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【スペシャルインタビュー】川村優理のアメリカ挑戦記 -後編-

なでしこジャパンでプレーし、2年前よりアメリカに拠点を移し米国プロリーグNWSLで戦ってきた川村優理選手のインタビューを前後編に渡って公開!
2018年のリーグ優勝チームであるノースカロライナ・カレッジに所属し、最高峰のリーグで試合をすることの意味、そして海外で生活するために必要なこと、やっておくべきことをお聞きしました。
前編ではユース年代、アメリカへ移籍するまでの流れを中心にお話を伺いましたが、後編ではアメリカへ移籍後の生活についてお伺いしています。

英語を学べば人生の選択肢が増える!

アメリカでは一人暮らしになるのですか?

チームメイトとのシェアハウスです。だから英語しかない(笑)。最初はずっと部屋に籠っていたんですけど、日本食が好きな選手もいて『ユーリ、一緒にご飯食べよう』って誘ってくれて。私が日本食を作ってあげたら、みんな『美味しい!』って言ってくれて、そこから仲良くなれました。慣れない英語だし、最初は聞き取るだけで苦労しましたが、チームメイトにブラジル人が二人いて、ゆっくりと解説してくれるんです。アパートメントにはプールやジムがあるので、チームメイトとそこでバーベキューをしたり、何とか生活できています(笑)。

生活をすることで日本との違いを感じることは?

日本人みたいに感情を包み隠さず、ストレートにぶつけてくれますね。私は渡米から2年で2回もヒザをケガしてしまって、正直、心が折れそうな時もあったんです。でも、みんなが自分以上に悲しんでくれて、その正直な気持ちがすごく伝わって……。だから『自分は大丈夫だよ』って。仲間のおかげで、手術してケガを治して再び挑戦する気持ちが芽生えたんです。

仲間が精神的な支えになっているんですね。

はい。だから今もリハビリを頑張れます。本当にあっちに行ってよかったと思います。

川村優理選手
チームメートが支えになっているという川村選手。アメリカでの生活に充実感を得ているように見えた。

英語は日本にいる間に勉強していたのですか?

ほんっとうにしていないです(笑)。ゼロです!行ってから少しずつやり始めました。それでも2ヵ月いたら聞き取れるようにはなると思います。ただ、試合になると自分も指示を出さないといけないし、『こうしてほしい』を伝えられないのがツライです。英語力を上げないといけませんね。

若い時に語学を勉強しておけば良かったと思いますか?

すごく思います!アメリカに行ったから言えることだけど、もっと他国に行きたいと思うようになりました。若い時に語学を勉強をしていれば選択肢も増えたと思います。サッカーを辞めた後だって、外国語は活かせますからね。当時は環境はなかったけど、今その道筋があるなら若い子たちにはどんどん挑戦してほしいです!

川村優理選手
試合中の指示だしなどにも、語学の必要性を感じているとのこと。今後の川村選手の活躍に期待したい!

ここから世界を目指そう!JSC高等部ハワイセレクション

サッカーでアメリカの大学への道が拓ける!7月にハワイで合同セレクションを実施!
JAPANサッカーカレッジ(JSC)高等部では、2019年7月19日(金)~21日(日)にハワイ・オアフ島で、ハワイ大学、サンディエゴ・ゼストとの合同セレクションを開催!同セレクションにはアメリカ本土より大学コーチ陣が参加し、合格者には提携先であるアメリカの強豪大学への進学の道が拓かれる。未来ある多くの選手にアメリカ挑戦の機会を与えるため、中学、高校生の女子選手を広く公募している。

ハワイセレクション

  • 日程
    2019年7月19日(金)・20日(土)・21日(日)(2日間のみの参加も可能)
  • 対象
    将来、JAPANサッカーカレッジ高等部やアメリカの大学への進学に興味のある中学1年生~高校3年生の日本国籍女子選手
  • 会場
    ハワイ州オアフ島(アメリカ合衆国)
  • 参加チーム
    ハワイ大学ヒロ校、シャミナード大学、ハワイ・パシフィック大学、JAPANサッカーカレッジ高等部
    その他アメリカ本土より数校の大学コーチ陣が参加予定。
  • セレクション参加費
    200 USD