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どんなキャプテンが理想? キャプテンに求められることを考えてみる

こんにちは。サカママ歴9年、マザーズコーチングスクールでシニアマザーズティーチャーの活動をしております、寺園静代と申します。

卒業シーズンですね 今年度ご卒業された皆さま、この度はおめでとうございます。
新天地でもお子さんも保護者の皆さまも、ますますサッカーが楽しめますように

さて、我が家といえば、次男が4月からU12のラストとなる6年生に進級です。そして、新年度からはキャプテンという大役を担うことになりました。

初めて気づいた「キャプテンの重み」

実は4年生の頃からキャプテンはさせていただいていたのですが、6年生がいないときに軽く号令掛けたり集合をかけるくらいで、大きな責任を感じることはほとんどなく、子どもも親も「名前だけさせてもらってる」そんな感覚でした。

ところが、今年に入り6年生の引退が見え隠れしたくらいから、私たち親子にとっては想像もしていなかった猛烈なプレッシャーが襲いかかってきました。

次男は普段感情の起伏がほとんどなく、不平不満もほとんど言わないタイプ。なので、「彼なりに上手にコントロールしてるんだなー」と思っていたのですが…ある練習試合で初めて感情が溢れてしまいました。

その日に限って長男に帯同していたので事後報告をいただいたのですが、ハーフタイムで過呼吸になるくらい呼吸が乱れて、家でもほとんど泣かないのに泣いてしまって試合も出れないくらいの状態だったとのこと。

「これまで大きな苦労もせず、挫折したこともなく、不自由なく持ち前の運動神経でやってきたし…。いままで上手くいきすぎたのかも…。不平不満も言わないから、私も厳しく言うことなかったし、打たれ弱いのかな?」

最初に報告を聞いた時は、そんな風に思ってしまいました。そして、そこまで彼が思い詰める何かがあるだなんて、これっぽっちも気づかなかった自分も完全に次男に対して安心しきっていたな、と思い知らされました。

これからはチームを、クラブを背負わなければいけない。キャプテンとして求められる素質や期待もある。そこには、勝負が掛かっていて、ミスも許されない。
その時初めてキャプテンの重みに気がつきました。そして、今までキャプテンをしてくれた歴代の先輩達のことも初めて思い返しました。

チームメイトの一員の時はキャプテンに求めることってそんなに意識していなかったのに、いざ自分がキャプテンになって理想の姿を目指すとなると、今までの先輩達との差を感じて吐き気すらするのではないかと、私自身も怖くもなりました。

そして、恐る恐る「キャプテンをすることであなたらしさがなくなるなら、やめてもいいんだよ」と聞いてみました。

しばらく考えて彼は、「キャプテンしていると嫌なことまで見えてくるけど、でも試合前に自分の掛け声でみんなが、『オッシャーー!』ってピッチに走っていく感じがたまらないんだよね、だから、オレ頑張るよ!」と言いました。そんな彼の言葉を聞いて、私も覚悟が決まりました。

そして、改めて感情が崩れた原因を考えてみると、「チームのキャプテンとしての自分」に対して、みんなが、そして自分自身が期待を持てないように感じてしまったからではないかと思いました。自分の進む道が真っ暗になってしまって、どんなキャプテンを目指したいのか分からなくなってしまったのではないかと。

そこで、どんな状態なら自分の進む道が明るく照らされている状態なのか、どんなキャプテンを目指したいのか、私と次男で目標を決めることにしました。

どんなキャプテンでありたいか?を改めて深掘りしてみる

 

まず彼が考えるキャプテンの定義を聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

  • みんなを引っ張っていかなければならない
  • みんなより上手くなくてはいけない
  • チームみんなが自分の言うことをきいてくれる
  • シュートは外さない

そんなん、お母さんでも無理だわ!!そんな事できたらすごいわ!というような内容! これを理想にしてしまうと、ずっと苦しみそうですよね…。笑

そこで、何を大切にしたいかを聞いてみると、「みんながプラスの声を掛け合って、みんなでやる気を熱く上げていくチームにしたい」とのこと。では、この理想像に向けてキャプテンとして何ができそうかを考えられるよう、こんな言葉をかけてみました。

  • 一人一人のやる気が上がる方法って知ってる?
  • 一人一人どんなプレーが得意か不得意なのか知ってる?
  • もし、自分のことよく知ってくれているキャプテンだったら、自分はどう思う?

一つ一つ考えていくうちに、どんなチームにしたいかも色々と浮かんできたようで…。
仲間を信頼して、みんながベストパフォーマンスをだせるチーム。それぞれ苦手なことがあれば、誰かがカバーできるチーム。そして、自分自身は引っ張っていくキャプテンではなくて、みんなを生かせるキャプテン。「そのほうが目指したいかも!」と言いました。

「どんなキャプテンになりたいか?」は十人十色。コミュニケーションタイプも様々だと思います。引っ張るタイプのキャプテンもいると思いますが、我が家では「優しいキャプテン」を目指すことになりそうです。
頼りないキャプテンに思われるかもしれませんが、優しい人は本当は心がとても強い人なんだよと昔誰かに教えてもらって、今でもそう信じてます。次男もそんなキャプテンになってくれるといいなと思います。

キャプテンの在り方に限ったことではないかと思いますが、自分を追い込んで、自分らしいプレーができないなら、自分ができる方法を探してみる。それでも、簡単には上手くいかないことも多いと思いますが、失敗を沢山することで成長し、強く逞しく、トライアンドエラーでチャレンジして欲しいなと思います。

もちろん、個人のスキルを上げることも大前提ですけどね…!

一年後の卒業時期にはどんな景色を見させてくれるのか、期待してみようと思います。

WRITER PROFILE

寺園静代
寺園静代

マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャー
トラストコーチングスクール認定コーチ

幼稚園からサッカーを学ぶ中学校1年生と小学校5年生のサカママ。コツコツ努力家の長男と、運動神経が良く器用な次男。タイプの違う二人の能力を引き伸ばしてあげるために、コーチング的こどもとの関わりを活かして奮闘中。将来社会において求められる能力No.1は『コミュニケーション力』と言われる中で、チームプレーであるサッカーにおけるコミュニケーションの大切さを伝えます。

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