人のせいにしてしまう時の声かけ方法
こんにちは、メンタルトレーナーの清水利生です。
私は小学生の頃からサッカーをしていたのですが、その頃はポジションがフォワードで、ゴール前でパスをもらい得点を決めるというのが私のいたチームの得点パターンでした。しかしそんなに強くなかった僕らのチームは、対戦相手が強くなり、攻撃の時間が短くなると前線の自分までパスがまわってくることがなくなります。そんな時、ボールを触れないイライラやストレスが溜まっていき、いざ自分のところにボールが来てもいつものようにプレーできなくなってしまうことがありました。そんな時、周りが上手にプレーしてくれないから自分が上手くいっていないんだと人のせいにしてしまっていました。
今回は、こんな風に人のせいにしてしまう時の声かけ方法をお伝えします。
評価されたいという強い意志が裏目に
自分の一生懸命やってることに共感して欲しいというのは、誰にとっても当たり前の気持ちだと思います。しかし、サッカーは一人ではできないスポーツ。自分のプレーにチームメイトのプレーが関わってきます。
自分が納得いくプレーができないのは、味方がいいバスをくれないから。こんなふうに、自分自身にはコントロールできない領域である他人のプレーについて、自分の思い通りにしようとすることはストレスの原因になってしまいます。ストレスを抱えたままプレーすることは自分のプレーの質を下げることにもつながり、自分が評価されることもなく、チームにも悪影響が出てしまいます。
常に自分と向き合うこと
このときの1番の効果的な方法は、自分自身がどうするべきか?を考え続けることです。
自分の評価に味方のプレーが影響してくるのがサッカーというスポーツ。ここで人のせいにしてしまっては、自分のプレーの幅を広げることなく、成長も止まってしまいます。 周りの選手が良いパスをくれないのであれば、どうしたら良いパスが出てくるか?を考えてみることが必要です。
自分のポジショニングや動くタイミングなど、自分自身がコントロールできる行動に意識を向けるように声かけをしてみてください。こうすることで、他人の行動からくるストレスやイライラも軽減され、あまりボールに触ることができない試合であっても、自分自身のパフォーマンスを変えていくことができます。パフォーマンスを変えることで、その時にできる最善策を探すことに繋がっていき、自分自身を欲しい結果に近づけることができるようになります。
プレーの質を上げ、勝利に向かうために、自分自身に意識を向け続けられるように、「自分がどうするべきか?」ということをポイントに置きながら声かけしてみてください。