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思春期の中学サッカー時代、親はどう関わっていく?

こんにちは!
サカママ歴10年目、中3と中1の思春期真っ只中の息子をもつ母、寺園静代です。
普段はマザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャーとして、子育て中のお母さんのコミュニケーション力を高める講座をお届けしています。

イヤイヤ期、思春期とはよく言ったものだと感じる今日このごろ。
これまでの子育てを振り返って自分と子どもとの葛藤を折れ線グラフにして例えて見た時に、イヤイヤ期と思春期以外のジュニア世代はまだ親と子の感情が緩やかだったのではないかなーと最近気づいたんですよね。イヤイヤ期を乗り越えて、だいぶお兄ちゃんになって手がかからなくなってきたなーと感じていたら、今度は思春期突入で折れ線グラフもかなり振り幅大きくなってきました。

実際、周りのママからも、イヤイヤ期と思春期についてのお悩みをいただくことが多いです。思春期に関しては私もまさに実体験中ですので、お気持ちもよく分かります。この頃の子ども達に共通して言えるのはやっぱり、「自我の芽生え」ですよね。

中学生は大人!どんな関わり方が必要?

今目の前で起きる様々な課題を子どもが自分なりにどう乗り越えるのか、子どもは子どもの考えがあって、失敗や成功を繰り返して成長しながら大人になるということは頭では理解しているのですが、色んな経験から母になった私たちはついつい、子どもが失敗しないように口うるさく先回りしてしまいます。そうやって親の希望を押し付けてしまうと、どうしても衝突してしまいがちです。

私の息子たちも、ジュニア世代のときは素直に話を聞いてくれていましたが、思春期に入っていくと拒否されることもかなり増えました。さすがに中3ともなると私もだいぶ学習しまして(相当息子と衝突しました…)、そんな時は自分の中学、高校のころの気持ちを思い出して寄り添う努力をしています。

そして、中学生ともなると公共施設や移動機関などではしっかり大人料金がとられるようになるわけです。1人の大人として関わるよう意識をしていますが…そうは言ってもまだ中学生。どこまでが大人としての関わり?と頭を悩ませながらも、親としては、
・とにかく信じて見守る
・話をしてくれる環境をつくる
・子どもが迷ったら手をさしのべられる、助言できる、安心させられる距離感に居る

ということが必要なのかなと感じています。

クラブチームから部活に移籍した長男の中学サッカー

そんな私と相当衝突してきた長男ですが、中2の時に高校進学を見据えて、お世話になっていたクラブチームから部活に移籍をしました。沢山話し合って、最終的に本人が決めた意向です。同じサッカーでもクラブと部活では違いが沢山あります。それぞれのメリット・デメリットを感じながらも、自分で選んだ道を受け入れて頑張ってきました。

そして中3になり、ついに引退も見え始める時期になりました。先日は市の総体がありました。他の部活では引退してしまう三年生もいる大きな大会です。キャプテンをさせてもらっている長男にとっても集大成の機会と言えます。

なんとか県大会への切符を手に入れたものの、結果は目標には手が届かずベスト8。帰り際に悔しいと漏らすと思っていたのですが、帰ってきた言葉はとても意外なもので、「悔しいけど、なによりメンバーがみんな気持ちを一つにして頑張っていたのが伝わってきて、みんな出来なかったことが出来るようになっていて、ほんとに成長した!あんなに頑張ってこの結果なら俺は嬉しいよ」と言ってきました。

クラブにいたらもっと上を目指せていたかもしれない結果。ですが、我が子ながらそんなことを言えるくらい成長したんだと嬉しくなりました。負けたことや結果に対して親がとやかく言ってしまっていたら、その言葉は聞けなかったかもしれない。黙って見守ってきた私自身もこれでよかったと思えました。

結果だけではない、サッカーというスポーツにますます魅力を感じた中学時代。8月いっぱいで受験のために引退となりますが、どんな最後を見せてくれるのか、そして高校以降のサッカーでもまた新しい発見があるのかと思うと、まだまだ楽しませてもらえそうだなと感じています。

そして、こんなバトルもよくしたよねって笑って話せる日がくるまで、引き続き思春期の子育てに向き合って行こうと思います。

最後までお読み下さりありがとうございました。

WRITER PROFILE

寺園静代
寺園静代

マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャー

幼稚園からサッカーを学ぶ中学校3年生と中学校1年生のサカママ。コツコツ努力家の長男と、運動神経が良く器用な次男。タイプの違う二人の能力を引き伸ばしてあげるために、コーチング的こどもとの関わりを活かして奮闘中。将来社会において求められる能力No.1は『コミュニケーション力』と言われる中で、チームプレーであるサッカーにおけるコミュニケーションの大切さを伝えます。