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「個性」と「自信」で強くなる!

先日、あるサッカー少女からこんな相談を受けました。

「男子と一緒にサッカーをしていて、男子の方が上手くて、自信がなくなり、気持ちが弱くなって上手くプレーできません。」

この時の回答が、このサッカー少女だけでなく、多くのサッカー少女、そしてサッカー少年のためにもなると思ったので、今日は「個性」と「自信」について書きたいと思います。

男子(他の選手)と同じことができるようになろうとする必要はないということ

自分の個性にこそ、自分の可能性は秘められています。他の選手と同じプレーを追い求める必要はありません。

気持ちが弱くなることはどんな一流選手にでもあるということ

気持ちが弱くなっていることを責める必要はありません。どんな優秀な選手でも落ち込むことがあり、気分が乗らない時があります。大事なことは、苦しい時、上手くいかない時に、何を考えて、どう行動することができるか。
良い選手ほど、好不調の波がなく、安定した力を発揮でき、調子が悪い時の対処法を自分自身で見つけ、実行しています。

悩むのは一生懸命頑張っている証拠であるということ

「悩む」という行為は、頑張っている人にだけできることであり、成長過程の中で自分を伸ばすための重要な行動です。それだけ真剣に考えられる人は必ず成長できます。そして一生懸命頑張っている姿を周りの人たちは必ず見ています。そういう選手にはたくさんの良いサポート、アドバイスを得られるでしょう。

自分の武器が何かを知り、誰にも負けない何かを手に入れること

自分の個性を知り、最大限に活かせる可能性に挑戦する。誰にも負けない「何か」を持っている選手は絶対的な自信を持っています。コレなら誰にも負けない!といえる自分の武器をぜひ身につけてほしいと思います。

ライバル達は自分を高めてくれる、自分が成長するうえで必要な存在です。
ただし、戦うべき相手はライバルではなく、自分自身なのです。それを理解し、日々の練習に取り組むことができれば、今の自分が本当になりたい姿、そのために必要な練習を見失うことなく、取り組んでいくことができるのではないでしょうか。

自分が今できることにしっかりと目を向けて考えて、行動しよう!

WRITER PROFILE

野田恭平
1981年、神奈川県生まれ。サッカー親子講師。東京V、琉球、岐阜などでゴールキーパーとして活躍。現在は、全国のサッカー少年と保護者を対象に親子向けの親子イベントを開催し、「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに講演活動を展開。また、JFAこころのプロジェクトのメンバーとして、「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力することの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行なっている。サッカー少年を育てるママの悩みに真剣に向き合い、絶大な信頼を得ている。