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試合中のダメ出しについて

サカママ読者の皆様、はじめまして!

この度、サカママコラムを担当させて頂くことになりました。小学校3年生&年長のサッカー兄弟の母、早坂英里と申します。よろしくお願いいたします。

普段はアスリートフードマイスターとしてスポーツキッズの為の料理教室の他、(社)日本テーブルデザイナー協会の認定講師としてテーブルコーディネート教室を開講しております。

サカママ歴は5年ですが、サッカーファン歴は約30年!?のサッカー大好きママです^^

私が小学生の頃にJリーグが開幕。そこからサッカーの魅力にすっかり取り憑かれてしまいました。中学生の頃に書いた文集には、『子供は男の子、サッカーをしています!』と…謎の予言が見事的中!!あの頃夢見ていたサカママになり、バタバタと忙しい日々ですが楽しいサカママLIFEを過ごしています。

試合中についダメ出し…子どもの反応は?

 

さてさて、コラム初回は【試合中のダメ出しについて】です。

子どもの試合中は、もどかしいプレーなどに対してどうしても口を出してしまいたくなる時がありますよね。

「頑張れー!」や、「ナイスゴール!」などの良い声掛けもありますが、意外と口から出るのはマイナスの言葉が多かったりもします。子どもは一生懸命走っているのに「ちゃんと走れー!」とか、酷い時は「○○番マーク!!」などなど…。思わず怒鳴ってしまう親御さんも…。そして例に漏れず私も『試合中に口を出してしまう親』でした。

もちろん私だって静かに観戦したい!一生懸命やっているのは分かるけど…

「ほらっ!ちゃんと周り見て!後ろにいるよ!パスもっと早く!!」

あ、あれ、、、気が付いたら声に出ちゃってた>< という日々。どうしたものか、考えました。

  • 私が発した言葉で子どものモチベーションがUPしているか?
    NO。だだ下がり。
  • 試合中のプレーが向上しているか。
    NO。何も変わらない。
  • 試合後にビデオを見せられるか。
    NO。私の罵声がうるさい。ただ、子どもに嫌な気持ちをさせていただけでした。

といった感じで…よくよく考えてみれば、私の声掛けが子どもにとってプラスに働いていないというのが分かりました。

試合中の親は応援以外しなくていい!

 

頑張っている子どもを見てきた親としては、いつも練習している成果を試合で出しきれていない時などは、特に口を出したくなるものです。決して子どもに嫌な気持ちをさせたいだなんて思っていません。もっと出来るだろうという期待もあり、ついつい口を出してしまう、我が子を想う故に言ってしまうのです。

でも、言わなきゃ分からないと思っていましたが、素人の私が言っても別に分かるわけではないですよね。当たり前のことですが、プレーのことはコーチにお任せして、試合中の親は“応援以外しなくていい”のです。

試合中の声掛けは、「がんばれー!」「ナイスゴール!」「ナイスプレー!」だけで十分。(コロナ禍なのでそもそも応援自体禁止されているところもあると思いますが、その時はただ静かに見守るだけ)

それに気付いてから、私自身の応援スタイルを変えました。

  • 「ナイスゴール!」「ナイスパス!」など褒める言葉しか言わない。
  • ミスがあっても「どんまい!!」
  • 勝っても負けても試合後は「頑張ったね」

このことを私自身が意識してから、子どもも試合中に私のせいで嫌な思いをすることはなく、思いっきりプレーが出来るようになりました。試合後のビデオも、私の声が入っていないので自ら進んで見てくれています。そして、私自身も一歩引いて試合を観戦出来るようになり、試合後も子ども達と良い雰囲気で話せるようになりました。

ついつい口を出してしまい、試合後に後悔…。そんな時は自分の声掛けが、子どもにどう受け止められているかを考えてみる!そして、ただ純粋にポジティブな言葉で子どもを応援する!それだけで親も子も、試合を楽しめるようになるかと思います。

とはいえ、私もまだまだ応援に熱が入ってしまう時もあり、反省することもありますが、以前よりはだいぶ意識できるようになりました。

これからも「ナイス!」や「大丈夫!大丈夫!」などのプラスになる応援を心掛けていきたいと思います!

WRITER PROFILE

早坂英里
早坂英里

料理&テーブルコーディネート教室
【Eri’s Kitchen】主宰
アスリートフードマイスター/(社)日本テーブルデザイナー協会認定講師/専門学校 テーブルコーディネート講師

12歳と9歳の子を持つサカママ(サカママ歴8年)
兄弟それぞれ都内の強豪クラブチームに所属。5年以上続けている朝練は兄弟の日課。プロサッカー選手を目指す子どもたちの為に日々首都高を走り回り、食事やマッサージなどサポートに務める。