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ライバルが多い事実をどう捉える?「プロサッカー選手への夢」親の関わり方

こんにちは!サカママ歴9年目、中3の息子の母、荒山菜穂子です。
普段はマザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャーとして、子育て中のお母さんのコミュニケーション力を高める講座をお届けしています。

小学生の将来の夢ランキングで常に上位に入っている「サッカー選手」。サカママの読者の皆さんも、お子さんのサッカー選手になる夢を、日々応援されていることと思います。

そこで今回は「」について、3つのポイントを考えてみたいと思います。

先回りが子どもの夢を遠ざける

将来の夢ランキングを見ただけでも分かるように、サッカー選手を夢見る子どもたちはたくさんいます。
つまり、それだけライバルが多いということ! プロサッカー選手への道は狭き門であることがうかがえます。そして、狭き門をくぐって夢を掴んでいる人が居るのも事実!

その様な事実をどう捉えていますか?

もちろん、「夢を叶えてあげたい」「子どもが失敗して辛い思いをしてほしくない」「夢が叶わなかった時、悲しい思いをさせたくない」という想いから、出来るだけサポートしてあげたいと感じるものです。

ですが、過剰な心配や先回りによって失敗を防ごうとすると、子どもの将来に影響が出てくる可能性があります。

失敗の経験の少ない子どもは、乗り越える方法がわからなくなり、
・失敗が怖くなる
・自分で物事を決められなくなる
・新しい事に挑戦できなくなる
こんな傾向を持つようになってしまうようです。

その結果、最初から叶えられそうにない夢は持たなくなったり、物事を簡単にあきらめてしまったり、自分の将来の選択肢を狭めてしまう子どもになってしまう可能性が…。

子どもが自然と夢を持てるサポートの仕方は?

子どもが自然と夢を持てるようになるには、自ら興味を持ったものにチャレンジしたり、失敗しても立ち上がり経験を積むことが大切です。

親の役割は、それを『見守る』ことです。

ついつい大人は自分自身の経験から、ベストと思えることを子どもに押し付けがちですが、子どもも自分なりに考えを持っています。
自分が興味を持てた事で失敗や成功を繰り返すうちに、夢や目標を持てるようになり、将来の選択肢を広げることが出来るようになります。

夢へのサポートの秘訣は「失敗と成功の経験!!」。
そのためにも、ついつい手助けしたくなる気持ちをグッとこらえて、見守っていきましょう。

夢の見直しの時期

「もし、夢が叶わなかったら傷ついてしまうのでは…」「期待を持たせて出来なかった時、可哀想…」
その様に思う方もいらっしゃると思います。

思春期は「夢こわしの時期」と言う先生もいらっしゃるように、今まで持っていた夢や願望をそのまま叶えることは至難なので、現在の自分の能力や適性などに応じて夢を修正していく時期。その修正を通じて、自分にふさわしい社会の居場所を見つけていく成長過程と言われています。

成長の中で自分自身を見つめ、「もしかしたら自分にも色々と新たな可能性があるかもしれない」という想いが出てくるのかもしれませんね。

だからこそ、親は先に夢を摘んではいけないという事です。

・あなたにはムリよ
・もっと現実を見なさい
・何言ってるの

こんな否定的な言葉はNG! 成長のチャンスまで摘んでしまっていることになってしまいます。

時には立ち止まって高い視点から人生を見つめる余裕を持ち、自分で考え、夢を見つけ、更なるステージに進む勇気を持てるように関わっていけると良いですね。

 

いかがでしたでしょうか?
何かを頑張るとき、背中を押してくれる人がいることで頑張り続けられます。子どもが前に進む時、力になれるような夢の見守り方をしていきましょう。

親として、夢を追い続ける素晴らしさは背中で見せてあげられそうです。以前に比べ「夢はプロサッカー選手」と簡単に口に出さなくなった息子と共に成長し、親自身も夢に向かって進んで行きたいと思います。

WRITER PROFILE

荒山菜穂子
荒山菜穂子

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
トラストコーチングスクール認定コーチ

サカママ歴10年目、幼稚園からサッカーを学ぶ次男15才とインドアの長男16才の2児の母。子供たちが未来に希望を持ち、自分の可能性を信じ応援し続けられるよう、安心の中で成長を見守る子育て奮闘中。栃木県在住