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サッカーファミリーのお出かけにオススメ!球技上達の神様がいる「白峯神宮」って?

こんにちは、いつもコラムを読んでいただきありがとうございます。
今までのコラムは育成や食育について書いてきましたが、今回は少し趣向を変えて、サッカーファミリーにオススメのお出かけスポットをご紹介したいと思います。

私は大阪に住んでいるのですが、観光地でもあるお隣の京都へはよく足を運んでいます。先日も夏に移り変わりつつある京都へ行ってきたのですが、その際に訪れたのが「白峯神宮」です。実はここ、球技上達の神様がいることで有名なんです!

「蹴鞠」を見に、白峯神宮へ行ってみた!

白峯神宮は、京都府上京区、京都御所にとても近い場所にある神社です。蹴鞠の守護神である精大明神が祀られていて、球技やスポーツ上達のご利益があるとされています。このことから多くのスポーツ選手が上達祈願に訪れているそうです。

 

今回白峯神宮を参拝した目的の一つは、精大明神の例祭として毎年4月と7月に奉納される「蹴鞠」を見るため。当日は雨予報だったのですが、なんとも良い天気に恵まれて、絶好の遠足日和に。この日も修学旅行でしょうか、たくさんの学生さんたちが次々と訪れていました。

 
晴天にも恵まれお出かけ日和となりました。​​​​​

蹴鞠はサッカーの起源?

ここで蹴鞠についてちょっと書いてみます。
蹴鞠自体はみなさんご存知かと思いますが、実はサッカーにゆかりがあるって知っていましたか?

蹴鞠は紀元前300年以上も前に中国で軍事訓練として行われていたものが、鞠を争奪する競技へと変化したものなのですが、これがヨーロッパの方にも伝わっていき、現在のサッカーになったという主張もあるようです。ちなみに日本に蹴鞠が伝わったのは飛鳥奈良時代で、平安時代には現在の形の蹴鞠として宮中や貴族をはじめ一般の民衆に至るまで楽しまれるようになりました。

 

蹴鞠のルールは、1チーム8人がひとグループになり、鞠庭と呼ばれる場所で鞠を落とさないように蹴り合いその回数を競うというものです。ルールはとてもシンプルですが、蹴鞠には幾つもの作法があるそうです。もちろん使うのは空気のしっかり入ったボールではなく、空洞に近い球(鞠)です。着物で独特な靴を履いて蹴る様子を見ると、サッカーのリフティングよりも難しいことが容易に想像できました。

 

また、同じチームの相手にパスするときは、鞠を落とさず繋げるように相手を思いやりながら蹴るんだそうです。鞠でなくサッカーボールでチャレンジしてみても楽しそうですね。

白峯神宮の境内を散策してみた!

白峯神宮は球技・スポーツ上達のご利益があるということで、境内にはサッカーに関連するものもたくさん見られます。

 

こんな風に使い古されたボールもたくさん奉納されていました。みなさん球技を大切に思い、これからも上達できるようここに持ってきたのでしょうね。

 
キャプテン翼の作者、高橋陽一さんのサインボールも!
 

こちらは撫でると球技が上達するというご利益がある「蹴鞠の碑」。もちろん上達には日々の練習が欠かせませんが、ここぞという試合の前には参拝したくなりますね。私は球技をしていませんが、息子の上達を願いしっかり撫でてきました。

 

御守りはサッカーやバスケなど、色々なものがありました。公式戦などを控えたチームでお揃いの御守りなんてのも良いですね!

 
 
 
四季折々の花も見どころの一つです。

日本に古くからある蹴鞠を実際にみてみると、風情があり奥ゆかしさがあり…とっても素敵でした。白峯神宮では七夕の7月7日にも蹴鞠の奉納があるそうです。
京都は遠いなぁという方も、日本各地にサッカーゆかりの地はあるので、少し調べてみても面白いかも!子どもと一緒に歴史に触れてみてるとさらにサッカーを好きになるかもしれませんね。

★白峯神宮HP:http://shiraminejingu.or.jp/
★住所:京都府京都市上京区飛鳥井261

WRITER PROFILE

住岡靜
住岡靜

保健師・看護師/漢方茶ブレンダー/アスリートフードマイスター
サッカー大好き7歳・3歳兄弟のサカママ。
フリーランス保健師として、「自主性のある食育」を中心に、子どもだけでなく親へのパーソナルレッスンにも取り組む。簡単にできる子どもの身体を労るための工夫や情報をお届けします。