ジュニア世代を振り返って思うこと
3月になり卒業シーズンとなりました。我が家の息子も小学校卒業が迫っています。先月、ジュニア世代最後の公式戦を終え、今月末の卒団を迎えるまでチームの活動は残すところ数回、卒団記念大会までになりました。
チームの卒団式まであと2週間ほどになり、準備も保護者一丸となって進めています。卒団式と謝恩会の準備をしていると今までの写真を見返す機会が多くあり、ブカブカのユニホームに身を包んだ子どもたちと今の姿を見比べて成長をしみじみ感じています。
小さな頃から息子は、身体を動かすことが大好きで体操、ミニバスケと定期的にスポーツをしていました。そんな時、通園していた幼稚園で京都サンガF.C.が実施している巡回サッカー教室に参加。それがサッカーとの出会いとなりました。
ジュニアサッカーを通して学んだこと
ボールを蹴る楽しさを覚えたのでサッカーを習いたいと自分から言い始め、年長になってスクールに通い始めました。そこからさらにサッカーが面白くなったようで、小学2年生で現チームに入団し今に至ります。そこから4年半、いろんなことを(良いことも悪いことも)経験して本当によく頑張ったと思います。思い出したらいろいろと出てきますが、いろんな壁に子どもがぶつかった時に慌てて、焦っていた時もありましたが過ぎてしまえば今は笑えるエピソードにもなりました。
親目線で振り返ると、私が実感したのはジュニア世代では親の関わり方というのは大きな影響があるということです。サッカーに限らずやるのは子どもなので、どんな状況であっても子どもの気持ち、意思を1番に考え応援、サポートするのが役目だと思いながら、具体的にはどうしたら良いのか? と模索していた時に参考にしていたものがあります。既に知っている方もいらっしゃると思いますが、ノルウェーサッカー協会が発表した親のための10の心得です。
親のための10の心得
「12歳以下若年層育成のためのスローガン」と称されているもので、
- 試合や練習を見に行ってあげましょう。子どもはそれを望んでいます。
- 試合ではすべての子どもを応援してあげましょう。自分の子どもだけではいけません。
- 調子の良い時だけでなく調子の悪い時も勇気づけてあげましょう。批判してはいけません。
- チームリーダーを尊重してあげましょう。彼らの判断に圧力をかけないようにしましょう。
- レフリーはインストラクターとみなしましょう。レフリーの判断を批判してはいけません。
- 子どもが参加することを刺激し、勇気づけてあげましょう。プレッシャーにならないように。
- 試合がエキサイティングだったか、楽しかったか、聞いてあげましょう。結果だけを聞くことのないように。
- サッカーにふさわしい、節度ある用具を準備してあげてください。大げさになってはいけません。
- クラブの仕事を尊重してください。積極的に親のミーティングを持ち、どのような態度で臨むべきか話し合いましょう。
- 忘れないで下さい。サッカーをするのはあなたの子どもです。あなたではありません。
とても簡潔に、チームに所属した子どもを持つ親に向けての心得だと思い気づきをもらいました。熱くなってついつい忘れてしまうこともありますが、子どもの経験とともに私たち大人もたくさんの学びを得ることができました。
子どものサッカーを通じて指導者、サカママ、サカパパのみなさんといろんな話しをさせてもらい悩みや情報の共有を行うことで助けられたことも多々ありました。
Jrユースチームの練習も始まり、残り少ないジュニア世代のこの日々は、寂しい思いとこれから始まる新しいステージの間でドキドキワクワクな時間を過ごさせてもらっています。ジュニア世代で得た毎日、少しずつがんばったらできなかったことができる!達成する喜びをたくさん味わって、これからもいろんなことに挑戦してほしいと思います。
小学生年代は子どもにいろいろなことを経験させて、親も一緒に思いっきり楽しみましょう! 小学生年代は将来、目標、人物に憧れて夢を見る時期です。それを最大限に応援して親が1番のサポーターであってほしいと思います。