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【チャンスをつかむ!ケガをしないカラダづくり】ケガをしないことの大切さ

いよいよサッカー活動が再開してきて、練習に精を出している子どもたちも多いのではないでしょうか?
嬉しい反面、ママにとって気になるのが「ケガ」。特に今年は体力が落ちている子も多いでしょうから、余計に心配ですよね。

そこで、プロサッカー選手としてスペイン、日本でプレーし、現在はパーソナルトレーナーとして活動している島村麗乃(しまむられいの)さんに、「ケガをしないためのカラダ作り」についてお伺いしました!全3回でお届け予定ですので、要チェックです!

ケガが多かった現役時代…テクニックはあっても使いにくい選手に

 

はじめまして。パーソナルトレーナーの島村麗乃です。現役時代、そして引退後のパーソナルトレーナーとしての経験から、ケガをしないカラダづくりの大切さについて、お話しさせていただきます。

有名なサッカー選手でもなかった僕が、どれだけサッカーについて知っているんだよ!と思う方も多いと思うので、まずは、軽く自己紹介をさせてください。

幼稚園からサッカーを始め、小学校ではクーバーコーチングから巣鴨の三菱養和の選抜、中学では柏レイソルのジュニアユース、高校は水戸ホーリーホックユース、そして通信制の学校に転校しプロチームに参加しました。その時はプロにはなれず、流通経済大学サッカー部へ。
そこでは部員が250人ほどいて、なかなか花を咲かせることができずにいたのですが、とあるイベントで1万人の中の11人に選出されました。その時に声をかけられた代理人のつてでスペインへ渡ります。
しかし、併用して借りていた奨学金1種2種から切り崩し、渡航費とエージェント料を70万円ほど支払いましたが、なんとスペインに行くとそれは詐欺でした(笑)。
とはいえ、なんだかんだでスペインでプロになり、帰国後は沖縄のFC琉球へ入団、後に引退します。
これ以上書くと長くなりすぎるので、また別の機会にお話しさせてください。

さて、現役時代、僕は常にチームで1番カラダが柔らかかったのですが、それと同時にチームで1、2番を争うほどケガの多い選手でした

大事な選考で熱中症になったり、フィジカルトレーニング中に眠くなったり、肉離れ、ねんざ、靭帯損傷、半月板損傷…。とにかくケガが多く、テクニックのレベルは高かったものの、走りも遅く、カラダも弱く、使いにくい選手になっていました。

大人になっても能力は伸びる!では子どもの頃からやっていたら?

 

ケガが多く、フィジカル的にも弱く、足も遅かった現役時代…。ですが、サッカーを引退してトレーナーになり、食事管理や筋力トレーニングを科学的根拠に基づいて行うことで、劇的な変化が訪れます。

毎日のように激しく動き、カラダを酷使して鍛えていた現役時代よりも明らかに足が早くなっていたのです。それも、短距離に限らず長距離もです。
筋力トレーニングで筋肉量を増やしてしまうと、カラダが重くなるイメージがあるかと思いますが、それとは逆の結果が得られたわけですね。

タイムを言うとなかなかイメージが付きにくいと思うので、別の表現を使うと「チームでも下位を争うスピードが、中位を超えて上位を争うスピードにまで変わっていた」という感じです。元チームメイトに会うたびに、見た目も能力も驚かれます。

正しい積み重ねによってカラダは確実に変わります。大人の僕でも変わったのですから、子どものうちから意識して食事管理やトレーニングをすれば、もっとその変化を実感できるはずです。

お子さんと一緒にケガをしないカラダ作りを始めましょう!

 

ケガというのは不意に起きてしまう偶然のようなものですが、その偶然の確率を下げるためには日頃の準備が大切です。
子どもは親の言った通りにはなかなか動いてくれませんが、親のやった通りには動きます。お子さんにしっかりとしたカラダ作りをしてほしければ、親御さんも一緒に取り組むのがいいかと思います。子どもは親の行動を見ているからこそ、親も生活も改めなければなりません。

発達心理学上、子どもは6歳前後で価値観が決まります。そのため、親の見せる行動が子どもの価値観に反映されると言っても過言ではないのです!

「あーもう6歳過ぎてる...」という方、6歳を過ぎてしまっても諦めないでください!
ロンドン大学の研究によると、習慣は21日から66日で再構築が可能です。とにかく続けること、そしてお子さんのいい見本になるためにも、親の習慣から良いものにしていきましょう。

サッカーではスカウトマンや選抜の監督など、いつどこで誰が見ているか分かりません。ケガや体調不良によって大事な試合に出られなかったりしては、人生を変えてしまうようなチャンスを逃してしまうことにもなります。現に僕は現役中に多くのチャンスを逃し続けてきました。

やった方が良いのは分かっていても、なかなかスタートできないサッカーのピッチ外での準備。
今この機会に始めてみてはいかがでしょうか?

そんな準備方法を今後は細かくお届けしていきますので、お見逃しなく!