「大学でサッカーを続ける」ということ。vol.9
U-21日本代表で躍動!“東京五輪の星”からの言霊。
「大学サッカーで得たもの」
2020年、いよいよ開催まで2年を切った東京オリンピックでの活躍が大いに期待されるU-21日本代表。アジア大会で銀メダル獲得に貢献した大学生プレーヤーたちが、キミたちに送る先輩としてのメッセージ。
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上田綺世
(FW/法政大学2年)1998年8月28日、鹿島学園高校出身
「“チームを勝たせるFW”という理想の選手像を大学で目指している」
「高校時代は選手権2回戦敗退と悔しい想いをしました。進路に関しては、鹿島学園の鈴木雅人監督を信じて、自分はサッカーで結果を残すことに集中していました。大学進学は意識せず、高3の夏のインターハイまで邁進しましたが、その頃、法政大学からお声掛けをいただき練習参加に臨みました。
高校と大学サッカーでは、一つひとつの質が違います。フィジカル、スピード、技術も総合的に高い能力が要求されますが、僕はそこに自身を持ってプレーしているので、大学でも結果を残せているのだと思います。FWとして時には点が取れずに悩むこともありますが、その時はプロの選手と比較して改善を心がけ、シュート練習にも自主的に取り組むようにしています。法政大学は一部の部員を除き、ほぼ寮生活なのですが、上下関係もなく全員仲がよくて、試合ではお互いに声を掛け合って一丸になれるチーム力があります。僕は背後に抜け出しとヘディング能力を活かした得点力が長所だと思っていて、試合中は常に『勝利』することを考えています。チームが勝つために点を取る、という自分の仕事を全うする ように心掛けています。
高校サッカー選手権は、人生の限られた時間でしか挑戦できない特別な大会です。それに向けて努力する時間は人生の財産になると思ますので、高校生のみなさんには全力でプレーしてほしいと思います」