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大きめサイズを履かせてない? 足の専門家に聞いたスパイク選びのポイント

スパイクを買う時「子どもはすぐに成長するから」と思って、大き目のサイズを選んでいませんか? でも、足にフィットするスパイクを履いていないと、成長の妨げになったり、ケガにつながる場合もあるとか!そこで、これまで10万人以上の足を見て研究し、Jリーガーなどトップアスリートのフットケアも行っている那須友和先生に、スパイク選びで大切なことをお聞きしました。

サイズが合っていないと、足裏の筋肉の発達を妨げる!

那須友和氏

―そもそも子どもの足は、どれくらいのペースで成長していくのでしょうか?

「足長は、1歳から2歳半までは半年で約1㎝、それ以降、成長期を終えるまでは、半年で約0.5㎝のペースで大きくなると言われています。夏の時期に足長が伸びやすいという報告もあり、春に買った靴が夏には合わなくなる、といったこともあるようです」

―そう聞くと、どうしてもぴったりサイズより、やや大きいスパイクを選んでしまいがちなのですが、大きめのスパイクを履いていると、なぜ、子どもの足の成長の妨げになるのでしょうか?

「サイズが大きいと、ゆとりがあるので、前に足がずれてしまいますよね。そうすると、足の指に力が入ってしまったりして、足の指の動きを制限してしまいます。それが、足裏の筋肉をしっかり使わないことにつながり、土踏まずの筋肉の発達も妨げてしまうのです。偏平足(土踏まずのない足)になってしまうのも、そういったことが要因の一つです。サイズが小さい場合も同じことが言えますね」

シューズの中で足指が動かせないと、体のバランス力低下に

足模型

―ケガにもつながりやすいのは、なぜでしょうか?

「サイズが大きすぎたり、きつい状態のままでいると、足裏で大切なMP関節(足指の付け根が曲がる部分)に過度の負担を与えてしまうことから、ケガが発症しやすくなります。 また、シューズの中で足の指を動かせない状態でいると体のバランス力低下につながり、体への負担が増え、膝や腰、股関節を痛める可能性もあるのです

―でも、きつめのサイズを履くと、キック力が上がると聞いたことがあるのですが……。

「シューズの中で足の指を固定させる事で、力が入りやすいという感覚はあるかもしれません。でも、それは、“感覚”であって、きついスパイクを履いていると、MP関節が反りにくくなる事で足指の筋肉を使いづらくさせる為、かえって足の機能低下、パフォーマンスの低下につながります。

スパイクを選ぶ時に、確認するべきことは?

adidasスパイク

―スパイクを選ぶ時には、どういったことに気をつければいいのでしょうか?

「まずは、ヒールカウンター(かかと部分)がしっかりしているかを確認してください。触ってみて、ある程度硬ければ、芯が入っているので問題ありません。

adidasスパイク
この部分を触って、硬さを確認しよう。

足の中でもかかとは、一番衝撃を受けますし、かかとがしっかりしていないと、足首が内側や外側に倒れてしまい、そのあとの動作にも影響するからです。 スパイクには比較的に芯は入っていますが、価格が安い場合、芯が入っていないケースもあるので、一度、触ってみるといいと思います。

adidasスパイク
つま先にゆとりがあるかをチェック。

次に実際に履いてみて、つま先部分が5㎜~1㎝ほどゆとりがあるかを確認してください。5本の足指がしっかり動かせるのが理想的です。 また、この時大切なのは、必ず立った状態でチェックすることです。座っている時とでは、足裏への力の加わり方が変わるからです。

adidasスパイク
足指の付け根の部分とスパイクの前足部の曲がる位置が同じだと、足の発達にも良い影響が!

足指の付け根の部分と、スパイクの前足部の曲がる位置が同じかを確認することも大事です。また成長期のアスリートは、足の骨が靴の構造に影響を受けやすいため、前足部と後足部の連結部分(シャンク)がしっかりしたスパイクを選んで下さい。ねじれすぎてしまうと、足の変形やケガにつながってしまいます。

つま先のサイズが合っていても、甲高の場合、痛みを感じることもあるので、できれば、シュータン(ベロ)がついていて、紐で調整できるものがいいでしょう」

正しいスパイク選び 5つのポイント!

  1. ヒールカウンターが、しっかりしているか
  2. つま先に5㎜~1㎝のゆとりがあるか
  3. スパイクの前足と後足の連結部分が、ねじれすぎていないか
  4. 足指の付け根部分と、スパイクの屈曲位置が合っているか
  5. スパイクにシュータン(ベロ)がついているタイプが望ましい

アディダスのスパイクは、足裏の成長のことも考えているってホント?

足型「ネオジャパニーズマイクロフィットラスト」を搭載

アディダスの最新スパイクには、2000人にも及ぶ日本人サッカープレーヤーの足のデータに基づいて作ったラスト(足型)「ネオジャパニーズマイクロフィットラスト」を搭載してします。

ネオジャパニーズマイクロフィットラスト
通常のラストは、足の裏にかかる力が弱く、フィットする部分が少ないのに対し、ネオジャパニーズマイクロフィットラスト(右)は、つま先、甲周り、履き口、かかと、土踏まずなど、足裏にしっかりフィット。

「ネオジャパニーズマイクロフィットラスト」を搭載することで、「ブレないかかと」「立体形状で土踏まずをサポート」「つま先(指)の自由な動き、足の成長をサポート」など、足裏の発達を妨げず、足全体に圧力が分散。そのため、疲れにくくしっかり踏ん張れるのでパフォーマンスアップにもつながるのです。

あらゆるグラウンドにも対応するHG/AGスタッド

あらゆるグラウンドにも対応するHG/AGスタッド

土・ロングパイル人工芝グラウンドなどあらゆるグラウンドに対応する丸型ベースのマルチスタッドと、スムーズな足裏の動きをサポートするコンフォートフレームアウトソールを搭載。 プレデター19.1-ジャパン HG/AG(左から2番目)は、ダイアモンド型スタッドが360°方向へのスムーズな動きと鋭いグリップ性を発揮します。

アディダスのジャパンモデルスパイクを手に入れよう!

アディダスのジャパンモデルスパイクは、足にフィットする『コパ19.2-ジャパン HG/AG』『プレデター19.1-ジャパン HG/AG』『エックス 18.2-ジャパン HG/AG』『ネメシス18.1-ジャパン HG/AG』の4つのタイプがあります。足にぴったり合う一足が必ず見つかるはずです。

コパ19.2-ジャパン HG/AG

コパ19.2-ジャパン HG/AG
カンガルーレザーに引けをとらない柔らかさを持つカーフレザーにエンボス加工を施すことで優れた足馴染みを実現し、ボールタッチに貢献。

プレデター19.1-ジャパン HG/AG

プレデター19.1-ジャパン HG/AG
前足部中央はソフト加工、前足部及び中足部両サイドは立体グリップ加工がなされた最新コントロールスキンアッパーが、場面に応じたあらゆるボールコントロールに貢献。

エックス 18.2-ジャパン HG/AG

エックス 18.2-ジャパン HG/AG
軽さと柔らかさに長けたスピードエンジニアードメッシュがスピードプレーをサポート。

ネメシス18.1-ジャパン HG/AG

ネメシス18.1-ジャパン HG/AG
アジリティーバンデージ一体型且つデュアルロック構造の履き口が、足首から踵にかけて後足部全体を頑丈に固定。

アディダスのジャパンモデルスパイクの情報はコチラ