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滝川第二高校【全国強豪校REPORT〜第103回選手権出場チーム特集〜】

滝川第二高校【全国強豪校REPORT〜第103回選手権出場チーム特集〜】

滝川第二高校

兵庫県/私立/[出場]3年ぶり22回目
【選手権最高成績】 優勝(2010年度)

ポゼッションサッカーに強度を加え「新しい滝二」が再び頂点へ

全国大会の常連としてその名を知られる名門校が、再び頂点を目指して戦う。新体制で指揮を執る小森康宏監督にとって、就任1年目での選手権出場の快挙も「試行錯誤を繰り返して何とか結果を残せたという感覚。決して順風満帆ではなかったです」と振り返る。亀谷誠前監督から引き継いだパス重視のサッカーに1つひとつのプレー強度を高めて1年間チームを創り上げてきた。

8年ぶりの新人戦制覇、プリンスリーグ関西2部3位、そして3年ぶりの選手権出場。好成績の裏には1年目のチーム作りの苦労があった。「体制変更で選手も指導者側の様子をうかがっていたと思うし、我々もどこまで踏み込んでいいか手探りからのスタートでした。新人戦で優勝したけど、お互いに踏み込めない状態のままインターハイ予選に入ってしまい、結果AIE国際高校に準決勝で敗退してしまいました」(小森監督)。

しかし夏の敗退がチームを変える。強度の部分、特に走ることに消極的だったチームが、選手サイドから「このままではダメです」と監督に進言し、トレーニング内容を修正して走り込みを徹底。新体制故の探り合いは解消され、今ではエースで主将のMF三宅蔵ノ助を中心に選手からミーティングを行い、チームの士気は高まっている。

「初戦の山梨学院は攻撃に長けたチームですが、じっくりと守りきればウチにもチャンスがあると思う。選手たちには選手権という大舞台で、通用すること、しないことを肌で感じ、次のサッカー人生につなげてほしいと思います」。(小森監督)

過去の栄光に甘んじることなく、新たな歴史を刻む覚悟を持った彼らがどんなドラマを見せるのか。名門復活への期待を背負い、滝川二高は再び全国の頂を目指す。

 
選手権に向け1カ月。キツイ走り込みを中心に、強度の高いトレーニングに励む。
 
エースで主将のMF三宅蔵ノ助。兄もかつて帝京長岡の主将として選手権上位にチームを導いた。初戦の山梨学院に向け「相手の攻撃を最小限に抑えて、自分たちの得意とするサッカーにもっていきたい」と意気込む。

竹本航(GK/3年生)

 

「県予選決勝では10人で戦ったにも関わらず、守りきれたことはよかったです。自分はこれまでパワーがなかったので、今年はフィジカルの向上に努めた1年でした。おかげでゴールキックやプリンスリーグでのクロス対応でも自信を持ってやれています。選手権では安定したセービングを見せて、前線の選手を後押ししていきたいです」

空久保善(FW/2年生)

 

「藤田仁朗君(神奈川大学)の世代の滝二のプレースタイルにあこがれて、サンフレッチェ広島のジュニアユースから越境して頑張っています。滝二のために1点でも多く取ってチームに貢献したいと思っていたので、大会6ゴールできたことはよかったです。選手権は憧れの舞台。最終ラインから抜け出しに自信があり、決定力…はまだまだですが、選手権で得点できるように頑張ります!」

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