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親子トレーニングで大切なことは?

【大槻邦雄の育成年代の「?」に答えます!】親子トレーニングで大切なことは?

サカママ読者の皆様、こんにちは。大槻です。
長く続く外出自粛生活の中、ご苦労が多いかと思います。私自身も自宅での仕事の合間に、子ども達の学校から出された課題をチェックしたりとバタバタと過ごしております。

チームでの活動ができない分、今は個人に向き合える時間

 

サッカーではチーム活動が出来なって3ヶ月近くが経過しました。完全な再開に向けた道のりはまだ長そうですが、オンラインを使ったトレーニングやミーティングなど、各自工夫を凝らして活動を行っているチームが増えてきているようです。この機会にサッカークラブとして提供出来ることも拡がってくるのではないかと感じています。不自由な状況だかこそ、新しいアイデアやポジティブな変化が必要なのかもしれません。

私が指導しているチームでは、割り切って『個人にフォーカスする良い時間』だと考え方を提示しています。

自主トレーニングが中心となるので、前回ご紹介したようなボールタッチだけでなく、1人で取り組めるドリブル、キックなどの個人のベースとなる技術練習が中心になるかと思います。
普段はどうしてもグループ・チームとしてのトレーニングがメインとなります。個々の課題に対して、ゆっくりと時間をかけることが出来ないのが実際のところ。そういった意味では、この自粛期間を個人に向き合える良い時間にするべきだと考えています。

親子でトレーニングをするときに意識したいこととは?

 

チームでの活動が難しくなってきてから、公園などで親子でボールを蹴る光景を見掛けることが多くなりました。(私もその1人です)

子ども達にとっては、親御さんと一緒に過ごす貴重な時間になっているように思います。しかし、中には指導に力が入り過ぎてしまっている親御さんを見掛けることもしばしば…。

出来ることしかやらなかったり、集中力を欠いてしまったり…。そんなお子さんの姿を見ると、ついつい叱ってしまうこともあるかもしれません。そこには親子だからこその難しさがあるのも事実ですが、お子さんのやる気を引き出す仕掛けや雰囲気作りをすることも大切です。そうすれば、自分から意欲的にトレーニングに取り組むようになると思います。

子どものやりたい!を引き出す3つのポイント

①達成可能な課題の設定
難しそうなリフティングの技を見て、「できたらカッコイイかも!」と飛びつくお子さんもいるかもしれません。挑戦してみたのはいいものの、上手くいかず途中でやめてしまう…では勿体ないですよね。
課題が難し過ぎるとやる気を失ってしまいますから、段階的にレベルを上げていくようにしましょう。コツコツと小さい成功を積み重ねていけば、難しい課題も上手くできるようになるはずです。

②楽しい雰囲気作り
大人が一緒になって楽しんで取り組んでいる姿を見せれば、お子さんも自然と楽しんで取り組むようになるでしょう。サッカーが苦手な方もいるかもしれませんが、まずは一緒にやってみる姿勢が大切です。
ここ最近は運動不足になっている方も多いと思いますから、せっかくの機会、お子さんと一緒に楽しんでみて下さい。

③出来たことを褒める
出来たらめちゃくちゃ褒めてあげてください!なんなら抱き締めても良いかもしれません。笑
大人からすると「練習は真剣に!」と思うかもしれませんが、まだまだ小さな子ども達にとっては遊びの延長なのです。②と共通しますが、しっかりと褒めてあげることが、サッカーが楽しい!と思える雰囲気にも繋がるのです。
また、年齢が上がってきたら、何が良かったのか?など具体的に褒めてあげることが大切です。

こんな時期だからこそ大切にしたい「親子のコミュニケーション」

問題点や改善点、課題を見つけ出すことはとても大切な作業だと思います。しかし、それだけに目を奪われてはいけません。その子の『出来たこと』『良さ』をもっと認めてあげるべきだと思うのです。それがあれば、出来ないことへも自然と向き合うようになると思います。
不自由な生活が続いて大人も子どもも不安定な気持ちになっているかもしれませんが、この機会にもう一度親子のコミュニケーションを大切にして、毎日を過ごしていきましょう!

小さいお子さんにオススメ
前回、小さいお子さんにオススメさせていただいたトレーニングアイテムの「風船」。動画をご用意しましたので、ぜひ参考にしてみてください。あわせて、幼児期からできるラダートレーニングもぜひ!

メイン写真提供/株式会社ベースボール・マガジン社

WRITER PROFILE

 大槻邦雄
大槻邦雄

1979年4月29日、東京都出身。
三菱養和SCジュニアユース~ユースを経て、国士館大学サッカー部へ進む(関東大学リーグ、インカレ、総理大臣杯などで優勝)。卒業後、横河武蔵野FCなどでプレー。選手生活と並行して国士舘大学大学院スポーツシステム研究科修士課程を修了。中学校・高等学校教諭一種免許状を持ち、サッカーをサッカーだけで切り取らずに多角的なアプローチで選手を教育し育てることに定評がある。

★著書「クイズでスポーツがうまくなる 知ってる?サッカー

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