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もうすぐ新学期!進路選択や新しい環境選びで大切なことは?

はじめまして。今回からサカママコラムを担当させていただく、村井初美です。普段はマザーズコーチングスクール・マザーズティーチャーとして大阪で活動しています。

長女(中3・スキー部)、長男(小6・サッカー息子)、次女(小2・超インドア派)のバラエティにとんだ3人のママです。私自身はあまりスポーツ、サッカーの世界は知らなかったのですが、息子が興味をもったことからサカママ生活がスタートしました。
これまでの経験を通して感じたことや学んだことを、マザーズティーチャーとしてお伝えしていければと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

4月からの新しい環境選び、進路選択で大切にしたいことは?

4月には大きく環境が変わり、再度チームを選び直す方も多いのではないでしょうか? 子どもの意見、パパやママの意見、コーチやお友達の意見…。色々な情報があって、何を基準に選んだら良いのか分からないというママも多いかもしれませんね。我が家の息子もこの4月から中学生になることもあり、進学も含めサッカーをどうしていくか?をもう1度考える時間になりました。

進路選びで大切にしたいのは、まずは子どもの本心・声をきちんと聴いてあげるということです。『サッカーを続けたい』その言葉の奥にはどういう思いがありそうですか? 言葉1つをとっても使っている意味合いは一人一人違います。

コミュニケーションにおいては、【相手の言葉の意味を自分の辞書で勝手に置き換えない】ことが大切です。子どもが『やりたい』と言った言葉を、自分の辞書で【〇〇チームでやりたい】と、勝手に変換しないことです。

我が家の息子の場合だと、息子は幼稚園からサッカーをはじめましたが、自分からコミュニケーションをとるタイプではなく、環境の変化が苦手なタイプ。幼稚園卒園児にチームを変えることを提案しましたが、「この先生じゃないと嫌」という理由でそのまま同じチームで小学校6年間も続けました。

 

本人が気に入っていたこともあり、小学生の間は他のチームの見学に行ったりすることもありませんでした。

そして中学進学を前に、初めてとても実績のあるクラブチームを体験した時のこと。母親的には、グラウンドも広いし、コーチの説明の仕方もとても優しく分かりやすく、『ここならこの子のサッカー生活にとってとても良い環境だなぁ〜』と、実りある中学生活を想像していたのですが…。

体験会が終わってから本人に感想を聞いてみると、「なんだか怖い…」だったんです。このなんだか怖いもよくよく聞いてみると、初めての体育会系のノリにちょっと物怖じしたようで、すでに小学校からのチームの子が上がってきていたのもあり、『なんだか馴染めない…。1人だけ…』と孤独感も感じていたようです。

あんなに「サッカー強くなりたい!」と言っていたのに、ここに決めないことに親としては驚きでした。

大切なのは、その子にとっての優先順位

そしてここで大切になってくるのが優先順位です。サッカーを続けるうえで、

・勝つこと
・友達との交流
・楽しむこと
・体を動かすこと
・家からの距離
・勉強とのバランス

その子が何を1番大切にしているのか?を明確にしてみましょう。

サッカーをやっている子それぞれ大切にしたいことは違うだろうし、チームに求めていることも違います。親御さんにとっての優先順位もそれぞれかと思います。

だけど結局のところ、続けることのできるモチベーションは、自分が主体的に決めた道であることではないでしょうか?『自分がこのチームに決めた』という思いと自主的な行動です。

親はなかなか見守るのが心苦しい時もありますが、子どもの特性を見て、本人が大切にしたいと思っている価値観を尊重した選択をしてあげられると良いですね。

 

他のチームメンバーも、「強いチームでやりたい!」「楽しんでやりたい!」「レギュラーに選ばれる環境でやりたい」と、クラブチームに決めた子、学校のクラブに決めた子、それぞれです。我が子も4月からは自分で決めた場所で、まったく新しい環境に1人で入ってのクラブ生活がスタートします。

入ってからももちろん色々と大変なこともあるかと思いますが、本人が選んだ道をできるだけ見守って応援していきたいと思います。そして、自分が選んだ道はたとえ困難なことがあっても乗り越えれる力を持っていると信じています。

WRITER PROFILE

村井初美

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
自己肯定感アカデミーアドラー流メンタルトレーナー
幼稚園からサッカーをはじめた息子は現在小学6年生。サカママ歴も8年目になりました。競争心のない息子のヤル気や才能を引き出し、夢を叶えるお手伝いができればと、コーチングを学び始め、トライ&エラーを繰り返しながらも日々奮闘しています。

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