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雨が増える梅雨時に参考にしたい! ジュニア世代のオフの日の過ごし方

雨が増える梅雨時に参考にしたい! ジュニア世代のオフの日の過ごし方

みなさまこんにちは。いよいよ新しいカテゴリーでの試合が始まり、緊張感漂うプレーにサカママのみなさまもドキドキの連続ではないでしょうか。ただ、この季節は雨に悩まされる時期でもあります。今回のコラムは、梅雨時によくある突然のオフになった日の過ごし方についてご紹介したいと思います。

突然のオフなんてあるの?

そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか? サッカーって雨でも試合を行うイメージが強い気がします。我が家も泥だらけになりながら、水たまりになったグラウンドで動かないボールを追いかける子どもを応援した記憶は何度もあります。

しかし、グラウンドのコンディションは水捌けや芝によって本当にさまざまです。晴れていても数日の雨で使用不可になっていたり、雷の警報が出ると即中止になったり。また、中止の判断を待つ前に出発しないと間に合わない会場のときに、現地に向かっているとその道中で中止の連絡が入ることもありました。これから梅雨の季節になりますので、このような突然のオフを経験する方も増えてくるのではないかと思います。

リフレッシュするチャンス!

突然の練習や試合中止のお知らせが来ると、さてどうしようってなりますよね。雨の試合を考えて着替えも持っているしお弁当もある。「このまま家に帰るのもなぁ…」と思うのですが、子どもがゆっくりしたそうなときは家に戻り、ピクニック気分でお弁当を広げるなんていうこともありました。

しかし、テントや椅子、テーブルなど試合で使用するものは車に積んであります。お天気と相談して、行けそうならデイキャンプというのが我が家の定番でした。もともとキャンプが大好きで、少年団に入る3年生の夏まではお休みになるとキャンプによく行っていたので、自然で過ごす時間は最高のリフレッシュです。

この雨では外では楽しめないなという日は、美術館や博物館もよく挙がる候補でした。普段なかなかこういう施設に行くことは難しいので、とても有意義な時間です。そして、雨の中の試合はよくあること。子どもは雨の中で遊ぶこともそんなに苦にはならないらしく、カッパを着て空いている遊園地で存分に楽しんだこともあります。

他にも、出発してしまってから中止が決まったときは、そのまま車を走らせて温泉めぐりやドライブというのもおすすめです! 高速道路のSA/PAの食べ歩きは時間を気にしながらの移動ではできないことなので、贅沢な時間の使い方ではないでしょうか。

そして最高の笑顔を見せてくれるのが、いつもは練習や試合で切磋琢磨している仲間と遊んでいるときです。学校の友達とは違う仲間。合宿で寝食を共にして、助け合って過ごしているチームの仲間は子どもたちにとって特別な存在。無邪気に遊ぶ姿はこちらを和ませてくれます。

サッカーと向き合うチャンス

もちろん、家でゆっくり体を休めるのも大事なことです。試合を録画していても見返す時間がなかなかないので、こんな日こそ自分のプレーをじっくり振り返る。

このプレーのときはどんなことを考えていたのかなど、じっくり聞いて意見を交換し合うのも貴重な時間です。サッカーは考えて行うスポーツ。子どもたちもいろんなことを考えながらプレーをしています。どうしたらいいのか常に考える。このパスを出したらその次の次まで考える。それはやはり訓練だそうです。そういうマインドを常に持つ。試合の勝敗に一喜一憂しているときはなかなかそこまで考えられないので、こんなふうに向き合うのも雨の日ならではの時間の使い方ではないでしょうか。

息子にこのプレーのときはどんなことを考えていたの? と聞いてみると、子どもはよく覚えているもので、こういうイメージだったとか、本当はここにパスを出したかったなどいろいろと教えてくれました。本当にいろいろなことを考えているのだなと感心することが多々ありました。

せっかくのお休みだからこそ有意義に

アクティブに過ごすのも、ゆっくりして体を休めるのもどちらでもいいのです。ただジュニアの子たちは本当に忙しいので、急にオフになってなかなか候補が出ず、時間だけが過ぎてしまうのはもったいない気がします。そのためにも、家族でお休みがあったら何がしたいかを話しておくことをおすすめします。

サッカーができなくて残念だけど、そのぶん家族で過ごすことができる貴重な時間でもあります。サッカーをしていないときの子どもの笑顔はまた違うものをわたしたちに見せてくれます。お休みでもサッカーをやりたいのか、少し離れてリフレッシュしたいのか。子どもの心の声にぜひ耳を傾けてみてください。試合の緊張感から解放されて、いつも話さないような心のなかをのぞかせてくれるかもしれません。

オフの日に子どもが待っているのは、アドバイスではなく、一緒に遊んでくれる時間かもしれません。いつも頑張っているお子さまへのスペシャルな日として、お天気は悪いかもしれませんが、ぜひ楽しんでほしいなと思います。

WRITER PROFILE

Mari
Mari

サカママ歴12年。幼稚園年中からサッカーを始め現在高校1年生。
とにかくサッカーが大好きな息子を全力で、栄養士として食事面でもサポート中です。それぞれの年代で感じてきたこと向き合ってきたことなど発信していきたいと思います。