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ジュニアサッカーの世界を知る2つのキーワード

サッカーを始めてみて、サッカーの世界の複雑さを感じたことはありませんか?
そんなサカママのためにジュニアサッカーの世界をひも解く2つのキーワードを取り上げました。

①登録

日本サッカー協会(以下JFA)や地域サッカー協会、都道府県サッカー協会が主催・後援する公式的な大会に出場するには、JFAに登録することがあらかじめ義務づけられています。
登録するための方法は、2段階に分かれています。まずは、JFAに加盟登録している登録チ ームに所属することです。次にチームがその選手をJFAに登録申請し、JFAが承認することです。この2段階を経てようやく選手登録が成立します。
登録の際に発行される「選手証」はJFAによってその登録履歴が管理され、登録番号は一生を通じて有効です。

公式的な大会にはトーナメント戦形式のものと、リーグ戦形式のものがあります。
小学生世代では、JFAに登録されることで誰もが出場機会を得られる公式的な大会として全国少年サッカー大会があります。
選手登録は、だいたい4年生になる頃にする選手が多いようです。4年生頃から公式的な大会への参加機会があるため、その時期に登録する選手が多いのだと考えています。

②トレセン

トレセンとは「日本サッカーの強化・発展のため、将来の日本代表選手となる優秀な素材を発掘し、良い環境、良い指導を与えること」(JFAのHPより抜粋)を目的とした、ユース世代のためのJFAによる育成制度のことです。
所属チームの対戦成績に関係なく、選手個人を評価し、その向上を目的としています。

トレセンとはトレーニングセンター制度の省略です。そのことからもわかるように、「個」を高めるトレーニングが目的です。また、チームを編成し選抜大会に出場することもあります。

U‒12世代では、地区トレセンに始まり、いくつかの段階を経てセレクションされた選手たちが、頂点であるナショナルトレセンU‒12 9地域(北海道/東北/関東/北信越/東海/関西/中国/四国/九州・沖縄)メンバーとなります。
U‒12 のナショナルトレセンの次の世代は、ナショナルトレセンU‒14東日本/中日本/西日本になります。そしてU‒15からは、年代別代表選手ということになります。

また同時に指導者向けの講習会を開催し、地域への情報・知識を発信し、すべての選手が技術的に向上できるような体制をとっています。

取材・文/永田千華

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