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逆足への抵抗感は無くせる?レフティから両利きになるまで

皆さまこんにちは!
サカママコラム第6回目は、『レフティから両利きになるまで』についてです。

逆足への抵抗感を無くすには?

 
サッカーボールを蹴り始めた3歳の頃の長男。まだ利き足は分からず…。

先日10歳になったばかりの長男。元々はレフティ(左利き)でした。
サッカーボールを蹴り始めたのは3歳の頃。その時はまだチームに入っておらず、家の庭でボールを蹴ったりしていましたが左右どちらの足でも適当に蹴っていたので、利き足がどちらか分かりませんでした。

4歳になり、近所のチームに入って仲間とサッカーをしている姿を見ていると、左足でシュートをすることが多く、「あ、この子は左利きなんだ!」と思いました。

サッカーでのレフティは重宝されると思ったので、キックに関しては全く何も言わず好きなように蹴らせていました。ただ、いずれはどちらの足も遜色なく使えるようになった方が色々なポジションが出来るだろうなと思い、時々一緒にボールを蹴るときには「じゃあ次は左右交互に蹴ってみよう!」などと伝え、パスやシュート練習を両足交互にやってみたり、利き足ではない方でゴールしたら3点!など、遊びの中で楽しく蹴れるように心掛けました。

 

本人は当然左足の方が蹴りやすいので、右足は威力も無ければなかなかミートもせずでしたが、上手に蹴れなくても右足で蹴ることの抵抗感や違和感を無くすことを目的に声掛けしていました。
なので、「右足も使いなさい」などと強制はしませんでした。まだまともにキックが出来ない幼児でしたし、小さい子は順応性が高いので、右足右足と言い過ぎてせっかくの左足を使わなくなってしまったら勿体無いとも思ったからです。

時々右足で上手くミートした時には、「すごい!!反対の足でも上手に蹴れたね!!」とびっくりするくらい大袈裟に褒める!そうすることで、『反対の足も使えるんだ』と本人の自信に繋がるといいなと思っていました。

逆足も使えるようになれば、自信にも繋がる!

 

長男が3年生になる頃には右足への抵抗感はだいぶ薄れてきたようで、これまで無理な体制でも左足を使って打っていたシュートも、咄嗟に右足が出るようになっていました。

左足のシュートより威力は弱いものの、右足でゴールを決めた日はこれでもかというくらい褒めました。

反対の足でゴール出来るなんて天才だね!!(大袈裟)

すると長男はよほど嬉しかったのか、積極的に右足も使うように!

例えばチームや仲間とのシュート練習の時。
私が遠くから様子を見ていると、1回目は左足、2回目は右足、3回目は左足…と、自分でルールを決めたのか交互にシュート練習をしていました。またある時は、ひたすら右足でシュート練習をしていた日もありました。もちろん、私は遠くから見ているので何も言っていません。

気がつくと3年生の終わり頃には右足も左足に近いキック力になり、精度も上がっていました。試合での右足のゴールも増え、「今日は1試合目左足ゴール、2試合目は右足ゴール!」という日も多くなりました。

そして私が一番驚いたのは先日の試合で、長男が左足でシュートしたものがキーパーに弾かれて返ってきたところをすかさず右足でダイレクトでゴールしたシーン。
間髪入れずに左右両方の足を使ってシュートしたことに驚きと成長を感じました。逆足は本人の意識次第であっという間に出来る様になるんだなと思いました。

 
長男とは逆に右利きの次男。

ちなみに一年生の次男は、長男と逆で右利き。スクールの評価表には両足を遜色なく使えていると書かれていましたが、まだ左足の威力は弱いです。それでも試合では左足でゴールすることも。長男を見ているからなのか、逆足に対しての抵抗感はそこまで無いのかもしれません。

そして、次男は日本代表の堂安選手(レフティ)が大好き。なので、「堂安選手の左足シュートかっこいいよね~!!」といった話をすると、気が付いたときに左足でボールを転がしたりしています。

どちらかの足を極めた方がいい!という話も聞きますが、両足が使えて損をすることはないと思いますし、抵抗なく逆足を使えるようになると、また一つ自信に繋がるのかなと思います。

PK戦を逆足で蹴るようになったら、かっこいいですね^^♪(見ている方は心臓に悪いですが…笑)

WRITER PROFILE

早坂英里
早坂英里

料理&テーブルコーディネート教室
【Eri’s Kitchen】主宰
アスリートフードマイスター/(社)日本テーブルデザイナー協会認定講師/専門学校 テーブルコーディネート講師

12歳と9歳の子を持つサカママ(サカママ歴8年)
兄弟それぞれ都内の強豪クラブチームに所属。5年以上続けている朝練は兄弟の日課。プロサッカー選手を目指す子どもたちの為に日々首都高を走り回り、食事やマッサージなどサポートに務める。