「サッカーを仕事にする」ということ #02 ANA 大橋昇吾さん | サカママ メインコンテンツに移動
「サッカーを仕事にする」ということ #02 ANA 大橋昇吾さん

「サッカーを仕事にする」ということ #02 ANA 大橋昇吾さん

サッカービジネスの最前線で働く人々を特集する恒例企画。今年はサッカー日本代表を支援する企業の方々を中心にお話を伺った。ユニフォームや会場のバナー、中継映像で流れるCMなどで露出するブランドロゴ。その背景には関わる人々の想いや目的、そして夢が込められている。“選手”ではない各々のサッカーとの人生の関わり方を紹介する。

今回はANA CX推進室 グローバルマーケティング部 大橋昇吾さんに「サッカー関連の事業」「日本代表支援」「価値共創事業」などサッカーと航空会社の関わりについてなどお話を伺った。

大橋昇吾さん

大橋昇吾さん(OHASHI SHOGO)

ANA CX推進室 グローバルマーケティング部

1988年8月24日、神奈川県横浜市出身。大学卒業後に通信教育事業を行う企業を経てANAに中途入社。マーケティングの経験を活かし、訪日外国人向けのプロモーションなどを担当した後、現在の部署へ。中学生までプレーしていたサッカーとの関連事業を担当し、航空会社という立場から各カテゴリーの挑戦をサポートしている。

Q1 スポーツとの関わりは?

サッカー中心のスポーツ経験、社会人でもフットサル

「幼稚園から中学生までサッカーをやっていました。高校ではテニス部でしたが、大学でサッカーのサークルに入ったり、社会人になってからもフットサルをやったり、サッカーと関わる機会が多かったですね」

Q2 現職への経緯

入社後は東京五輪、インバウンド施策を担当

「高校時代は、『漠然と大学に行って、良い企業に就職できたらいいな』という感じでしたね。大学卒業後、最初は別の会社でマーケティング関連の仕事をしていました。そして、2019年11月に、7年半ほど勤めた会社を離れ、ANAからお声がけを受け、中途で入社しました。入社当初は観光アクション部というところで、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、地方自治体と連携した訪日外国人へのプロモーションなどのインバウンド(海外から日本への旅行)施策を担当していました」

Q3 CX推進室とは?

顧客の体験価値向上を目指す

「CXは『Customer Experience=顧客体験』の略で、顧客体験や顧客体験価値を指します。当社の場合、CX 部門は旅行前から飛行機での体験、そして旅行後までの体験価値を最大化させることを目指す部署です。その中で、私たちのグローバルマーケティング部は、国内外マーケットを問わず、グローバルな視点でマーケティングを推進しています」

Q4 サッカー日本代表について

世界への挑戦を応援

「当社のグローバルマーケティング部は、サッカー日本代表を通じたプロモーション活動の窓口をしています。サムライブルーやなでしこジャパンを含む全てのカテゴリーの選手たちが世界に挑戦する姿勢に深く共感しており、特に『目標に向かってたゆまぬ努力をする姿勢』という点は、ANAが長年にわたり受け継いできた行動指針と共通する部分が多いと感じています。そうした理由から、私たちは一緒に世界に挑戦し続けたいという想いで契約に至りました。私たちは全てのカテゴリーに対するサポートを提供し、選手や審判の育成、そしてグラスルーツ事業など、サッカー界全体に向けた支援を行う予定です」

Q5 事業のテーマについて

『TEAM BLUE ~世界に羽ばたく翼になる~』

「当社の主要業務はお客様を飛行機で目的地にお届けすることです。その目的地がサッカーの試合から始まることもありますし、観光や国際的な交流を通じて、日本と世界との関係を発展させたいと考えています。私たちはこのテーマを具現化する一環として、2023年6月下旬に、日本代表の三笘薫選手と個人のスポンサー契約を締結しました。三笘選手のプレースタイルは、カタールワールドカップでも話題となった『三笘の1ミリ』のように、最後まで諦めずに挑戦し続ける姿勢が多くの人々に感動や勇気を与えてくれました。また、ANAの経営ビジョンである『ワクワクで満たされる世界を』というコンセプトとも共鳴する部分があるため、この契約に至りました」

Q6 実際にどのような活動を?

サッカーとANA双方の良さを合わせた施策を

「先日行われたFIFA女子ワールドカップ2023の際には、女子では初めてとなるチャーター機での移動を行いました。長い移動時間で心身の負担が大きいと思うので、食事や睡眠といった快適な空間で送り出せて良かったですね。ベスト8という結果でしたが、多くの方に感動をお届けできた一因になれたのではと思います。その他にも、サッカーと我々の双方の良さを活かして、地域社会の皆様に向けた価値共創事業を展開していきたいと思っています」

Q7 価値共創事業について

観戦、遠征などさまざまな移動をサポート

「コロナ禍で制約されていたサッカー観戦の機会が緩和されつつあります。そのため、多くの人々が実際のスタジアムで熱狂を体験できるよう、当社の主要業務を通じてサポートを提供したいと考えています。また、インバウンド(海外から日本への旅行)も回復していることから、国内旅行やアウトバウンド(日本から海外への旅行)も再び促進したいと願っています。これは日本代表に限らず、例えば青少年の海外遠征などにも適用され、多くの場面でサポートを提供できればと考えています。今回の事業は、これまで飛行機に乗る機会がなかった方や当社と接点のなかった方にも興味を持っていただくきっかけとなるでしょう。サッカーをきっかけにして、『旅行に行きたい』『観戦に行きたい』と思っている方々が、その際に当社を選んでいただければ幸いです」

Q8 高校生に伝えたいことは?

目の前の興味があることに、全力で挑んでほしい

「興味を持ったことに対して、どんどんチャレンジしてほしいと思います。まず目の前の課題に全力で取り組んだ上で、そこから新たな可能性を見つけてみてほしいと思います」

思い出の1ページ

三笘薫選手の契約会見
23年6月に行われた、三笘選手との個人スポンサー契約の会見です。世界を舞台に挑戦を続ける選手にワクワクと感動をもらった方は多いと思いますし、そんな選手をサポートできることを誇りに思っています。

ある1日のスケジュール

9:00 出社(メールチェックなど)
10:00 資料作成
12:00 昼食
13:00 課のMTG
14:00 サッカー関連MTG(キャンペーン対応など)
15:00 デスクワーク(サッカー関連)
17:00 広告代理店とのMTG(サッカー以外の業務)
18:30 退社