【スペシャルインタビュー】川村優理のアメリカ挑戦記 -前編-

【スペシャルインタビュー】川村優理のアメリカ挑戦記 -前編-

なでしこジャパンでプレーし、2年前よりアメリカに拠点を移し米国プロリーグNWSLで戦ってきた川村優理選手のインタビューを前後編に渡って公開!
2018年のリーグ優勝チームであるノースカロライナ・カレッジに所属し、最高峰のリーグで試合をすることの意味、そして海外で生活するために必要なこと、やっておくべきことをお聞きしました。
前編では、ユース年代のお話しから、アメリカへ移籍するまでの流れを中心にお届けします。

日本では得られないものが海外にはあると思いました。

川村選手は中学生からアルビレックス新潟レディース所属で、大人とプレーを続けてきましたが、苦労はなかったですか?

家から練習場まで車で30分の距離を両親に送ってもらっていました。開志学園高校時代は練習が休みだったのは月曜日だけ。授業がない日は午前に男子のアルビレックス新潟ユースに交ざり、午後はレディースで練習し、週末は試合でしたから、いつ遊んでいるんだって(笑)。本当に練習しかしていなかったです。やっぱり年上の方は上手いし怖いし、萎縮してしまった部分もあります。普通に過ごしている学生が羨ましいと思う時期もありました。みんなと遊びたい気持ちもあったけど、それがあっての今ですからね

壁を乗り越えるきっかけはありましたか?

2008年に奥山達之さんが監督に就任されたことが私のターニングポイントでした。自分の幼さもあったけど、当時は本当に監督が怖かった。監督に指摘されたことが納得できなくて、コーチに相談し、事の発端から考え直すと、全部自分が悪いことに気付くんです。奥山さんに教えていただいた5年間は、サッカー選手として成長できた期間でした

川村優理選手
©ALBIREX NIIGATA
中学生からアルビレックス新潟レディースでプレーした川村選手。
同クラブと提携関係にある開志学園高校に通いながら、サッカーを上達させていった。

海外を意識したのは、なでしこジャパンに選出されてから?

いえ、初めて選出された頃(2009年)は、意識する余裕もなかったです。周囲が有名選手ばかりで、緊張しすぎてあまり覚えていないくらい(笑)。実際に海外を意識したのは、なでしこジャパンに復帰したアルガルベカップ(2013年)からです。外国の選手と対戦して、日本では得られないものが海外にはあると思いました。当時は確固たる自信も自分にはなかったのですが、ベガルタ仙台レディースで3年間結果を残せたことで、海外に挑戦することに決めたんです

アメリカにはどのようなアプローチをされたのですか?

現地で色々と協力してくださる方がいて、自分のプロフィールとプレー映像をプロリーグNWSL(ナショナル・ウーマンズ・サッカーリーグ)の全部のチームに配っていただいたんです。そこで興味を示してくれたのが、いま所属しているノースカロライナ・カレッジでした

周囲の協力を得ながら、自ら切り開いた海外移籍だったのですね。実際に渡米してみて感じたことは?

スピード、パワーは予想通りすごかったです。あとアメリカ人はどんなパスが来ても、何でも止めるんですよ。日本では変なパスが来たら出し手にダメ出しするじゃないですか。アメリカに行った当初、浮いたパスばかり来て『え?なんでこんなパスしか出せないの』って思ったんですけど、周囲は平気でトラップして、返しているんですよ。それって対応力と技術があるからできるんですよね

実際に海外でプレーしてこその視点ですね。

とにかくアメリカはゴールの意識が半端ないです。それにNWSLでは観客が1万人を超える試合もあるし、競技人口もどんどん多くなっていて、プロでは大学からドラフトで選手が選ばれています。そんな中でやっているからトップのレベルも当然高い。アメリカのサッカーは日々進化していると実感しました

川村優理選手
競技人口や観客数など、様々な角度から違いを語ってくれた川村選手。

後編は4月4日に公開予定!
アメリカでの暮らしや、チームメートとの関係など、海外での生活についてお話ししてくださっています。お楽しみに!

ここから世界を目指そう!JSC高等部ハワイセレクション

サッカーでアメリカの大学への道が拓ける!7月にハワイで合同セレクションを実施!
JAPANサッカーカレッジ(JSC)高等部では、2019年7月19日(金)~21日(日)にハワイ・オアフ島で、ハワイ大学、サンディエゴ・ゼストとの合同セレクションを開催!同セレクションにはアメリカ本土より大学コーチ陣が参加し、合格者には提携先であるアメリカの強豪大学への進学の道が拓かれる。未来ある多くの選手にアメリカ挑戦の機会を与えるため、中学、高校生の女子選手を広く公募している。

ハワイセレクション

  • 日程
    2019年7月19日(金)・20日(土)・21日(日)(2日間のみの参加も可能)
  • 対象
    将来、JAPANサッカーカレッジ高等部やアメリカの大学への進学に興味のある中学1年生~高校3年生の日本国籍女子選手
  • 会場
    ハワイ州オアフ島(アメリカ合衆国)
  • 参加チーム
    ハワイ大学ヒロ校、シャミナード大学、ハワイ・パシフィック大学、JAPANサッカーカレッジ高等部
    その他アメリカ本土より数校の大学コーチ陣が参加予定。
  • セレクション参加費
    200 USD

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