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やる気と潜在能力を引き出す、「言葉がけ術!!Ⅱ」


やる気と潜在能力を引き出す、「言葉がけ術!!Ⅱ」

皆さまこんにちは!

サッカーコーチ・企業研修・経営コンサルタントの丸山寛之です。

様子見ながらではありますが、各カテゴリーで少しずつ公式戦が始まりました。

先日、U-15の高円宮杯を観戦しました。
やはり試合はいいものですね。選手たちが持てる力を出し切って戦っている姿は
久しぶりだったせいか、とても感動しました。

さて、身近な人の声がけで人は自己評価を形成しているという話を
先月はいたしました。

自分はサッカーが上手い、下手だというのは
周りの人から常々言われ続けて、自分でも自分の頭の中で
その言葉を繰り返すことで自分の評価を定着させていきます。

「なんでできないんだ!」、「どこ蹴ってるんだ、ミスをするな!」、「やる気だせ!」というような
声がけではなく、「褒める」声がけが大切という話でした。

ただし、改善してほしいところがあるのに褒めてばかりいて
相手が自ら自分自身の課題を発見し、前向きに取り組んでもらえるようにするには
ただ、褒めるだけでは足りません。

本日はこのあたりの話を進めて参ります。

〇言葉がけのメカニズム

1.自己評価を高める言葉がけのポイント

まずは褒めるだけでもいいと思います。
褒めるだけがスタートラインとしてレベル0だとすると
レベル1から3まであるように思います。

✔レベル1

□具体的ないい点を褒めてから、具体的に改善点を伝える!

人は褒められると、耳を傾けてくれます。その上で改善点を伝えると効果的です。

「ドリブル右だけじゃなくて、左足も相手がいない方に持ち替えて上手に使えているね!」
「次は顔を上げてドリブルをするともっと周りが見えるようになるよ!」

という感じです。
ただ、あきらかに課題がある場合、上記の場合だと顔を下げて周りが見えておらず、
持ち替えても他の人にボールをとられてしまうようなシーンであればこのようになります。

✔レベル2

□具体的ないい点を褒めてから、なぜその選択肢を選んだのか質問をして確認してから
  具体的な改善点を伝える!

選択肢がいくつかあるなかで一つの選択肢を選んでミスがあった場合。

「ドリブル右だけじゃなくて、左足も相手がいない方に持ち替えて上手に使えているね!」
「左に持ち替えたけど、左から人が来ているの見えてた?」

「見えていて、いけると思った」という回答であれば、
判断ミスなので「次、気をつけよう!」でいいと思います。

「見えていなかった」という回答であれば
「次は顔を上げてドリブルをするともっと周りが見えるようになるよ!」

という感じになります。

✔レベル3

□具体的ないい点を褒めてから、なぜその選択肢を選んだのか質問をして確認する。
  さらに、他に選択肢がなかったか聞く。合せて具体的な改善点も伝える!

「ドリブル右だけじゃなくて、左足も相手がいない方に持ち替えて上手に使えているね!」
「左に持ち替えたけど、左から人が来ているの見えてた?」

「見えていた、見えていなかった」のいずれの回答に対しても、
「他に選択肢は何がある?」
「とられる前にパスができたかも」というような回答があれば
「そうだね!次は顔を上げてドリブルをするともっと周りが見えるようになるよ!」

という感じになります。

いかがでしたでしょうか?

褒めてから改善点をいうというこのパターンは、
「できているんだけど、さらにもっとうまくなるためには」
というニュアンスで伝えるのがポイント!!!

相手の反応は様々なので必ずしもこのパターンに当てはまるわけではありませんが、
まずは「具体的に褒める」ということから初めてみてください。

これをずっと続けていると
期待に応えたい、という気持ちも働いてきて、自分で自分の改善点や課題を見つけて
克服しようとする行動になってきます。

逆にいうと、できなかったことを人の責任にしたりすることが無くなっていきます。

そうはいっても、どうしてもできていないところに目がいってしまう。
なかなか褒める言葉が出てこない。という人もいると思います。
そんな人のためにどのようにして「褒めること」を見つけるのか?

という話を次回のテーマとします。

最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまお体に気を付けてご自愛ください!!

WRITER PROFILE

丸山寛之

コア・エリート株式会社 代表取締役社長。 JFA公認C級コーチ、JFA3級審判員。 強いチームをつくる、チームプロデューサーとして経営コンサルティング、企業研修、講演等の傍ら東京都においてU-12の女子サッカーのトレセンコーチ、U-15の女子クラブチームのコーチを行う。また、年に数回はJFAのガールズフェスティバル等の開催にも加わり、将来のなでしこ育成に携わっている。