高校サッカーの新たなトレンド!? 強豪校はなぜ映像分析アプリを活用してるのか
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今回のテーマは強豪校が次々とチームの映像分析アプリを導入している件についてだ。強豪校はなぜ、どのようにアプリを活用しているのだろうか?
困難なビデオ編集作業をスマホで?
試合の対策やチーム強化に映像分析は欠かせない。ただし、ビデオ編集や解析は監督・コーチ各々が個人で作業する必要があり、大きな負担となっている。ところが近年、分析アプリを導入し、チーム強化へとつなげている高校が増えているという。そこで導入から1年以上活用しているという広島皆実と浦和南にお話を伺ったところ、あらゆる利点が見えてきた。
選手が試合後にすぐ編集?
最大のポイントはスマートフォンを使って選手全員が共有できる点にある。まず撮影した試合映像をアップすれば瞬時に選手がチェックでき、シュートシーンやコーナーキックなどシーンによって自由にチャプターわけ(タグ付け)ができ、複数人での同時作業が可能。負担と時間を一気に解消できる。さらに大画面のテレビは必要なく、各々がスマホで容易にチェックできるため、遠征先でも場所と時間を選ばずチェックできるのだ。
映像共有による理解度アップ!
自分の動きがわかれば、指導者の言葉の理解度も進み、選手から自主性も出てくる。図形や数値化も可能であり、相乗効果ははかりしれない。広島皆実、浦和南以外にも選手権ベスト4の帝京長岡、矢板中央のほか、浜松開誠館、興國など全国の強豪校が取り入れているという分析アプリ。さらなる広がりをみせそうだ。
データを数値化してチーム力向上につなげたい
広島皆実高校(仲元洋平監督)
「今まではトップチームの公式戦だけ映像を撮影していましたが、分析アプリ導入からは全部のチームの映像をアップし、選手がチェックできるようにしています。映像編集は選手が行っていて、例えば11人が5分ごとに分担しタグ付けを行います。作業の負担解消はもちろん、選手が自らチェックすることに大きな意味があると思っています。今後はパス成功率など数値化してより、分析の成果を上げていきたいです」
トレーニングメニューの共有にも活用
浦和南高校(松本隆康コーチ)
「試合映像の分析はもちろん、チーム練習ができない状況でも活用しています。トレーニング映像を上級生がチェックし、その目的やメニューを書き込み、下級生にも共有させるようにしています。いずれ未来の分析担当として、サッカーを見るのが好きな生徒も取り込んでいければと思っています」
全国340チームが導入する分析アプリ
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