「サッカーを仕事にする」ということ #04 KDDI株式会社 佐伯凌汰さん | サカママ メインコンテンツに移動
「サッカーを仕事にする」ということ #04 KDDI株式会社 佐伯凌汰さん

「サッカーを仕事にする」ということ #04 KDDI株式会社 佐伯凌汰さん

サッカービジネスの最前線で働く人々を特集する恒例企画。今年はサッカー日本代表を支援する企業の方々を中心にお話を伺った。ユニフォームや会場のバナー、中継映像で流れるCMなどで露出するブランドロゴ。その背景には関わる人々の想いや目的、そして夢が込められている。“選手”ではない各々のサッカーとの人生の関わり方を紹介する。

今回はKDDI株式会社 佐伯凌汰さんに「メタバースの可能性」「スポーツ協賛の取り組み」「サッカー日本代表について」などサッカーと通信業界の関わりについてなどお話を伺った。

佐伯凌汰さん

佐伯凌汰さん(SAEKI RYOTA)

KDDI株式会社 ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部

1990年10月7日、埼玉県出身。大学で機械工学を学び、卒業後にKDDI株式会社へ入社。スポーツや文化への協賛、さらにそれらと通信を掛け合わせたサービスを通じてブランドメッセージを発信するブランドマネジメントに従事。リアルとデジタルの架け橋として『誰もが思いを実現できる社会』づくりに尽力している。

Q1 高校時代に努力したこと

吹奏楽部と動画作成に没頭。何気ないことが今につながる

「高校時代は吹奏楽部に所属し、スポーツにはあまり関わりはありませんでしたが、仲間たちと一緒に映像編集に没頭していました。たまたま始めた趣味が、後に職業としてつながることもあるんです。皆さん、勉強や趣味を怠らないようにしましょう(笑)」

Q2 現職への経緯は?

通信業、そして再びスポーツのサポートへ

「ものづくりに関わりたいと思い、大学で機械工学科に進学しました。大学と大学院で学びながら、未来の時代に通信が重要になると感じました。そのタイミングで、携帯電話がスマートフォンに進化し、多彩なサービスを提供するKDDIに魅力を感じ、入社しました。入社後、関西や海外の支店、スタートアップ企業を支援する部署を経て、現在はスポーツとそのファンを協賛を通じてサポートする業務に従事しています」

Q3 現在の業務内容は?

協賛を通してブランディング

「ブランドマネジメント部では、auやKDDIのブランドを管理し、ブランドメッセージを顧客に伝える役割を果たしています。特に後者では、スポーツ協賛など様々な『体験』に基づいた施策を通じて、SNSやウェブでブランドメッセージを伝えています」

Q4 スポーツ協賛の取り組みとは

『通信×スポーツ』でさまざまな観戦体験を

「サッカーや野球、eスポーツなど、さまざまなスポーツイベントを、我々の通信サービスと連動させてサポートしています。サッカーでは、『メタバース観戦』という形で、自分のアバターが会場スクリーンに表示され、リアルな応援ができる体験が主力です。野球では、スマートフォンアプリ内でカメラ操作が可能なマルチアングル観戦を提供しています。さらに、メジャースポーツだけでなく、eスポーツやSUPER GTなどのイベントにも協賛し、ファンとともにブランディングに貢献しています」

Q5 サッカー日本代表について

対コロナのメタバース観戦、生の熱量を広く届けたい

「2016年から、通信とサービスを通じてサッカー日本代表をサポートしてきました。特に『メタバース観戦』は、長期にわたるコロナ禍の中で誕生し、会場へのアクセス制約や制限があったにもかかわらず、多くの人に生の応援とスポーツの熱量を体験してもらえたことを自負しています。今後もさらに発展させていく予定です」

Q6 メタバースの可能性は?

非日常空間から日常へ。スポーツ観戦も生活の一部に

「スポーツ観戦は、リアルで応援することが最高の体験と言えますが、すべての人にはそれが難しい場合もあります。距離や身体の制約があるかもしれません。しかし、メタバースを通じて、スマートフォン1台でどこからでも参加できるようになります。多くの人がリアルの熱量を感じながら、同じ熱気で応援できる環境を提供します。高校生たちは既にオンライン空間でリアルな音楽ライブなどを楽しんでいると思います。アクセスが簡単になることで、スポーツ観戦が日常の一部に組み込まれていくでしょう。リアルの体験が難しい人も、メタバースを通じて新しい体験ができる多様性のある場所になるでしょう。我々は2030年に向けて『誰もが思いを実現できる社会をつくる』というビジョンを掲げています。KDDI の通信がその実現に向けて、メタバースの重要な要素になると確信しています」

Q7 仕事のやりがいは?

現場に立ち、改めて喜びを実感

「トップアスリートから子どもまで、さまざまな人と関わりながら、世の中をワクワクさせることができる仕事だと感じています。コロナ禍も落ち着き、スポーツイベントで選手やファンと交流する機会が増えました。スポーツは個人だけでなく、サポートする人々がいてこそ成り立つことを改めて実感しています。このリアルな素晴らしさを、バーチャルを通じて多くの人々に伝えていくことが私たちの目標です。今も日々ワクワクしながら仕事をしています(笑)」

Q8 高校生に伝えたいことは?

想像できない将来へ、今できることを全力で

「私が高校生の頃、今の仕事に就くとは想像していませんでした。ですが、今を全力で楽しむことは大切です。興味を持ったことに果敢に取り組み、すぐに結果が出なくても諦めずに続けてください。そして、思い出をたくさん記録しておくと、将来の自分にとって宝物となるはずです」

思い出の1ページ

スポーツの魅力を実感した女子サッカー決勝戦
21年10月から協賛担当になりましたが、コロナ禍でなかなかリアルのイベントができませんでした。そんな中、高校女子サッカー選手権の決勝(ノエビアスタジアム神戸)が初めて参加したリアルのスポーツイベントで、仕事のやりがいを実感できました。

ある一日のスケジュール

06:00 起床/朝食
08:15 出発
09:00 オフィス到着/業務開始
18:00 業務終了
19:00 飲み会
23:00 帰宅
24:00 読書/SNS/ニュースザッピング
25:00 就寝