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柏レイソルとのシナジー効果で急進化!日体大柏のチームコンディショニング

旧・柏日体時代を通じて初めて選手権出場を決めた日体大柏。柏レイソルとの相互支援契約が、高体連のチームを驚くべき成長スピードで千葉の頂点へと押し上げた。2強を退け新王者に輝いた背景には、相互支援の成果だけではない、チーム独自のコンディショニングの取り組みがあった。

 

柏レイソルとの「相互支援」によるシナジー効果

「この学校に入学してくれたみんなが願っていたことをやっと実現できた。試合直後は多くの方が涙を流していて、校長先生をはじめ、長く携わってきた方々の想いを形にできたと思う」

千葉県・日本体育大学柏高校にコーチとして赴任してから4年、根引謙介監督は同校初の全国高校サッカー選手権大会の出場を決めた。市立船橋、流経大柏の“千葉2強”の牙城を崩すに至った本源は2015年に遡る。

 
コーチ就任4年、監督就任2年目にしてチームを悲願の選手権へと導いた根引謙介監督。

地元のJリーグクラブ柏レイソル(以下:柏)と「相互支援契約」を締結した同校は、柏コーチ陣が指導に訪れ「レイソルメソッド」が注入されるようになる。スタッフも刷新され、学校から数キロ先の柏U-18の練習参加も可能となり、柏U-15や提携クラブから進学する中学生も増えたことで、チームは千葉の強豪と肩を並べる存在に急成長していく。

「私が日体大柏のコーチとなった2019年は本格的にプロを輩出していくビジョンが明確になった年だった。夏には酒井直樹前監督の下インターハイ出場も果たし、提携時とは選 手もトレーニングの質も様変わりし、積み上げてきたものの成果を感じました」(根引監督)

日体大柏の成長だけでなく、近年は両チームのシナジー(相乗)効果も顕在化してきている。昨年、同校から初めて柏にプロ入りしたMF土屋巧に続き、今年も2年連続でFWオウイエ・ウイリアム(3年)の柏加入が内定。両チームの合同セレクションから日体大柏入りしたFW関富貫太(2年)は、柏U-18に転籍を果している。

 
練習場に掲げられる土屋巧の旗。昨年、初めて柏レイソルとプロ契約を交わした日体大柏の象徴だ。

ただし、レイソルメソッドをチームに置き換えるだけで成果が出るほど簡単な話ではない。その最たるものが「コンディショニング」だと根引監督は言う。

「高体連は土日の2日連戦、中一日での大会など、柏U-18の週一回の試合感覚とは違う。そこには当然、日体大柏独自の取り組みがあります」

コンディショニングのベースとなる食のマインドセット

現在、チームには柏アカデミー出身の指導陣に加え、柏とU-15日本代表のチーム帯同ドクターの池川直志医師、さらに2人のトレーナー(理学療法士)がメディカルチームを形成し、選手をバックアップしている。あくまで根引監督が考えるコンディショニングのベースは、「健全な睡眠と毎日の食事」。正しい食の知識は、選手のマインドセットに欠か せない要素だ。そのため、毎年味の素株式会社の栄養サポートプログラム「勝ち飯®」を受講し、栄養バランスの良い食事で、ケガをしないカラダづくりを選手に芽生えさせている。

「さらに1年生にはドクターによるケガ予防の指導時間を多めにとり、トレーナーは大会、フェスティバルに帯同し、細かく栄養指導を行っていく。その繰り返しの中で、何を摂取すればいいのか、選手は知識を蓄積させていくのです」(根引監督)

チームによるサプリメント、補食の栄養摂取のタイミングも徹底されている。ゼリータイプの「アミノバイタル®パーフェクトエネルギー」を試合開始60分前に、サブは途中出 場を考慮して試合開始20分前に摂るようにしている。アップ後に「アミノバイタル®プロ」を飲んで試合に臨み、ハーフタイムは「アミノバイタル®ゼリー クイックスタート」で電解質を補充、試合後はバナナ、カステラなど補食に加え「アミノバイタル®GOLD」を飲んで翌日に備える。これらはトレーナーが「勝ち飯®」の講師を務める味の素担当者と連携し、入念にスケジューリングされ、選手権千葉県予選でも徹底された。当然、選手権本大会でも同様のバックアップ体制が整えられる予定だ。

 
バナナとパンが補食として並べられている。練習後に栄養補給は欠かせない要素。

レイソルのエッセンスを取り入れた日体大柏独自の蓄積

さらにチームでは、コンディション管理ツール「ONE TAP SPORTS」を導入し、毎日選手からデータが送信され、スタッフが120人分の体温、筋肉の張り、疲労度を管理してい る。トレーナーはその数値によって食事や練習メニューをアドバイスし、根引監督は個々の傾向を把握し、選手起用を判断していくのだ。

「数値を基にスタッフそれぞれのアプローチを明確化している。選手権予選での連戦では、本人が疲労に気づいていないケースもあり、客観的な数値は重要な判断要素になった。アプリ導入から毎日データを蓄積しており、おそらく柏U-18より詳細なデータがとれているのではないか」(根引監督)

相互支援契約から7年、柏のエッセンスを取り入れつつ、独自のチーム強化を積み上げてきた日体大柏。冒頭の根引監督の言葉の通り、さまざまな人の想いが形となり、旧・柏日体時代を通じて初めて選手権の扉を開いた。激戦区千葉の代表として、選手権初出場・初優勝の偉業に挑む。

 
大会を目前にトレーニング後にアミノバイタル®を飲むレギュラー陣。初の選手権出場にチームに活気が満ち溢れている。

PLAYER’s VOICE 各々のコンディショニングのマインドセットとは!?

吉田眞翔 (主将・3年・1FC川越水上公園出身)

1年生の栄養講習で意識が変わった
千葉の二強に勝って全国に行きたいと思い入学しました。1年生の時に味の素の栄養講習を受けてコンディショニングを意識するようになりました。水分補給は試合の前日から意識していて、試合・練習前後にそれぞれ「アミノバイタル® プロ」、「アミノバイタル® GOLD」を飲むようにしています。千葉県の代表として選手権では新しい歴史をつくりたいです!

オウイエ・ウイリアム (3年・川崎フロンターレU-15出身)

毎晩のストレッチは欠かさない
中学生の時にケガが多かったので、寝る前に入念にストレッチをするようになりました。睡眠を大事にしていて22時には寝るようにしています。よく寝るのでコロナ禍に5cn身長が伸びました(笑)。選手権予選の5連戦では監督が銭湯に連れていってくれて、温冷交代浴などしてリカバーに努めました。千葉県でやってきたことを全国でも見せたいです。

古金谷悠太(3年・TUソレイユFC出身)

コンディション管理のため勉強は23時まで!
(模試で千葉県2位、偏差値70とのことだが?)選手権出場が決まったので、決勝まで行ったら大学入学共通テストまで5日しかありません(苦笑)。毎晩のストレッチと睡眠時間を考慮して勉強は23時までと決めています。コンディションを維持して3年になって掴みとったレギュラーの座、無失点で勝ち上がりたいです!

原田眞透(2年・ジュビロ磐田U-15出身)

トップアスリートに倣って食事を意識
中学にケガをした経験から、親と相談しながら食事に注意してきました。トップアスリートの食事に対する意識に倣って、今は寮生活なので食堂でバランスの良い食事をトレーナーと相談しながら選んで摂るようにしています。ビルドアップが僕の強みなので、選手権でチームに攻守で貢献したいです。

勝てるカラダをつくり上げる栄養プログラム「勝ち飯®」とは!?

 

味の素株式会社による「勝てるカラダ」をつくるための栄養サポートプログラム。実際にトップアスリートに提供されている食事の概念をもとに、1日3食の栄養補給の考え方、アミノ酸ほかスポーツで必要な「正しい栄養補給」の基礎から活用法を全国各地で広めている。オンライン講習も展開中で、選手だけでなく保護者も参加し理解を深めている。

栄養講習会のご案内はコチラへ ➡ aminovitalkachimeshi@ajinomoto.com

千葉の新王者・日体大柏は飲んでいる!

 

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  • 味の素 KK お客様相談センター 0120-16-0505
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写真/金子 悟