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武器を磨く?ユーティリティーを目指す?

寒暖を繰り返す時期となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、得意な武器を磨くのかユーティリティープレーヤーを目指すのか、葛藤した我が子の体験談を紹介したいと思います。

得意のドリブルは封印? 苦手なプレーも求められるように

 

もともと長男はドリブルが大好きで得意としていました。なので、ドリブルの練習はたくさんしていましたし、自信もあったようです。ただその一方で守備の意識は低く、苦手意識もありました。

中学年にもなってくると、自分のやりたい事と求められる事が異なるようになっていきますよね。学年が上がってくると長男もこの状況になっていき、任されていた中盤のポジションの関係もあり、ゲームを組み立てる事や攻守ともに高いレベルを求められるようになりました。

 

そんな中でドリブルの機会が減り、彼なりにドリブルを磨きたい気持ちとパスや守備を意識して勝つためのサッカーをする事への葛藤があったように見えました。

親としても、「どちらも一緒にはできないのか? 得意な武器を磨いて、他のプレーも得意になって欲しいな」という気持ちがありましたが、やるのは本人。口は出さずに見守りました。

ポジションの幅が広がり、またドリブルも楽しめるように!

 

今まで苦手だったプレーや初めてのポジションを経験する中で、チームの為にドリブルよりもパスやゲームの組み立て、守備を重視するようになりました。

すると驚く事に、あれほど苦手だと思っていた守備の能力を評価されるようになり、「お前にかかってる!」と大事な試合でセンターバックを任されるようにもなりました。低学年までの長男しか知らない人はびっくりするほどの事です。

得意な事が増え、ほぼ全てのポジションが出来るようになり、上の学年でも様々なところで活躍の機会を与えてもらえるようになりました。

 

そしてここにきてドリブルをする機会が増え、最近またドリブルが楽しいと思えるようになってきたそうです。複数のポジションで活躍出来るようになり、自信に繋がったことでまた大好きなドリブルも自信を持って出来るようになりました。

ユーティリティープレイヤーになるために

 

長男の場合はドリブルという特技をほぼ封印に近い状態でやる極端な例でしたが、結果得意なことが増え、複数のポジションが出来るようになり、戦術理解度も上がったことで、今まで以上にサッカーが楽しめるようになったのではないかと思います。

そして、得意なことや好きなことは体に染みついているのか、封印しても必ずまたやるようになるものだと感じました。

現代サッカーで必要とされるユーティリティープレーヤー。

武器も磨きながら、一つのポジションのスペシャリストであることはもちろん、複数のポジションをこなせる選手になってほしいなと思います。

少しでも同じ悩みを抱えている方の参考になれば幸いです表情にっこり

WRITER PROFILE

金澤晴代

サッカー少年の息子2人(7歳・9歳)を持つサカママ。 自立・自主性を育てることをメインに、健康面はもちろん、様々な面から子どもたちをサポート。 サッカーに夢中の子どもたちと過ごす毎日の中で得られた経験を、身近な目線で伝えていきます。 (サカママ歴5年。スポーツフードアドバイザー取得)