サカママあるある? 「ゲン担ぎ」について聞いてみました!
サカママコラムをご覧の皆さま、こんにちは。ライターのまりこです。
みなさんは、お子さんの大事な試合や大会の前に、良い結果になりますようにと願いを込めて「ゲン担ぎ」をすることはありますか? 私はある「ゲン担ぎ」を自然とやり始めて、それが自分でも笑ってしまうような妙なこだわりになっている、ということに気づきました。面白かったので、今回はサカママならではの「ゲン担ぎ」について書いてみようと思います!
謎にゲン担ぎアイテムと化した「ピアス」
ゲン担ぎとは、子どもの活躍やチームの勝利を呼び込もうと、縁起が良いと感じる行いをすることですね。私がいつのまにかゲン担ぎとしてこだわっていたのは「ピアス」です。
あるとき、鏡を見ながら「この服装にこのピアスはさすがに似合わないよなぁ。でも、最近チームの調子上がってるし、我が子もシュート決めたし、、、ピアス替えて運気変わったらやだなぁ…」と、そんなことを思っている自分にハッとなり、我に返りました。
「このピアスをしていると子どもの調子が良かったから替えたくない!」とか、「今日はチームが負けたから、気分一新でピアスを替えよう」など、昨年あたりから大真面目に考えていた自分がいたのです!!!! ピアスが勝手に子どものサッカーの運気を上げるゲン担ぎアイテムに成り代わるという事態。「服に合わせてこのピアス♪」とか、「今日はゴールドよりシルバーが合うファッションだからあのピアス」など、おしゃれアイテムとしてピアスを楽しんでいた自分はどこへやら(涙)。
さらにびっくりなのは、「もうこんなこだわりやめて自由にピアスを付け替えよう」と思いながらも、やっぱり子どもたちのサッカーの調子が良いと、つい同じピアスにしてしまう自分。我ながら、自分のサカママっぷりに苦笑いです。
子どものこだわりから生まれるゲン担ぎあるある
このように謎なゲン担ぎをするサカママはきっと私だけじゃない! そう思って、周りのサカママに聞いてみました。すると、ママというよりも、子どもがこだわるからサカママも気を配る、そんなゲン担ぎがいろいろと出てきましたよ!
食でゲン担ぎ
大事な試合の前日はカツを出しがちだという話。べた中のべた、“カツ”と“勝つ”の語呂合わせによるゲン担ぎですね。カツカレー、かつ丼、カツサンドなど。とりあえず勝利を呼び込むために気合い入れてカツ食べとこう! と、我が家もテンション高めにカツを用意することがあります。
あと、大事な試合当日に家で食べる食事は絶対「うどん」にしてくれと、子どもから頼まれているというサカママがいました! これはジュニアユースのお子さんのエピソードなので、ゲン担ぎと同時に、勝利のためのルーティン、勝負飯ともいえそうです。うどんは消化に良いし、実際にうどんを食べた日はプレイの調子も良いと、子ども自身が実感したのでしょうね。ママが大事な試合だということを忘れてうっかりラーメン&揚げ物を出すと、怒られてしまうそうです(笑)。
シューズでゲン担ぎ
以前大会で優勝していたときに履いていたシューズは、いつまでたってもゲン担ぎ的に履きたがる、という話もありました。ただ、困るのはシューズがボロボロになってきたとき、新しいのにしようとママが提案しても、古いほうを捨てさせてくれないことだそうです。家に無限にシューズが増えていくのは正直困りますね。
我が家も、特に次男はシューズのフィット感に敏感で、スパイクやトレシューのモデルを替えるとプレイに影響が出てしまうような気がして、ずーっと同じメーカーの同じモデルを購入し続けています。実際はちゃんと足に合うモデルであれば替えたって問題ないのでしょうけれど。調子を落とさず安心して試合に臨みたいという意味では、これも一種のゲン担ぎでしょうか。
ウェアでゲン担ぎ
面白かったのは、ウェア系のゲン担ぎです。大会で優勝したときに着用していた肌着やソックスは子ども自身がしっかり覚えていて、大事な試合の日はそれを着用するようにしているという話が多かったです。特にパンツ! パンツへのこだわりを持つ子どもたちが多いこと! いわゆる「勝負パンツ」というやつですね。
次男は幼稚園や低学年のころは、大好きなアニメのロゴが入ったパンツを勝負パンツにして、大事な大会の日は決まってそれを履いていました。私も「明日は大会だから勝負パンツだね」と積極的に勧めていました(笑)。主人公のように勇気を持って戦えるようにと。そのパンツがサイズアウトしてからはこだわりがなくなりましたが、可愛い思い出です♡
でも、高学年や中学生になっても、パンツにこだわる子はこだわるらしく、大事な試合の日に絶対に履く勝負パンツがあると、ある中学生ママが教えてくれました。きっかけはそのパンツを履いているときに良い結果が出たからだそう。当の本人は、肌触りが良いから、とか、フィット感が好きだから、と説明しているそうですが、それは後付けの理由だとママは分析しているとのこと。洗濯をしたら、決まってパンツコーナーの分かりやすいところにそっと置いておくように気遣っているんだそうです。母の愛ですね。ただし、大事な試合が連日だとお洗濯が厄介だと嘆いていました!
ゲン担ぎは勝負アイテムや必勝ルーティンにもなる
話を聞いていて思ったのは、子ども自身のこだわりからゲン担ぎが生まれることが多いんだなぁということ。自信を持って試合に臨むために、勝負アイテムや勝利のためのルーティンを持っているというのは、プロの選手でも多いと聞きますよね。ジュニアやジュニアユース世代でも、プロ顔負けのゲン担ぎをしている子がいるんだなと思うと、とても微笑ましかったです。
そのアイテムやルーティンにこだわりすぎると、それはそれで大変かもしれません。ですが、子どものこだわりをそっと親がサポートしてあげるだけで思い切ったプレイの後押しになるのであれば、ゲン担ぎってなかなか侮れないなと思いました。
とはいえ、私のピアスは子どもに無関係で全くゲンを担げていないのですが! それでも、直近の大会で優勝したので、やっぱりそのときに付けていたピアスはしばらく替えたくないんだよなぁと、もはやゲン担ぎではなく呪縛のようになっています(笑)。
今月も最後までお読みいただきありがとうございました。