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【第97回高校サッカー選手権】優勝校・青森山田「苦難を乗り越え2度目の優勝を果たした青森山田の真価」

高校サッカーの頂点を決める「全国高等学校サッカー選手権大会」。
第97回にあたる今年度の大会は、昨年12月30日の開幕戦を皮切りに約2週間に渡って熱き戦いが繰り広げられ、青森山田の2年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。
高円宮杯U-18チャンピオンシップとの2冠を果たした2年前のチームと「似ている」と言われながら、頂点に立つまでは苦難の連続であった青森山田。選手権を制した北の王者の道程とは?

雪国での覚悟の6年間。優勝の原動力は“人間力”

インターハイ2回戦で昌平に2-0から逆転負けし、選手権直前でマンネリ化していたチームに喝を入れる形で主将交代。黒田剛監督が「やんちゃ」と評する世代は、順風満帆だった訳ではない。それでも指揮官から「2年前と共通点の多いチーム」と評価もされていたチームは、初優勝した2年前同様に全国決勝の日まで学び、吸収し、成長し続けて全国制覇を果たした。


青森山田高校 12月まで主将を務めた檀崎竜孔と、“新キャプテン”GK飯田雅浩。
苦難を乗り越え、大会期間にチームは一つにまとまり、さらなる成長を遂げた。

メンバーのほとんどが県外出身。青森山田中からの6年間、もしくは高校からの3年間、覚悟を持って雪国での成長を目指してきた選手達だ。年間の3分の1は雪に覆われる青森。満足にボールを蹴ることのできない環境の中で彼らは学校、寮生活で人間的にも成長し、自分の課題や強み、勝つための術を磨いてきた。結果が出なくても個々が前を向き続けた。


青森山田高校 胴上げで高々と宙を舞う名将・黒田剛監督。
24年間の積み上げが日本最強のチームを創り上げた。

これまで幾度となく決定機を外し、ダメ出しされ続けても地道に頑張ってきたというFW小松慧が準決勝、決勝で連発。また、準々決勝ではCB二階堂正哉がセットプレーの流れから2得点を決めて逆転勝ち。黒田監督は、この2発について「中学校、高校の6年間、(セットプレーで)ずっとあのポストサイドに居続けた。一年間で一度も来ないかもしれないけれど、必ず来ると信じて居続けた。誠実に生活をして、本当にブレない生活習慣をつくり、生真面目にあそこに居続けた彼の粘り勝ちと評していたが、雪国で日常も含めて築き上げられた人間力もこの世代の原動力だった。


青森山田高校 MF檀崎、DF三國ケネディエブス、DF二階堂正哉ら、チームの主軸となったのは青森山田中出身選手。
6年間の成果を最高の舞台で発揮した。

青森山田 PLAY BACK

準々決勝
【準々決勝】
プリンスリーグ関東優勝の矢板中央戦は先制を許す苦しい展開となったが、MF澤田貴史のロングスローから2得点で逆転。
準決勝
【準決勝】
注目の東北対決はPK戦にもつれ込む死闘に。
尚志の2年生エース染野にハットトリックを決められる場面も。
準決勝
【準決勝】
”奇跡の男“小松慧が途中交代からゴールを決め同点に追いつき、青森山田がPK戦の末、激戦を制した。
2回戦
2019.1.2
ニッパツ三ツ沢競技場
青森山田 6-0 草津東
(滋賀)
天笠泰輝(13分)
武田英寿(38分)
橋本峻弥(53分)
武眞大(67分)
小松慧(68分)
バスケス・バイロン(74分)
【得点者】
3回戦
2019.1.3
等々力陸上競技場
青森山田 3-0 大津
(熊本)
佐々木銀士(19分)
檀崎竜孔(23分)
藤原優大(66分)
【得点者】
準々決勝
2019.1.5
等々力陸上競技場
青森山田 2-1 矢板中央
(栃木)
二階堂正哉(40分、66分) 【得点者】 眞島聖弥(14分)
準決勝
2019.1.12
埼玉スタジアム2002
青森山田 3-3
(PK4-2)
尚志
(福島)
檀崎竜孔(56分)
三國ケネディエブス(63分)
小松慧(87分)
【得点者】 染野唯月(26分、68分、75分)
決勝
2019.1.14
埼玉スタジアム2002
青森山田 3-1 流経大柏
(千葉)
檀崎竜孔(40分、63分)
小松慧(88分)
【得点者】 関川郁万(32分)