子ども達のサッカーで続けている2つのこと
こんにちは。満開だった桜もあっという間に散ってしまい、木々が緑に輝き始める季節になりましたね。
我が家の次男もいよいよ最高学年を迎え、小学生最後の1年をどんな風に過ごそうかと期待を胸に膨らませています。
さて、今回は子どもがサッカーをするにあたり、小さい頃から私が子ども達にしてきたこと、伝えてきたことについてお話ししたいと思います。
「褒めること」が子どもの「好き」「楽しい」に繋がる
子ども達が小さい頃からしてきたこと、それは「褒めること」です。
ボールを蹴るのが大好きで楽しくて始めたサッカー。その気持ちをずっと持っていて欲しいですし、子どもには純粋にスポーツを楽しんでもらいたいと思っています。
私の中では、サッカーは遊びの1つですが、息子は年齢が上がるにつれて「上手くなりたい!サッカー選手になる!」とサッカーに対する思いも強くなっていきました。私との温度差を感じる様にもなりましたが、息子のサッカーに対する思いは、サッカーが大好きだからこそ生まれる物なのかなと思っています。
こんな風にサッカーが大好きで、熱い思いを持つようになったことに、自分は何か貢献できていたのかな?と振り返ってみると、低学年の時にとにかく誉めていたことが思い浮かびました。
3年生くらいまでは、試合だけではなくスクールでも見ていて欲しいと子どもに言われていたので、よく練習も見に行っていました。試合や練習の後に「俺のシュート見た?すごかったでしょ」とキラキラした笑顔で聞いてくる息子に、私は毎回「すごかったよー!めちゃくちゃ格好良かったよー!」なんて言葉をよく言っていました。
誉められれば当然子どもは嬉しくて喜びますよね。それがきっと「次も頑張ろう!」に繋がっているのだろうなぁと、息子を見て感じたのを覚えています。反対に否定的な言葉を言ってしまった時もあり、その時は「ママはサッカーやったことないんだから言わないで欲しい!プレーしているのは俺だよ。俺が1番わかってるから」なんて言われてしまったこともありました(笑)。
でも、それも当然。サッカー未経験でルールも知らない私に否定的なことを言われたら、頭にもきますよね。それ以降、プレーについてはただただ見守り、小さなことでもとにかく誉めることを心がけるようになりました。
楽しいことばかりではなく、辛いことや挫折も経験してきた息子がサッカーを続けているのは、小さい時に「サッカーは楽しい」ということを知り、「サッカーが大好き」になったからだと思います。
この「サッカーが大好き」「サッカーは楽しい」という土台さえしっかりしていれば、この先もそう簡単に崩れることはないと思っています。つい最近も、「俺、サッカー好きだけど楽しくない時もあるんだよ!でも、それ以上にめちゃくちゃ楽しい時を知っちゃってるから頑張れるんだよなー」なんてことを言っていたくらいです(笑)。
楽しむことが1番!
そして、「褒めること」の他に、子どもにはよく「楽しむことが1番」と伝えています。サッカーに限らず、子どもが好きでやっていることはとにかく楽しんでもらいたいと思っています。
子ども達が学校に行く時やサッカーの試合、練習、遊びに行く時、我が家では決まって「行ってらっしゃい!気を付けてね!楽しんでね!」と声を掛けて送り出します。そして、帰ってきた時には、まず「おかえり!楽しかった?」と聞きます。
長男が幼稚園に行きだした頃からこの声掛けは今でも変わっていません。長男が入試の時でさえも主人の掛け声は、「頑張って!試験楽しんじゃいなよ!」でした。さすがに「今日は楽しめないわ!」なんて言っていましたが(笑)、「頑張って」だけの声かけよりもプレッシャーは少なくなったのではないかと思います。
毎日を笑顔で楽しく過ごしてもらいたい、そんな親の願いからこの声掛けを続けて、子ども達の頭の中に「楽しむ」をインプットしてきたので、子ども達が自然と毎日を「楽しむ」ことを実行(アウトプット)出来ていれば良いなぁと思っています。
そして先日、息子に「サッカーの上手い子(上手くなれる子)ってどんな子だと思う?」と聞いてみた所、「楽しんでやってる子!後は、努力を続ける子。見えない所で努力してる子だと思う」と言っていました。私が思っていることとまったく同じことが返ってきたので、驚いたのと同時に、「楽しむこと」が伝わっているのかなと嬉しくも思いました。
サッカーが上手いに越したことはないと思いますが、やっぱり小学生のうちは思い切り楽しんで貰いたいなぁと私は思っています。
「這えば立て立てば歩めの親心」ということわざがありますが、サッカーでも親から子どもへの期待が大きくなりがちという話をよく聞きます。レギュラーになって欲しい。レギュラーになったら点をたくさん決めてほしい。もっと上のカテゴリーに行けるのでは?…こんな風に次から次へと親の期待が高まってしまうこともあるかと思います。
子どもの活躍が嬉しいのは親なら当然ですし、期待が高まっていくのも普通なのかもしれません。ただ、それを直接子どもに伝えるべきかを一度考えることが必要なのかなと思います。親の期待が大きくなりすぎて、子どもがサッカーを楽しめなくなってしまったら、もったいないと思うのです。
「好き」と「楽しい」を大事にしよう
こちらは息子が夏休みに描いた「将来の夢」の絵なのですが、笑顔のサッカー選手を描いたようです。ちょっと幼さ残る絵ですが、この姿こそが彼のサッカーに対する思いをそのまま描いてあるんだろうなあと感じました。
大好きなことが何か1つでもあると、将来を切り拓く駆動力にもなると思うので、今は大好きなことをたくさん見つけて、毎日を目一杯楽しんで過ごして欲しいと思っています。
そして、これはサッカーも同じだと思います。「好きこそ物の上手なれ」というように、自然に生まれる「好き」という感情を忘れずに、子ども達には「頑張ること」と同じくらい(むしろそれ以上に?)、「楽しむこと」を大事にしてもらいたいなぁと思います。