「転ばぬ先の杖は禁物?失敗しながら自主自立を学ぶ!」イギリスサッカー便り | サカママ メインコンテンツに移動

「転ばぬ先の杖は禁物?失敗しながら自主自立を学ぶ!」イギリスサッカー便り

みなさん、こんにちは!
少しずつ春の気配を感じられるようになってきました。イングランドではまだロックダウンが続いていますが、3月8日からようやく学校が再開されました。ですが、サッカーはまだ休止中。3月29日からグラスルーツフットボールも再開されることが発表されたので、3ヶ月ぶりのサッカーの活動まであともう少しの辛抱です!

さて、サッカー活動休止中ということで、今回は日本にいた頃の話から、サッカーの活動を通して身についた自主自立についてお話しさせていただきたいと思います。

忘れても自己責任!サッカーの準備は自分たちで

 

我が家の息子たちは3人とも幼稚園の頃からサッカーを始め、小学生になってクラブチームに入団しました。週末は試合のことが多かったので、ユニフォームやサッカー用具一式などの準備を前日にするのですが、入団したばかりの頃は「忘れ物があってはダメだから…」と私がほとんどやってしまっていました。そうすると息子たちは、「自分でやらなくても親にやってもらえるから…」と思いますよね。そしてもし忘れ物があったら、親のせいにしたり…なんてお門違いなことにも。

ある日コーチから、「準備もできるだけ選手たちに自分でやらせてください。そしてたくさん失敗させてください」と言われたことがありました。それからは、基本的にサッカーの準備は全部自分でやらせ、私は補食を作って送り出す、というスタンスに変えることに。とはいっても、初めは「スパイク持った?レガースは?ユニフォームは?」なんてついついチェックしてしまっていましたが(苦笑)。

もちろん息子たちも何回も失敗しています。レガースを忘れて1試合目出られなかった、なんてこともあったようです。でも一度失敗すると、次は同じ失敗を繰り返さないように気をつけるようになるんですよね。

合宿の準備も同じです。低学年の頃は一緒に準備をしていましたが、次第に全て自分たちでやらせるようになりました。万一忘れ物をしても全て自分の責任です。息子たちも何回か経験することで、次はこうした方がいい、これを持っていったほうがいいなど、自分で考えて用意するようになっていきました。

また、もし何か忘れ物をしていたとしても、子どもなりに自分でなんとかしようと考えるようです。靴下や下着類が足りず、同じ靴下や下着を履いて帰ってきた、なんてこともありました。すると次からは、靴下と下着類のチェックも入念にするようになりました。

スケジュール管理も自分たちで

 

サッカーの活動中も、できるだけ自分たちで考えて行動する習慣を身につけるような指導をしていただきました。サッカーだけでなく、サッカー以外のオフの部分に対しても厳しく指導していただけたことは、今になってもとても役に立っていると思うことがたくさんあります。

例えば、時間管理。活動中、試合時間などもできるだけ自分たちで把握して、考えて行動するように言われていたようです。その習慣がついているからか、今でも試合の前日には、「キックオフが〇〇時だから△△時には起きて□□時に家を出る、だから今日は◇◇時までに寝る」と自分でやっています。

時間の管理は、普段の生活の中でもついつい口出ししそうになってしまうものです。なので、声をかける時は「もう〇〇時だよ!」というのではなく、「今何時か知ってる?」というように、できるだけ自分で気付かせることができるように心がけています。とはいっても、本当に時間に追われている時はついつい「早くしなさい!!」と言ってしまうのですが…(苦笑)。

自主自立を育むには、成長を長い目で見守ること

 

準備や時間管理は、サッカーに限ったことでもありません。普段の生活においてもとても大切なことです。サッカーを通して身についた習慣が、学校生活などでもとても役に立っていると感じています。

親が転ばぬ先の杖を与えすぎるのも、子どもたちの成長のためにならない

これはコーチがよくおっしゃっていた言葉なのですが、本当にその通りだと思います。これからも、子どもたちの成長を長い目で見てサポートできるようなそんなサカママでありたいと思っています。

WRITER PROFILE

クリストファーズ佳世
クリストファーズ佳世

イギリス在住、3兄弟(15歳、13歳、10歳)を育てる現役サカママ。 神戸市在住時は、地元の強豪クラブチームで6年間サカママ生活を満喫。2019年3月にイギリス移住後は、サッカーの本場・イングランドでシーズン1年目の新米サカママとして生活をスタート。 日本とイギリスのサッカー事情の違いなどを、サカママならではの目線で伝えていきます。