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すぐできる!今の我が子にぴったりなチームカテゴリ診断

サッカーを始めたい、というお子さんをお持ちのママ。
ひとくちに「サッカーチーム」といっても違いがわからず、どれがいいのか悩んでいませんか?

そこでさまざまな方向から、チーム選びのヒントを特集。まずは目的や環境、お子さんの特徴からぴったりなカテゴリーを導き出してみましょう。チームの移籍を考えているママも必読ですよ!

 
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カテゴリー別に比較検討!サッカー少年&サカママの1WEEKスケジュール

5種それぞれの1週間のモデルスケジュールを大公開!練習量やママのお手伝い度をじっくり比べてみてくださいね。見学&体験のポイントも要チェック。

地域密着サッカー少年団

地域の協力者がサッカーを指導
小学校単位や地域の協力者、選手のパパママによって運営されているチームのこと。指導者はプロではなく、サッカー経験者のアマチュアである場合がほとんど。月々の費用が安い分、炊き出しや送迎など、ママ自身がお手伝いする場面がたくさんあります。
また、練習は土日祝のみとしているチームも。アットホームな雰囲気でサッカーをやらせたい、ママもできるだけチームをサポートしたい、という人向き。

種類:小学校をベースにしたチーム、地域をベースにしたチーム

 

練習は土日祝のみというチームや、すぐに暗くなってしまう冬季は、平日の練習はナシというチームも。
ほとんどのチームで、ママの当番制を採用。お当番ママはコーチのドリンクを用意したり、子どもがケガをした場合の応急処置をしたりします。

費用: ★☆☆
練習量: ★★☆
ママのお手伝い度: ★★★
プロ志向: ★☆☆

所属チーム、選んだポイントは?

  • 子どもが通っている小学校で練習をしていたから。
  • 昔から地元にあるチームで、評判もよかったから。

総合型スポーツクラブ

さまざまな可能性にチャレンジ!
サッカーだけでなく、水泳や体操などさまざまなプログラムが用意されている総合的なクラブ。子どもに体力をつけさせたい、サッカー以外のスポーツもバランスよく体験させたい、いろんな可能性を試させたい、という人はこのような形態を選ぶのもひとつの手。
競技ごとにエントリーする必要があるので、あれもこれもと欲張って子どもがハードにならないよう、スケジュール管理をしっかり!

種類:NPO法人が運営しているチーム、スポーツクラブが運営しているチーム

 

週に1回練習を設定。子どもがほかのプログラムに参加するのはもちろん、大人向けのスクールがあれば親子で通うことができます。
お当番などはありませんが、見学に来たついでにボール探しを…など厚意でお手伝いしているママもちらほら。

費用: ★★☆
練習量: ★☆☆
ママのお手伝い度: ☆☆☆
プロ志向: ★☆☆

所属チーム、選んだポイントは?

  • サッカー以外の種目にも挑戦してみたかったから。
  • 大人向けや女子向けのプログラムもあり家族で楽しめると思って。

スクール

個人技を磨くいわゆる“サッカー塾”
Jリーグやクラブチームが“普及・育成・振興”を目的に活動。練習内容は個人技を中心に行っているので、個人のテクニックを磨きたい人にオススメです。クラブチームなど他チームとかけもちしている選手も多数。また、小さなお子さんがはじめに通うケースも多いので、これからサッカーを始めたいという子にもぴったり!
ただし、チームとしてサッカー協会へ登録していないので、公式戦の出場はできません。

 

練習は基本、週に1回のみ。練習時間は1時間半~2時間程度とスクールや選んだクラスによってまちまち。
子どもがまだ小さかったり、スクールが家から遠かったりするとママは送り迎えが必要になりますが、強制ではありません。

費用: ★★☆
練習量: ★☆☆
ママのお手伝い度: ☆☆☆
プロ志向: ★☆☆

所属チーム、選んだポイントは?

  • コーチ陣がすばらしく、そこにほれ込んだ!
  • 少人数制でじっくり技術が学べそうだったから。

クラブチーム(街クラブ)

チームの雰囲気や方針はさまざま
サッカーに特化し、複数カテゴリー(小・中・高等)で活動する“サッカークラブ”。さまざまな形態があり、なかには、幼児や社会人、女子の枠がある場合も。練習量も多いので、サッカーが好き、上達させたい、という人に最適。
また、チーム戦術や人間形成などにも力を入れているところもあり、指導方針や雰囲気はチームによって大きく異なります。気になるチームがあったら、特色をしっかりリサーチしておきましょう!

種類:街クラブ、企業からサポートを受けているチーム

 

平日の週2回が平均。加えて土日にも練習しているチームも数多くあり。地域密着型と同様、平日は放課後が練習時間になるので、冬季は走り込みなどのトレーニングが多くなるそう。
ママのお当番はなく、見学も行きたい人が行くという雰囲気。

費用: ★★☆
練習量: ★★☆
ママのお手伝い度: ☆☆☆
プロ志向: ★★☆

所属チーム、選んだポイントは?

  • 子どもが通っていた幼稚園が立ち上げたチームで、在園中からサッカーの授業があり、慣れ親しんだ環境だったから。

Jリーグ育成組織

プロを目指す選手が集う狭き門
Jリーグクラブの直下にあり、もっともプロに近い位置にあるチーム。プロフェッショナルな指導者のもと、“選手の強化”に注力した高レベルの練習を行うことができます。
ただし、誰でも入れるというわけではなく、事前にセレクション(テスト)があり、それにクリアした選手のみ加入することが可能。より高い水準の指導を受けたい、プロを目指したい、というお子さんをお持ちの方は挑戦してみては!?

 

週に5日と練習量の多さは他をしのぎます。月に一度、土日のどちらかがオフになることもありますが、たいていは練習か練習試合、公式戦が入ります。
子どもがほぼ毎日サッカーをやる一方で、ママの役目はほとんどなく、お弁当を作る程度。

費用: ★☆☆
練習量: ★★★
ママのお手伝い度: ☆☆☆
プロ志向: ★★★

所属チーム、選んだポイントは?

  • 母体のJリーグチームの試合を観戦したことが、子どもがサッカーを始めたきっかけだったので、ぜひ入りたいと思った。

入りたいチームが見つかったら、見学・体験へ!

HPの内容や他人からの情報だけでは、チームの全容はわかりません。「入りたい」と思うチームが見つかったら、ぜひ見学や体験に行きましょう。

その際、見るべきポイントは、自宅からの距離、チームやスタッフの雰囲気、練習内容や教育方針など。チームが強いか弱いかではなく、動機や目標とギャップがないかどうかが重要です。結局どんなチームでもプレーするのは子ども自身。何があっても本人の気持ちを最優先にすることを忘れずに!

チームを選ぶときのCHECK POINT

  • 無理なく通える距離であるか
  • 楽しんでプレーできる雰囲気か
  • 将来のビジョンとマッチしているか
  • 子どもが望んでいるか
  • 自立心が養える環境か
  • スタッフに情熱があるか

文/寺本忍