メインコンテンツに移動

プレクーリングで熱中症対策&パフォーマンスアップ!!

6月に入り、気温がどんどん上がってきていますね。本格的な気温上昇の中でのサッカー、気になるのは熱中症や暑さによるパフォーマンス低下ではないでしょうか。やっぱり暑い中で走り続けるのはバテますよね。そこで今回は、体を冷やす方法の一つ、「プレクーリング」についてお話ししようと思います。

プレクーリングってなに?

「プレクーリング」という言葉、聞き慣れない方も多いかとい思います。プレクーリングとは、活動前に体を芯から冷やす方法のことです。

適度な体温上昇はパフォーマンスアップにプラスに働きますが、体温が上がりすぎると、人の体温機能調節・心肺機能・中枢神経はうまく働かなくなってしまいます。パフォーマンスが下がるだけでなく、熱中症になってしまい、命の危険…なんてことも。ましてや気温が上昇している夏場ともなれば、運動中の体温がどんどん上がるのは容易に想像できると思います。そのため、活動前に体を冷やすプレクーリングが有効になってきます。

日本スポーツ協会が発行する「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」にも、運動前に深部体温を下げることで、スポーツ時におこる体温上昇と暑熱環境下、熱中症などの身体コンディション不良を予防できると書かれています。あらかじめ体温を下げておくことで、深部体温の上昇までの時間を長くすることができるというわけです。

さて、プレクーリングですが、実際にどうやって体を冷やすのかというと大きく分けて2つの方法があります。

  • 身体外部冷却法:体の「外」から冷やす方法。頭や手足などにアイスバックやアイスタオルを当てて体を冷やします。
  • 身体内部冷却法:体の「内」から冷やす方法。冷たいものを摂取することで体を冷やします。

今回は、この2つの内、体を内から冷やすプレクーリングにとっておきのものを紹介したいと思います。それは大塚製薬から発売されている「ポカリスエット アイススラリー」という商品です。

プレクーリングにオススメ!ポカリスエット アイススラリー

 

アイススラリーはシャーベット状の飲料で、2018年から発売されています。ポカリスエットの成分でできているので、熱中症予防のための水分と電解質が摂取できる優れモノです。もともとは消防士や暑熱環境下で働く職場で主に使われていたそうですが、最近では夏場のスポーツシーンでも使われるようになってきています。

このアイススラリー、飲むときは凍らせるのですが、凍らせるとスラリー状といって細かい氷の粒子が液体に分散したシャーベット状になります。そのため、通常の氷よりも体の内部を効率よく冷やしてくれるんです。

 
こんな感じでシャーベット状になります。

実際に飲んでみると、しばらく喉から胃にかけて冷たい感覚があって、次第に体の中から冷えている感覚が出てきます。常温で保存ができ、何度凍らせても品質が変わることなくスラリー状になるので、夏場は常に冷凍庫で保管しておいて、保冷ボックスなどで持ち運ぶと便利です。

これから夏本番!ぜひ熱中症対策のプレクーリングで使ってみてくださいね。

WRITER PROFILE

住岡靜
住岡靜

保健師・看護師/漢方茶ブレンダー/アスリートフードマイスター
サッカー大好き7歳・3歳兄弟のサカママ。
フリーランス保健師として、「自主性のある食育」を中心に、子どもだけでなく親へのパーソナルレッスンにも取り組む。簡単にできる子どもの身体を労るための工夫や情報をお届けします。