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名波監督からボランティアコーチへ伝えたいこと

名波監督からサッカージュニアの育成に取り組むボランティアコーチへアドバイス。サカママも必読ですよ!

サッカーを愛し続けられる選手に育ててほしい

少年団にボランティアコーチは必要な存在だと思っています。生まれ育った地域で、サッカーが好きで教えているのであれば、それはすごくいいことでもありますしね。また、きっとそこには「現状よりも少しでもチームを良くしたい」という野心もあるでしょうから。 お母さんたちと同様にコーチたちにも、子どもたちを褒め、サッカーを楽しませることを大前提に指導してもらいたいと思います。プロや代表に選ばれる選手を育てることが目的ではなく、サッカーをずっと愛し続けられる――そんな選手に育つように指導してもらえたらと思いますね。

想定外のプレーは否定せず褒めてあげることが大切

指導をしていると、「こんなふうに試合を運んでくれたら」「教えた戦術も使ってほしい」といった思いもでてくるでしょう。それゆえ試合の中で、子どもたちが想定外のプレーをすると、否定したくなるかもしれません。でも、そのプレーに気づいたときは、否定するのではなく、プラスに捉え褒めてあげてほしいのです。とくにいい意味での想定外であったなら、子どもにとっては圧倒的な成功体験になるからです。

コーチを引き受けたら途中で放り出さないように

私自身、指導するうえで日々気にかけているのは、選手のコンディションとメンタルのこと。また、18人のメンバー以外の選手にも目をかけるようにしています。そういった選手のほうが、純朴に頑張って練習をしていたりするものです。それは、小学生を指導する際も同じ。いつも試合に出られない選手のことも、日頃からしっかりとみてあげてほしいと思います。 勝つことを大前提に、反復練習や色々なテーマを与える練習、それに協調性をもたらせるようなルールを設けてトレーニングを積んでいけば、子どもたちは、その中で成功体験と失敗体験を感覚的につかむようになるはずです。 そしてコーチを引き受けた以上は、途中で放り出さず、担当した学年が卒業するまでは続けてほしいと思うのです。そうすれば、子どもたちの性格や生活のリズムもわかっていくだろうし、子どもたちにとってもやりやすい環境になるはずです。成長する姿をみながら、チームを作っていっていただければと思います。

ボランティアコーチに心がけてほしい5つのこと

1.子どもを褒めて、サッカーを楽しませよう 2.サッカーを愛し続けられる選手に育てることを目的に 3.想定外のプレーをしたら、否定せずに褒めてあげよう 4.試合に出られない選手のことも、日頃から目をかけること 5.コーチを引き受けたら、担当した学年が卒業するまでは続けるのがベスト

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