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【大槻邦雄の育成年代の「?」に答えます!】3密回避で今できるトレーニング

サカママ読者の皆様、こんにちは。大槻です!

前回の投稿から1カ月、世の中の状況も大きく変わりましたね。緊急事態宣言が発令され、今まであった日常がこれまで以上に制限されることになりました。休業やテレワークなど大人の働き方も大きく変わり、家で子どもたちと時間を過ごすことが多くなったご家庭も少なくないと思います。

家族の時間が多くなったことは嬉しい半面、子どもたちの時間の管理に苦労している方も多いのではないでしょうか。食事、勉強、運動と出来るだけ普段と同じように過ごして欲しいですよね。

そんな時は、1日の活動を時間割りのように表にしてみることをお勧めします。ある程度の予定を自分で決めておくことで、生活にもメリハリが出てくるはずです。

3密回避!狭いスペースでもできるトレーニング

さて、前回は外遊びから得られるトレーニング効果について紹介しましたが、最近は外で遊ぶのもちょっと気を使うなあ…という方も多いかと思います。新型コロナウイルス感染拡大防止のためには、トレーニングであっても「密閉・密集・密接」の3密回避は必須です。

そこで今回は、狭いスペースでも出来るトレーニングをご紹介します。もちろん一人でも出来る内容になっていますので、ぜひチャレンジしてみてください。

ボールタッチチャレンジ①

POINT
サッカーは片足になることが多いので、グラグラしないように練習しましょう!

ボールタッチチャレンジ②

POINT
速く出来れば良いというものではないので、ゆっくり正確に行いましょう!!

ボールタッチチャレンジ③

POINT
どちらかの足に荷重が掛からないようにバランス良く、足全体を動かすようにしましょう!

ボールタッチチャレンジ④

POINT
スピードよりも正確性!足だけではなく、身体全体を意識しよう!

馴染みのあるボールタッチも出てきたかもしれません。この機会に親子でチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
ボールタッチ動画やトレーニング動画は私自身のYouTubeチャンネルでも紹介していく予定ですので、あわせて参考にしてみてください。

小さいお子さんには風船がオススメ

風船

上記で紹介したようなトレーニングがまだできない、幼児以下のお子さんには、室内で風船を使って遊ぶことをお勧めします。

ボールを使う前の段階では、風船は最適な練習アイテムです。頭上に投げたり蹴ったりしたあと、ゆっくりと落ちてきますから、行動を起こすまでに考える時間があります。ゆっくり判断した動きであってもその反復が刺激となり、動作の習得だけでなく空間認知能力などの獲得に結び付くのです。初めはただ単純に落とさないように手や足で回数を数えてみたり、バレーボールのような遊びでも構いません。慣れてきたらリフティングをしてみましょう。

風船の次の段階では、クッション性のボールなどを使ってみるのもいいと思います。ボールになると落下スピードが早くなりますが、風船遊びで掴んだ目と頭で認識する感覚が活かせるはずです。

今をポジティブに過ごそう

当たり前だった日常が失われたことで、その有り難さを身に染みて感じるようになりました。しかし、不自由な状況だからこそ、生まれるアイデアや考え方を大切にしたいと思うのです。もしかしたら各自が出来ることを探していく行動の先に新しい価値が生まれるのかもしれません。みなさんもポジティブな気持ちを忘れずに、今できることにチャレンジしていきましょう。

WRITER PROFILE

大槻邦雄
大槻邦雄

1979年4月29日、東京都出身。
三菱養和SCジュニアユース~ユースを経て、国士館大学サッカー部へ進む(関東大学リーグ、インカレ、総理大臣杯などで優勝)。卒業後、横河武蔵野FCなどでプレー。選手生活と並行して国士舘大学大学院スポーツシステム研究科修士課程を修了。中学校・高等学校教諭一種免許状を持ち、サッカーをサッカーだけで切り取らずに多角的なアプローチで選手を教育し育てることに定評がある。

BLOG「サッカーのある生活...」も執筆中
★著書「クイズでスポーツがうまくなる 知ってる?サッカー

株式会社アクオレ株式会社ティー・パーソナル