた地域の少年サッカークラブでコーチをしています。生後半年からスタジアムでサッカー観戦をしていた息子もいよいよ受験生になり、「サッカーも勉強も頑張る!」と現在はジュニアユースで奮闘中。母はそんな息子を誰よりも信じるサポーター第1号として、日々奮闘中です。

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