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アビスパ福岡・野田直司コーチがサカママに伝えたい5つのコト

アビスパ福岡・野田直司コーチがサカママに伝えたい5つのコト

サッカーで必要な走力を身につけるために、ジュニア時代にはどんなことが大切なのか、サカママとしてできることを野田直司コーチが教えてくれました!

【Advice 1】サッカー以外のスポーツも経験させて、動作の引き出しを増やしてあげよう

有名なサッカー選手は、幼少期にサッカーとセットで別のスポーツもやっています。子どもによって体格や骨格、心肺機能などは違うので、どのスポーツがいいかは千差万別。例えば、バスケットボールやハンドボールは、攻撃から守備へなど素早い切り替えがサッカーのターンに、手を使ってプレーするゆえ目線を高く維持していることが、サッカーで目線を下げずプレーすることにつながるのです。ジュニア時代はできるだけいろいろなスポーツを楽しみながら経験させて、動作の引き出しを増やしてあげることが大事です。

サッカーで必要な走力を底上げしてくれるスポーツ

体操 ダンス 短距離走 バスケットボール ハンドボール など

【Advice 2】自然と身体を動かす中で、走力につながるフォームを意識させて!

子どもの走力を伸ばすには、自然に身体を使う環境をつくってあげて、親子で一緒に取り組むのもいいでしょう。鬼ごっこやボール遊び、スキップ、ケンケン、段差ジャンプなども、走力に必要なリズムやバランス、着地の安定につながるのです。こうした運動の際、「ママの指先を見て!」「指を何本立てているでしょうか?」「5+8は?」などと声をかけて子どもに複数のことを意識させると、よりサッカーに必要な“走りながら認知&判断する走力”につながっていくでしょう。

アビスパ福岡 野田直司コーチアドバイス

【Advice 3】走ることで成功体験を積んでいけば、あと1歩頑張れるメンタルの強さに!

サッカーでは、きつい場面であと1歩走れるかどうかが、勝負を分けることがあります。走りが苦手な子や諦めがちな子でも、「サッカーで走ることの価値」がわかれば、走り切れるようになっていくものです。そのためには、たとえ小さなことでも、練習や試合の中で「自分の走りが、いいプレーにつながった」「いつもより走ったことで、味方を助けた」といった成功体験を積み重ねていくことが大事。それが、あと1歩頑張れるメンタルの強さにもつながっていくのです。

【Advice 4】上手くできないトレーニングがあっても見守って!続けていれば、ある日突然できるように

日々の練習は積み上げていくものと思いがち。でも、昨日よりできないことがあっても気にしなくていいのです。それよりも、その日のベストを模索して「今日はここまで。続きは明日」と気持ちを切り替え、継続することが大事。今回紹介した「走力を伸ばすトレーニング」の中には、トライしてもできないメニューがあるかもしれません。でも、運動学習は、繰り返し練習をしていれば、お湯が100度を超えると急に沸騰するように、ある日を境に突然できるようになることも多いのです。親御さんは焦らず、見守ることが何よりも大切です。

トレーニング風景

【Advice 5】ジュニアの頃から自分の身体を知ることが大事。伸ばす角度や位置を考えながらストレッチを!

自分自身の身体のことをよく知っている選手がプロになり、海外でも活躍しているように感じています。ストレッチは、身体の硬いところや張っている部分など、自分の身体を知る作業でもあります。身体は何万通りにも動くので何も考えずにストレッチをするのではなく、少し向きや角度を変えて行うといいでしょう。例えば「少し股関節を開いたら外側が伸びるな」など、自分の身体と会話するようにストレッチを続けていると、「この筋肉、いつも張っている」など、気づきも出てくるはずです。張っていると気づいたら、ストレッチポールなどで1分程ほぐしておくことを忘れずに!

アビスパ福岡・野田直司コーチアドバイス

写真/©avispa fukuoka

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