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サッカージュニアのマストアイテムの選び方~サッカーボール編~

この4月からお子さんがサッカーを始めるというサカママに、サッカーアイテムの選び方を解説します。初回となる今回は、サッカーボール編。サイズや選ぶ基準などを詳しく解説します。

サッカーを始める際、まず最初に思い浮かぶアイテムといえば、サッカーボールかもしれません。ボールがあれば休日の公園などでも親子でサッカーをすることができますし、1つは欲しいですよね。では、ジュニアにはどんなボールを選ぶと良いのでしょうか。

ジュニア用サッカーボールの基本

サッカーボールのサイズ

ひとくちにサッカーボールと言っても、種類はさまざま。サイズや素材など、選択肢はたくさんあります。ジュニア用のサッカーボールを購入する際に、まず最初に知っておくことはサイズです。

サッカーボールはサイズによって競技用としては3号から5号まであり、最も大きな「5号球」が私たちがよく見かける一般的なものです。これは、中学生以降の練習や試合の際に使われるサイズです。対して、ジュニアが使うのは「4号球」。5号球よりも一回り小さいものです。子どもの練習用に購入する際は、まずは4号球であることを確認しましょう。

サッカーボールの種類

より良いものを選びたい場合は「公式認定球」であれば安心です。JFAやFIFAの認定マークが付いたものがそれにあたります。大会で使われるボールは公式認定球なので、大切な試合で使うボールと同じ感覚を養うことができます。なお、公式認定球以外のものは軽かったり、反対に重かったりしがちです。ただし、公式認定球はそうでないものに比べると割高になりがち。コスパとの相談が必要かもしれません。

なお、「人工芝タイプ」「クレー(土)タイプ」など、グラウンドの状態によって作り分けられているものもあります。

また、購入の際に間違えやすいのはフットサルボール。こちらは4号球で、サイズがジュニア用と同じなので紛らわしい存在です。サッカーボールと比べると重く跳ねにくいので、間違えてこちらを購入しないように注意してください。

ジュニア用のサッカーボールはなぜ4号球?

サッカーボールの選び方

「大人と一緒の5号球ではダメなの? 」と疑問に思うサカママも多いかもしれません。ジュニア用のボールが小さく軽い理由は、子どもの筋肉や骨を守るためでもあります。実は、5号球は4号球よりも100gほど重いのです。重いボールは、未発達な筋肉や関節に負担をかけてしまうことも。キックの正しいフォームをまだ習得できていないジュニアにはなおさらです。負傷やフォーム崩れを避けるためにも、4号球を選ぶことはマスト事項です。

また、4号球と5号球の大きさは直径にするとたった2cmの違いですが、蹴ったときの感覚は大きく異なります。普段の練習や試合で使うサイズを選んであげることはとても重要です。

サッカーボールを買わなくてもいいケースはある?

大半のチームやスクールでは、練習時に1人1個のボールを持参することを義務付けています。ただし、それを義務付けていないこともあるため、絶対に必要かどうかは所属予定のチームやスクールに確認しましょう。

サッカーボールの選び方
全員分のボールを用意しているチームも

サッカーボールにデザインの良し悪しはある?

サカママ世代には、サッカーボールといえば白と黒のモノトーンのものが普通と思いがちですが、 今のサッカーボールはとってもカラフルです。デザインだけでも多岐にわたり、どれを選ぶか悩むはず。W杯前後には公式試合球と同じデザインのものに人気が出たりもします。

デザインに関しては、子どもの好みに合わせて選ぶで良いのですが、「土のグラウンドでも見やすい明るい色がいい」「雪の中で練習することも多い土地だから白地は避ける」などを基準に選ぶのもよいでしょう。

なお、1人1球を義務付けているチームでは、デザインが被ると紛失につながってしまったりも。それを避けるために、より個性的なデザインのものを選ぶという手もあります。

サッカーボールは6年間で何回買い替える?

サッカーボールにも寿命はあります。あまりにも頻繁に買い替えるなら、コスパを重視したいところですよね。使う頻度にもよりますが、小学生の6年間で買い替えるのは1~2回程度というケースが多いようです。それなりに長く使うと心得ると、選び方も少し変わるかもしれませんね。

サッカーボールを長持ちさせるコツ

サッカーボールを長く使いたいなら気を付けたいことは「空気圧」です。サッカーボールに入れる空気の圧力のことです。低すぎるとボールが柔らかすぎて練習しにくくなりますし、入れすぎると硬くなるだけでなく、皮が伸びて消耗が早まります。空気は頻繁に入れることはありませんが、空気圧に注意してメンテナンスしていきましょう。

子どものこれからのサッカー人生で良い相棒になるであろうサッカーボール。最初の1球は特別な存在かもしれません。納得のいくボールをぜひ見つけてください。

取材・文・写真/小林博子

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