【中学サッカー進路特集】リアルな体験談!教えて!先輩サカママ!
中学サッカー進路のリアルな話は、先輩サカママに聞くのがイチバン。経験を踏まえたアドバイスもぜひ参考に!
剥離骨折し、途中辞退したことも…子どもが無理なく通えるチームを選択
「練習会に参加して、息子が挑戦したいというチームにエントリーしたのですが、10月初旬に剥離骨折、途中で辞退することに…。その後、全日(JFA全日本U-12サッカー選手権大会 都道府県大会)をやり切ったことで前向きになれて、まだ受け付けているほとんどのチームを受験。合格したチームに通うことをイメトレし、その中から息子自身がやっていけると思ったところに入団を決めました。
“中1の壁”と言われるように、サッカーがなくとも世間的に大変とされる時期。中学校での生活や勉強の両立も考えて、サッカーが強いというだけでなく、子どもが無理なく通えることも重視しました。実際、クラブチームは本当にサッカーが忙しいので、成績が落ちてしまい辞めてしまったチームメイトもいたほどです。
中学サッカー進路は、“どれだけ子どもがそのチームで成長できるのか”につきるのかなと。子ども自身に選択させること、そして先々まで見据えたチーム選びが大切だと思います」
芝軒郁美さん
●お子さんは中学3年生 クラブチーム(兵庫県リーグ1部)に所属
クラブチームの試合をYouTubeで見て参考にしました!
受けたのは10チーム。面談では第一志望を聞かれることも!
「6年生なってからいろいろ調べ始めたので、情報集めと練習会がほぼ同時進行でした。セレクションと練習会を合わせて10チーム受けたのですが、時に面談があり『どこが第一志望ですか?』と聞かれたことも。正直に答えて、結果オーライではありましたが、駆け引きも大事なのかもしれないですね。
強豪チームに入れなかった時は、息子も泣いたり、落ち込んだりもしましたが、なんとか気持ちを奮い立たせて、また次のチームを受けて。その時は何が正しくて、何が決め手になるかはわからなかったので、正直、親として恐かったです。でも、息子が、絶対に第一志望のチームに受かると言っていたので、息子の直感を信じた感じですね。いろんなクラブチームをみて、受けることができたので、セレクション自体が親子ともに楽しかったですし、特別な1年間だったと思います」
伊澤久美さん
●お子さんは中学2年生 クラブチーム(埼玉県リーグ1部)に所属
チーム選びは、コーチの人柄も大事な気がします。
クラブチームから部活動に変更。サッカーを楽しみながら学業と両立
「“クラブチームで頑張りたい”という息子の意見を尊重して入部したのですが、練習場所が自宅から離れた場所になることが多々あり、親の送迎が必要に…。仕事があるため、毎回送迎してあげられず、結局1年生の夏に退部し、中学の部活動に変更しました。
部活動は、初心者もいるのでレベルは少し下がったようですが、それ以上に友達と過ごす時間が増え、本人は楽しくサッカーが続けられ、先生との距離も近くなったみたいです。夏休みには午前中を勉強の時間、午後からは練習と、学業とサッカーの両立もしっかりできました。部活動だからこそ、行きたい高校に向けて勉強を頑張れる時間がとれているように感じています」
小坂有希さん
●お子さんは中学3年生 中学のサッカー部に所属
まずはお子さんの気持ちを尊重してあげてください!
【番外編】どこに重点を置いて選ぶべきか悩み中
「息子が最初に志望していたのは、体験会・選考会も即日埋まる人気かつ強いチーム。結果は不合格。でも、体格の良い選手、速くて攻撃中心の選手が受かりやすいという噂もあり、息子は体格が中の上、パス回しを主軸にしたプレーを得意としているので納得…。息子がセレクションを受ける際は『言葉をかけすぎない』『子どものテンションを変えない』『いつも通りではなく少し緊張させる』ことを心がけています。10月に3チームの体験会・セレクションに参加予定です。最終的には息子の選択に任せますが、どこに重点を置いて選ぶべきか親として悩んでいるところです」
戸谷みささん
●お子さんは小学6年生 Jリーグの下部組織クラブに所属
イラスト/アキワシンヤ