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サカママが何度も直面する、子どもの「悔しい気持ち」の捉え方ついて

東京五輪が閉幕しました。コロナ禍で制限も多い中でしたが、たくさんのアスリートから元気とパワーをもらいましたね~^^
今月のコラムは、オリンピックでもたくさん目にした「悔しい気持ち」の捉え方について、私なりの考えを書いてみようと思います。

サカママとして一番心を打たれたシーンは…?!

東京五輪の中でサカママとして私が強く心打たれたシーンの一つが、サッカー男子U24-日本代表の久保建英選手が3位決定戦のメキシコ戦終了直後に見せた、人目をはばからず号泣する姿でした。
いつもどちらかといえばクールな印象だった20歳の久保選手が、ピッチに突っ伏してしばらく立ち上がれないくらい嗚咽し、「今までサッカーだけやってきて、こんな悔しいことってない…」とインタビューに答える姿に思わずもらい泣きしました。

日本代表に選ばれ、オリンピックに出て世界の強豪と戦うだけでも凄いことですが、久保選手は本気で金メダルを取る!と高い目標を持ってあのピッチに立っていたからこそ、きっとあれだけ人の心を打つ「悔しい気持ち」を経験できたのでしょうね。
久保選手は今後、ますます強く逞しい選手になって、次のW杯にはまた大きな目標を持って挑んでくれるのだろうなと思います。我が子にもあんな風に強い気持ちで戦える青年になって欲しいと感じました。

サカママは子どもの「悔しい」に何度も直面するものである

 

「悔しい気持ち」と言えば、先日、友人のサカママさんにお子さまのサッカーで悔しい経験をしたことを打ち明けていただき、その思いをご相談いただくことがありました。とっても優秀な選手のママだけに、その悔しさは痛いほどわかりました。私のサカママ人生を振り返っても、これまで二人の息子の「悔しい」姿を何度も何度も目にして、そして一緒に泣いてきたからです。

  • セレクションに落ちた
  • チームでなかなか上のカテゴリーに上がれなかった
  • 大事な試合で負けた
  • 優勝を逃した
  • 狙っていたMVPが取れなかった

「悔しい」に大小はないけれど、特に周りの友達が受かったセレクションに落ちた時や、全国大会の決勝であと一歩及ばず負けて涙した時の息子の姿は今でもはっきりと覚えています。息子の悲しそうに丸まった背中を見て、私もこっそり涙したり、なんと声をかけてやればいいのか迷い、私まで落ち込んだりすることもありました。

でも、サカママ歴も11年目になり、ようやく息子の「悔しい気持ち」を冷静に受け止め、「悔しい」出来事が起こることを日常茶飯事としてポジティブに捉えて、「悔しい思いをしたからこそ、得たものも大きかった」と思えるようになってきました。

「経験は財産」になる!挑戦を恐れないで

 

中3になる長男は、これまで自分より強い相手と戦うことや大きな大会の決勝に立つことを何度も経験し、その分だけ悔しい思いもたくさんしました。でも、その都度チームメイトやコーチたちに助けられ、だんだんと試合に向かう姿勢や準備する態度、チームメイトへかける言葉などが成長してきたと感じています。
これからも息子には「経験は財産」だと捉えて、悔しい思いを恐れずに挑戦し、場数を踏めたことに喜びを感じ、サッカーを楽しめる選手でいて欲しいと思います。

悔しい気持ちを「成長の種」に変えて育てよう

もし、“子どもが成長できる種”がどこか売っているなら、ぜひ買って飲ませたいと思いませんか?
でも、そんなもの、どこにも売っていませんね(笑)。

私は、辛く悔しい気持ちを「成長の種」に変え育ててやりたいと思っています。「成長の種」に水や光をあげてしっかりと育ててやることができるのは、パパやママ、そして関わってくれるサッカー関係者(チームのコーチなど)だと思います。

今後お子さまが「悔しい気持ち」を経験してしまったら、できればパパやママは怒ったり責めたりせずに、冷静にそばに寄り添い、子どもが向かうべき次の方向に温かい光を指してあげてください。大切なのは「負けたこと」「落ちたこと」などの結果以上に、その「悔しい気持ち」を力に変えて、今日からどれだけ成長できるかだと思います。

我が家も息子たちが日々経験する「悔しい気持ち」を「成長の種」に変え、いつか大きな花を咲かせるまで一生懸命にサポートを頑張りたいと思います。

WRITER PROFILE

山田あゆみ
山田あゆみ

プロサッカー選手を夢見る中2・小3兄弟のサカママ。
長男が5歳でサッカーを始めてから、サカママ歴も早10年。子供達と一緒に泣き笑い、悩みながら母親として多くを学んできました。現在は、「食育、メンタル&ボディケア(講義・施術)」をテーマに、ジュニアアスリートが笑顔いっぱいでプレーできるよう、お子様のサポートついてサカママ視点で様々な情報発信を行っています。

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