慶應義塾体育会ソッカー部 蛯名亮太選手【大学サッカーのすゝめ 2022】
高校卒業後、それぞれの目標を持って大学サッカーへとチャレンジし続ける大学生プレーヤーを紹介する「大学サッカーのすゝめ」。関東一部・二部の計24校から、48名の選手を紹介していきます。
今回紹介するのは、慶應義塾体育会ソッカー部の蛯名亮太選手。進学先を選ぶ際の参考にしてみてください!
慶應義塾体育会ソッカー部 蛯名亮太選手
DF 蛯名 亮太(エビナ リョウタ)
- 2001年6月29日生まれ
- 慶應義塾大学 法学部 法律学科 3年
- 出身チーム
- 小学生年代
SCH.FC - 中学生年代
横浜FCジュニアユース - 高校生年代
横浜FCユース(慶應義塾高等学校)
- サッカーを始めたのは?
- 6歳。小学校に上がるタイミングでサッカーか野球で迷っていて、サッカーを選択しました。
内部進学を見越して、慶應義塾高等学校を受験
―慶應義塾大学を選んだ理由を教えてください。
高校選びのときからサッカーと学業の両面でレベルが高い環境に身を置きたいと考えていました。
ユースへの昇格が決まってからは、より学業面に特化した高校選びが可能になったので、大学進学のことも頭に入れて進路を考えるようになり、教育理念や多方面に優れた学生が集うことから慶応義塾に魅力を感じるようになりました。それに加えて、ソッカー部は関東リーグという大学サッカーの最高峰で戦うことができます。大学生の試合にも関わらず1万人がスタンドを埋める早慶戦にも憧れがあったので、大学への内部進学のことも考慮して、慶應義塾高等学校への受験を決めました。普通入試での入学は難しいかもしれないと感じていましたが、中3の夏頃に先輩から推薦入試があることを聞き、その準備も進め、最終的には推薦入試で入学することができました。その後、内部進学を経て現在に至ります。
大学を決めるのに何校調べた? | 1校 |
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大学選びはいつ頃から準備した? | 内部進学 |
部活動という経験を通して、組織のために献身的に動く姿勢を学んだ
―大学サッカーに進んで良かったことを教えてください。
ピッチ内では2つあります。1つ目は、サッカー観の変化です。6年間同じアカデミーでサッカーをしてきた自分のサッカー観が凝り固まったものであったと大学サッカーを通して感じました。サッカーのスタイルに正解はなく、どのようなスタイルであれ、独自の良さや工夫、面白さが詰まっていると学ぶことができました。2つ目は、組織の規律の中で個人の特徴を発揮することです。高校時代よりチームでの約束事が増えましたが、その中でどのように自分の強みを発揮するのか、自分の理想とリンクさせていくかを考えることは、今後の人生においてどのような舞台でも自分の力を発揮することに役立つと思います。
ピッチ外では、部活動という経験を通して、組織の目標のために献身的に動く姿勢を学べたことが大きかったです。部員数が100を超える大きな組織の中には、選手だけでなく、主務、副務、学連、マネージャー、トレーナー、学生コーチなどさまざまな役職があります。その中で学生主体を掲げ、部活動に関わることの多くを部員達で創り上げ、自分がやりたいことだけではなく、犠牲心を持って個人の利益よりも組織の利益の最大化を一番に考えることは、大学サッカーそして部活動だからこそ体験できたことだと思います。
―大学進学後、高校生の時にイメージしていたこととギャップはありましたか?
大学サッカーも高校時代までと同じでサッカーが全ての世界だと思っていましたが、先ほどの回答でも述べたように、大学サッカーは学生主体を掲げ、サッカーに関係することのマネジメントまで学生で行っています。それは、自分が考えていてよりもスケールの大きいものでした。
大学サッカーは、サッカーを通して多くのことを学べる最高の環境
―慶應義塾大学・サッカー部のPRポイントを教えてください。
慶應は、どの大学よりも「大学サッカー」を通して多くのことを学ぶことができる組織だと思います。「大学サッカー」から何を学ぶかは、その人のバックグラウンドや感受性によって様々だと思いますが、自分は想像以上に人間として大きく成長できたと思っています。慶應には豊かで優れた人間性を持った人がたくさん在籍しており、日常に学びが転がっています。
―最後に、現役高校生に向けてメッセージをお願いします!
大学サッカーはサッカーだけでなく、サッカーというスポーツを通して多くのことを学べる最高の環境がそろった場所です。まずは大好きなサッカーを全力で頑張り、自分に合った大学を選ぶためにも、多くの情報を収集することを心掛けると良いと思います。また、今年の関東大学サッカーリーグは有観客での試合も行われているので、ぜひ会場に足を運んで、大学選びに活用していただきたいと思います。
高校時代の自分にアドバイスを送るとしたら?
大学に進学してサッカーを続ける蛯名選手に、高校時代の自分へのアドバイスやメッセージを聞いてみました。
現役高校生は、今の自分と照らし合わせて参考にしてみてください。
サッカー面
ピッチの中では余計なことは考えずに全力でプレーしてください。ただ、思考を止めることは絶対にしないこと。頭でっかちにならずにいろいろな人の意見を聞き入れること。そして、ピッチの外に出たら分析することをやめないこと。常に課題を明確にしてピッチ内で120%を出せる状態を作っておきましょう。
勉強面
要点を抑えることに力を入れてください。勉強の方法だけでなく、理解することに関しても効率的にやる方法を考えること。また、教科と教科のつながりを意識すること。
生活面
忙しいと思うので、睡眠時間だけでなくその質にもこだわれるとより良いと思います。唯一のフリータイムである電車に乗っている時間は、テスト勉強だけでなく読書もすると良いかもしれません。
大学サッカープレーヤーの生活に迫る!
大学でサッカーを続けている選手たちは、どんな生活を送っているの?
気になるあれこれを聞いてみました。
生活スタイル
住まいは? | 寮 |
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通学は? | 徒歩で10分程度 |
起床時間は? | 6時 |
就寝時間は? | 22時 |
大学周辺のおすすめスポットを教えて! | |
日吉駅周辺の飲食店。様々な種類のお店があります。 |
サッカー部について
練習時間は? | 朝練 |
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※「大学サッカーのすゝめ」は関東大学サッカー連盟のご協力のもと作成しています。記事内で使用している写真は各チームの了承を得た上で、連盟を経由してご提供いただいたものです。