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近本めぐみさん

研究者として働きながら子育てをするためにしたこととは?【サカママワーキングスタイル】

近本めぐみさん

近本めぐみさん

アメリカ合衆国ユタ州在住
京之介くん(ミドルスクール6年生)

仕事
近本さんは、アメリカの大学で研究員として働いています。基本的に平日の9時〜17時頃までオフィスにいますが、退社時間はお子さんの都合に合わせて調整しています。研究はオンオフがつきにくく、忙しい時は、夜や土日に自宅で仕事をすることも稀にあります。

サカママ
長男は、地元のチームであるCache Valley Unitedに所属しており、週末の公式戦の他に週2日の平日練習をしています。近本さんは、送迎や食事、試合のビデオ撮影をするなどのサポートのほか、サッカーブログを書いており、アメリカユースサッカーの現状を保護者の目線で発信しています。

子育てをしながらアメリカの大学で研究員として働く

近本めぐみさん

現在アメリカの大学で研究員として働いている近本さん。地球の気候をシミュレーションして、気候が変動すると海洋の生態系がどう応答するのかを明らかにする研究を行なっています。

「大学生の時に、気候がどう変化し地球のシステムが成り立っているのかという問題に興味を持ち、大学院に進学して地球科学分野で博士号を取得し、そのまま研究者の道に進みました。結婚後も大学の研究員として働いていましたが、出産直前に転職して育児休暇が取れなかったので、息子の出産後8週間で復職しました。今はアメリカの大学で任期制の研究員として働いており、自分のパソコンからスーパーコンピューターなどにアクセスしてシミュレーションや解析などをしています。一日中デスクに座りっぱなしのことも多いですが、今まで誰も知らなかったことを明らかにしていく過程はおもしろく、色んな国の人と一緒に研究して、研究や人の輪が広がっていくのもすごく楽しいですね。ごくたまに研究成果がメディアに取り上げられることがあり、この夏にはニュース番組でインタビューを受ける経験をしました。私にとって、研究は生き甲斐のようなものです。たとえ、宝くじに当たって経済的な安定を得たとしても(笑)、続けていきたいと思っています」

サッカーを通してできた地域とのつながり

サカママワーキングスタイル

息子さんは、1年半前に新しく立ち上がった地元のチームに所属しており、週末だけでなく平日の練習も頑張っています。

「息子のチームは、2007年生まれの学年しかいない、お父さんコーチやマネージャーが中心となったチームです。シーズン期は週末の公式戦の他に週2日の平日練習があり、チーム内の連携を中心とした練習日と、アルゼンチン出身の外部コーチに委託した、個人の技術向上を目的とした練習日があります。保護者もボランティアでビデオで毎試合、試合映像を録画し、それをチーム内でシェアしています。なるべく各選手のポジショニングがわかるように、5mの長さのポールで高い位置からフィールドを撮影していますが、この映像を復習することで、子どもたちの鳥瞰的な視野が発達すれば良いなと期待しています。また、私達が住んでいる場所は標高1300mのやや高地に位置するのですが、息子のチームが低地の大会に出場するために、長距離フライトを経て2日で30分ハーフの試合を3試合した後も、子どもたちはまだ元気でプールで遊ぶほどだったんです(笑)。高地に住んでサッカーをするだけですが、これこそ高地トレーニングなんだと、その効果には驚かされましたね。サカママになって良かったことは、地域のつながりができたことです。知り合いのいない土地に引っ越して、言葉や文化の壁もあると、交友関係はなかなか広がりません。息子がサッカーのコミュニティに入ったことで、親子共に地域の知り合いが増え、私が書いているサッカーブログを通してユタ州でサッカーを頑張る日本人の家族とも仲良くなりました。こうした人の輪は、海外で暮らす私達にとって、かなり大事なものになっています」

近本さんのサッカーブログはコチラ

子どもとの時間を作るために家事はなるべく自動化

サカママワーキングスタイル

息子さんが小さい頃から研究者の仕事と家事、子育てを両立させてきた近本さん。家事を自動化することで、お子さんと向き合う時間を優先させてきました。

「息子を生後8週間から保育園に預けたので、赤ちゃんの頃から触れ合う時間が短く、家事に時間をかけるくらいなら、その分子どもと向き合おうと思い、家事はなるべく自動化して、自分や夫がやる分を最低限にしています。今もその生活スタイルが続いており、掃除はルンバを使い、出勤中に毎日掃除するよう設定しています。ほかにも食洗機や洗濯乾燥機を使っています。最近はアメリカのママ友の中で一大ブームとなっているインスタントポットという圧力調理鍋を使い始めました。この鍋が支持される理由はその利便性。朝、材料を切って入れておけば、好きな時間に調理を開始し、帰宅時には調理が終わっている優れモノです。サッカーのシーズン中、送迎に忙しくても、帰宅してすぐ温かい夕食が食べられるのは本当に助かります。日々忙しくても、家事が良い加減になっても、毎日子どもに愛していることを伝えれば、その想いはきっと子どもに通じると思っています」

忙しい日々の中で、近本さんが自分時間を楽しんでいるのは主に日曜日。ユタ州は、日曜日にスポーツの活動をしない慣例があるのだそう。

「以前ハワイに住んでいた頃は、週末になるとサッカーの試合や他の行事でかなり忙しく、月曜のオフィスでホッとするほどでした。ところが、今住んでいるユタ州は日曜にサッカーなどのアクティビティや行事を一切やらないので、何も予定が入らない1日になりました。日曜日はゆっくりブログを書いたり、夏はガーデニングをしたり家族でトレッキングに出かけて自然を感じるなどしてリフレッシュしています。また、冬は、日曜日だとスキー場がとても空いているので、親子で快適な滑りを楽しんでいます」

コレ、愛用してます!

G-Formのシンガード

すねをしっかりカバーしてくれるG-Formのシンガード

以前使っていたシンガードは、ソックスの中でズレたり飛び出すことがありましたがG-Formのシンガードは、ガード部分がタイツで一体化し、すねをしっかりカバーするので、プレーに集中するようになりました。ケガの防止としてもオススメです。

近本さんの時間割

6:30 起床
7:00 朝食
8:00 息子を送り出す
8:30 オフィス到着、仕事開始
16:00 オフィスを出る
16:30 息子のサッカー等の送迎(練習中はスタバで読書など)
18:00 自宅に戻る
19:00 夕食
20:00 自由時間(テレビかインターネット)
23:00 就寝
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