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ジュニアサッカーで親子ともに学んだこと

ジュニアサッカーで親子ともに学んだこと

積雪もあった寒い冬が終わり、気付けば寒さの緩みと共に夕方の日の長さも感じられる様になりましたね。そして、先週我が家の次男は無事に小学校を卒業しました。

息子の長い様で短かった6年間の小学校生活には、いつもサッカーが隣にありました。
今回のコラムでは、小学生のジュニアサッカーで学んだ事などを振り返ってみたいと思います。

どんな時でも楽しむ事を忘れない

チームへの気遣いと礼儀 

幼稚園の頃からボールと常に一緒の息子。小学生になり、試合をしていく中で楽しいだけではなく、いつしか悔しい気持ちが芽生え、気付けばもっと上手くなりたい!と気持ちにも大きな変化が見られる様にもなりました。

時には心が折れそうにもなり、目に涙を浮かべた日も…。でもどんな事があっても、息子は「サッカーを辞めたい」と言ってきた事はありませんでした。それは、ずっと息子が言っている「楽しいが勝つんだよ!」です。

どんな辛い事があっても、サッカーの楽しさを知っているから。そして「プロサッカー選手になる!」という目標があって、サッカーは辞められない!と…。

つい最近でも、試合の帰りに「俺さ、今日プレーしながらめちゃくちゃ楽しくて、マジで気持ちよかったなー!なんか、生きてるなーって思えた!」なんて言う息子に、大袈裟だな〜(笑)なんて思ったのですが、表情を見ると本心なのだろうなーと感じ取れました。

学校の家庭訪問や面談の時にも先生からは「〇〇君の頭の中はサッカーでいっぱいですね!」と言われてしまうほど、工作・作文・絵画も本当にサッカーだらけでした(笑)。 こんなにもサッカーが好きになったのは、このジュニア時代に楽しい経験を沢山してきて、サッカーに夢中になったからだと思います。

失敗してもポジティブな気持ちが成長へと繋ぐ

チームへの気遣いと礼儀 

息子がこの6年間でサッカーを通して、精神面でも大きく成長したと年々実感していました。最初は「失敗したくない!ミスしたらどーしよ…」という不安を抱きながらサッカーをプレイしていましたが、数々の失敗を重ねていくうちに、失敗は怖くない!失敗したって大丈夫!と高学年になるにつれ変わっていったそうです。

何よりもプロサッカー選手を夢見る息子は、ミスをして落ち込んでいても「次がある」と気持ちの切り替え方を学び、諦めない気持ちを持ちながらサッカーと向き合っていました。 そんな息子を見てきて思ったのは、強い心を作る一番の材料は「失敗を沢山する事」なのかな?なんて思ったりもしました。

自立心は自然と身についていく?

ある日の出来事をきっかけに、息子に「自分の事は自分で!」を徹底して自立を見守って行こうと思った事がありました。
息子が低学年の頃に初めて試合に参加した時、会場に着いてお弁当・水筒・トレーニングバック・ボールを持った所、何度も落ちては拾いを繰り返していたので、私はすぐにボールと水筒を持ちました。

すると息子からは「ダメだよ。自分で持つから、触らないで!」と思いもよらぬ言葉が。
普段なら「持ってよー」なんて言ってくるのに、理由を聞いてみた所、「前にコーチが自分の荷物なんだから、自分で持つ!お母さんに持たせるな!って他のメンバーに言ってたんだよ!」と私は驚いたと同時に自分が直ぐに手を貸してしまった事に猛反省!

まだ幼いと思っていてもちゃんと意味を理解して実行する姿を見て、スポーツの世界は、こういう所から年齢関係なく自立心を育てていくのかと再認識させてくれました。

チームへの気遣いと礼儀

そして、サッカーを通して挨拶などの礼儀も多く学んだと思います。
学校の先生や近所の方からも挨拶で褒めて頂く事もありましたし、お店で買い物をした時にもお肉屋さんのおじさんが「挨拶が良いねー!何処のチーム?焼き鳥オマケしてあげるよ!いっぱい食べて頑張るんだよー!」なんて嬉しい事もありました。

息子が「挨拶は基本だから。それに俺、今チームのTシャツ着ているし、俺1人の行動によって、チームの評価が判断されるかもでしょ?」と答えていた時は、ちゃんとチームの事も気にしながら行動している姿にビックリしました。プレー以外にもたくさんの事を学んでいるのだなと気付かされました。親が思っている以上に子どもは出来るし考えています。

こうして思い返してみると、サポートしてきた私もたくさんの事を学んだり体験したりしたと思います。サッカーをしていなかったら、間違いなく救いの手も先回りして助けていました。今でも手を差し伸べるか?見守るのか?口を出すのか?など悩むこともありますが、簡単に折れてしまわない心作りの為にも、自立心を育てる為にも、失敗を繰り返しながら成長を見守っていくのがジュニアの年代では特に大事なのかなーと思いました。

チームへの気遣いと礼儀 

たくさんの事を学び成長としたジュニア時代

この6年間を通して大変な事も沢山ありましたが、やっぱりサッカーをやっていて本当に良かったなーと思う事の方が遥かにありました。次のコラムを配信する頃にはユースでの活動も始まっています。

ジュニア時代でたくさん経験した事を活かして、ユースでもサッカーを楽しみながら、色々な事を経験し学んでいって欲しいと思います。

WRITER PROFILE

yumika
yumika

大学1年と中学2年のサッカー大好き兄弟を持つサカママ。サカママ歴9年。
子ども達のサポートで心掛けている事は、自分の時間も大切にし、ストレスフリーなサカママライフを送る事。マイペースで常にポジティブ思考な子ども達とのサッカーでの出来事などを発信していきます。少しでも参考になったり、共感して貰える事があれば嬉しいです。