ジュニアユースに入団してからの1年を振り返る
サカママ・サカパパの皆さまこんにちは!ライターのYUKARIです。
寒さからやっと解放されたと思ったら一足早い桜の季節の到来。早いもので息子も中学2年生となり、4月に入って早々にチームの春合宿に行ってきました。
思えば1年前の今頃は中学の入学式を目前に控えながら、ジュニアユースチームでの初めての合宿を経験した頃。小学生時代とは人数の規模も厳しさもレベルも全く違うチームで、1年間過ごしてみて改めてどうだったか。この1年を振り返ってみようと思います。
今回は私自身が振り返りつつ、息子にもインタビュー。小学校時代比べると今の状況はどうなのか。想定していたことなのか、はたまた想定外だったのかの意見を「息子説」として紹介したいと思います。
練習量
小学校時代は週末に練習または試合がある、という日程で練習する時間は1回2時間程度。チームとは別にサッカースクールにも通っていましたが、平日のうち1日だけだったので「サッカーで忙しい」という印象は特にありませんでした。
現在、ジュニアユースでの練習は平日2日と週末両日の週4日が基本ですが、月に1回ほど週5日となる場合もあります。1回の練習時間は平均3時間。週末に練習試合が入った場合などはほぼ半日拘束されるため、小学校時代とは圧倒的に練習量が違います。最初は疲れがとれないまま次の練習や試合に臨むこともありましたが、1年経った今では「疲れた~!」と言いながらも疲れを残すことなく、次の練習をこなしているように思います。体力がついてきたのですね。
これは想定外だった!?
息子説:「週5で練習?それくらい普通にあるでしょ。」
覚悟がなかったのは母の私だったようです
合宿
合宿といえば夏休みに1回、もしくは冬休みに1回、というイメージが強かったのですが、ジュニアユースに入団してからの1年で息子が参加した合宿はというと…
- 4月(春休み中)×1回(2泊3日)
- 5月(GW中)×1回(2泊3日)
- 8月(夏休み中)×1回(3泊4日)
- 8月(夏休み中)×1回(2泊3日)
- 12月(年末)×1回(2泊3日)
- 1月(年始)×1回(2泊3日)
合計6回、13泊14日間でした。
合宿の内容は大会参加型がほとんどで試合の連続。全国各地から集まったチームと戦う良い機会でもあり、仲間と寝食を共にしながらサッカー漬けの日々を送る数日間は普段の練習とは違う楽しさがあるようです。
練習後は部屋で携帯をいじりすぎて、なかなか就寝しないことから、コーチに携帯を没収されたというお土産話も…。1年経った今では、合宿準備も手慣れたもので、これも一つの成長ですね。
これは想定外だった!?
息子説:「学校が始まるギリギリ(始業式前日に帰宅)に合宿があるとは思わなかったよ」
はい、宿題は毎回ギリギリの仕上げです。
監督・コーチとの関係性
これは、もともといたチームの環境によって違うと思いますが、息子が小学校時代所属していたチームは、小学校の街クラブだったこともあり、チームメイトはみんな同じ小学校の友人。コーチは現役&OBのパパさんコーチがほとんどでした。
普段の練習はコーチとプレーヤーとの関係性が保たれていますが、一歩外に出れば「〇〇のお父さん」という顔を持つコーチもいるため、良くも悪くも近しい存在。
一方で、ジュニアユースでの監督とコーチの関係は全くの別物。特に監督は絶対的な存在です。それは息子の普段の言動やチーム内での行動を聞いてもよく伝わってきます。基本的には厳しい指導を受けることが大半のようですが、だからこそ褒めてもらえた時、温かい励ましの言葉をいただいた時の息子のテンションの上がりぶりはすごいものです。
そして、親として何よりありがたいと思っているのは、息子にとって監督がとても尊敬できる存在であるということ。これは監督が選手たちに対する態度の賜物だと思っています。
これは想定外だった!?
息子説:「ジュニアユースのコーチは、コーチそれぞれが俺たちに課す目標が違うんだよね。その内容のレベルが高いのがすごく良い刺激になってるよ」
監督やコーチが自分たちに高い期待を寄せてくれる事もモチベーションに繋がっているのでしょう。
友人関係
出身チーム、学校、利用する最寄りの駅すら同じ子がいないチームに飛び込んだ息子。小学生時代の環境とは全く違うチーム環境で、どのようにコミュニケーションをとり、チームワークを築いていくのか、親としては心配というよりむしろ興味深いことでもありました。
合宿で部屋が一緒になったり、練習の帰り道が同じだったり、仲良くなるきっかけは色々あるようですが、試合で共にベンチ入りするメンバーの名前が一番良く耳にするように思います。オフの時は一緒に自主練する約束をしたり、遠征試合の帰りにみんな夕飯を食べて帰ったり…。先日は男子7人でテーマパークへ遊び行ったりもしていました。
ただ「サッカーが好き」「このチームで成長したい」という共通点のみで知り合った中1男子たち。学校や地域を超えた友情はこの年代にとってとても貴重なものだと思っています。
これは想定外だった!?
息子説:「こんなに短期間のうちに仲良くなれるとは思わなかった」
息子なりに、なんとなく気になっていたのかもしれませんね。
保護者同士の関係
街クラブだった小学校のチームは保護者の協力無しには運営が成り立たない体制だったので、必然的に保護者同士が関わる機会が多くありました。加えて我が子の試合観戦などもあり、気付けば子供達と同じくらい保護者の絆も深いものに。
一方で「中学生になると、親はほとんど観に行かない」という話を聞いてのですが、機会があれば試合観戦したい、という単純な理由から足を運んでいるうちに、同じような保護者の姿を見かけるようになりました。
始めのうちは自チームの保護者かどうか区別がつかなかったのですが、継続して観戦するうちに「あの人、前の試合の時もいたよね」と互いを認識するようになり、1年経った今では普通に会話できるほどの関係になっています。
これは想定外だった!?
母説:「中学生になっても、けっこう試合観戦に来る保護者っているんだね」
息子が試合に出ない日もありますが、「我が子のチーム」というだけで観戦に熱が入ります。
1年間過ごしてみて
今回紹介したエピソード以外にも、ここでは書ききれないほどの様々なドラマがあった息子のジュニアユースデビュー年の1年。「これが学校の部活だったら…」と思うこともいくつかのポイントでありましたが、親子で共通して言えることは「このチームに入ってよかった」ということ。
大人数が故の激しい競争社会であることや、学業との両立の難しさなど引き続き課題はあるので、来年の今頃も同じ状況であるかどうかの保証はありませんが、残り少ない「ジュニアユースサッカー」の時間を実りあるものにするかどうかは息子自身にかかっていると思います。
母の私にできることは、息子の話や想いに耳を傾けながら特に叱咤激励しながらも応援し、健康管理に努めること。ただそれだけです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。私の経験談が、誰かのお役に立てることを願って…。