冬場の脱水症状に注意!水分補給のポイントとは?
サカママ読者のみなさま、はじめまして!
ダンス好きな高校生の娘、小学5年生のサッカー大好きな息子をもつサカママ歴5年目のchieです。看護師、食生活アドバイザーの視点から子どものサポートで気をつけていることなどをお伝えできたらと思います。どうぞよろしくお願いします。
さて、屋外スポーツで気候変化に対策が必要なサッカー。今回は、寒さが厳しいこの季節に気をつけていることをお話ししたいと思います。
冬の脱水症状に気をつけて!
冬の季節に我が家が気をつけていること…それはズバリ「脱水症状」です。
「寒くて汗もかきにくいのに脱水症状って?」と思うかもしれませんが、夏場とはまた違った、冬特有の理由で脱水になる可能性があるんです。
自覚することはありませんが、私たちの体では目や口の粘膜、皮膚、そして呼吸などからも自然と水分が失われて行っています。冬は屋内外ともに空気が乾燥しているので、その自覚しないうちに失われる水分の量が増えているのです。
夏場は汗をたくさんかくので、「水分をとらないと熱中症、脱水症状になってしまう!」と常に水分補給を意識していると思いますが、冬場は汗をかく量が少ないですし、汗をかいてもすぐに蒸発してしまうので、なかなか水分補給の意識が持ちにくいですよね。
それでは、どういった対策が必要になるのでしょうか?
冬場の水分補給のポイントとは?
まず、のどの乾きを感じた時点で脱水症状のはじまりとも言われていますので、のどが乾いていなくてもこまめに水分をとることを意識しましょう。特に子どもは大人に比べてのどの渇きを自覚しにくいので、注意が必要です。我が家では、持たせた飲料の減り具合をチェックするようにしています。また、競技に集中している時などは、特に声掛けをして水分をとるように促しています。
そして、水分とあわせてとってほしいのが電解質です。「電解質ってよく聞くけど何?」と思うかもしれませんね。電解質は神経・筋肉機能の調整、酸と塩基のバランス・水分バランスを維持する役割を担っているもので、もともと私たちの身体の水分にも含まれています。激しい運動などで汗をかき水分が失われると、体内の電解質のバランスが崩れてしまうので、倦怠感、頭痛、吐き気、めまいや血圧・臓器への血流低下といった、いわゆる脱水症状が現れるということです。
主な電解質としてはナトリウム、カリウム、マグネシウム、リンがありますが、電解質は体内で自ら作り出すことができないので、食事や飲み物から摂取することが必要です。このためにはイオン飲料、スポーツドリンクなどが便利。スポーツドリンクを温めてレモン果汁を入れるとクエン酸が加わり疲労回復にも繋がるのでオススメですよ。
また、運動の前後には保温、栄養摂取のために温かいスープや汁物をとるのもオススメです。特に水分は体温を調整する役割もあるので、冬場は冷たいものよりも常温がベター。我が家はミネラルウォーターに白湯を足して、息子が飲みやすい温度に調整しています。
尚、お子さんの試合を観戦しているママ、パパは温かい飲み物を飲んでいることが多いと思いますが、コーヒー、紅茶は利尿作用があるので飲み過ぎると脱水状態になりやすいので、気をつけてくださいね。
冬場のサッカー、大人も子ども思う存分楽しめるように、気をつけていきましょう!