【自分の強みを把握し伝えられる】ための母親の関わり方
こんにちは!サカママ歴10年目、中3の息子の母、荒山菜穂子です。普段はマザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャーとして、子育て中のお母さんのコミュニケーション力を高める講座をお届けしています。
我が家のサッカー少年はサッカーも大好きだけれど、それと同じくらい好きなのがスマホサッカーゲーム。ゲームしているならボール蹴るとか勉強するとか他にあるでしょ!と思ってしまいますが、「好きこそ物の上手なれ」と言ったもので、海外の選手から、ポジション、特徴、強み、弱点、とにかく頭に入っているんです。
その記憶力、ほかに使ってよー!というのは一先ず横に置いておくとして、今回は、この先大切な『自分の強み』について考えていきたいと思います。
お子さんは自分の強み(魅力)を知っていますか?
年齢が上がってくると、セレクション、監督との面談等で、自分をアピールしていく機会が増えてきます。「自分にはこんな強みがあります!」「この場面だったら自分を使って下さい!」と、自分の言葉で伝えられることが大切です。
お子さんは、自分だけの特別な色、自分の強みを把握出来ていますか?
自分だけの突出した武器、例えば…
体力、足の速さ、粘り強さ、ボールコントロール、シュート力、フェイント、意外性、予測能力…
他にも、空気をガラッと変えるムード作り、チームを鼓舞する声掛けなどがあげられるでしょうか。
それでは、そんな『自分の強み』をみつけていく手助けになる、母親の関わり方の3つのポイントをお伝えします。
失敗できる安心感を与える
強みを見つける方法の1つとして、自分の好きなことをトコトン伸ばしてみる!という方法があります。そのためには、失敗を恐れずたくさんのチャレンジすることが大切です。
失敗を悪いものとして、ミスをした時に怒ったり、指摘されたりすると、選手は「失敗しないプレー」を考え始めるのではないでしょうか。試合の場面になっても「失敗したらどうしよう」と緊張しすぎた状態で、結果パフォーマンスを下げてしまう可能性もありそうです。守りの姿勢では、個性も強みも見つけることは難しそうです。
何度でも失敗を恐れずチャレンジしていいという安心感を持たせ、多くの経験の中からキラッと光る強みを見つけて欲しいですね。そのためにも、チャレンジには失敗はつきものであるという大きな心で、もし子どもが失敗してしまったとしても「ナイスチャレンジ」と応援してあげましょう。
家族だから分かる強みを伝える
自分が持っている能力の中で一番優れているもの、それは技術面だけではないと思うのです。
- 生徒会・学級委員長・係担当→責任感、協調性
- 人とすぐに仲良くなれる→コミュニケーション力、気配りができる
- 今までサッカーを続けてきたこと→持続力、忍耐力
強みは自分で気付けないこともあります。これまでの自分を見てきてくれている家族や友人だからこそ気付いていることがあるかもしれません。客観的に見て、こんなところが優れているよと伝えてあげるのも良いでしょう。兄弟の面倒見がよいなども、視野が広い・思いやりがあるという強みに繋がりそうですから、普段の姿から気付くことも伝えてあげたいですね。
短所は長所の裏返し・リフレーミング
リフレーミングとは、物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、違う視点で捉え、ポジティブに解釈できる状態になることです。
短所は長所の裏返し。弱みの数だけ強みを持っていると考えられます。
- 心配性→用心深く危険回避できる
- 周りの意見を聞かずに突き進む→自分を持っている
- 迫らないと動かない→ここぞという時に集中できる
- 負けず嫌い→大きく成長の可能性
- 自分の意見を言えない→傾聴力がある
- 頑固→意志の強さがある
- 忘れっぽい→切り替えが早い
お子さんが弱みと思っていたことが、実は自分の強みであったと気付けたとき、何か変化がありそうではないですか? 自分が弱みと思っていたことを、母親が強みと思っていてくれたというのは、大きな自信にも繋がりそうですね。
咄嗟にポジティブに変換できるようになるためにも、普段、母親自身が自分に掛ける言葉をリフレーミングしておくことが大事で、自分自身の強みの発見にもなりますよ。
いかがでしたでしょうか。お子さんが自分の特徴、強みを自分の自信にして、しっかりアピールし活躍することを、母親だからこそ出来る応援の仕方で見守っていきましょう。
私も、我が子や仲間がスマホゲームに登場する日を夢の1つとして、楽しみにしながら応援していきたいと思います。