風邪や感染症を防ぐために、 Jリーガーが意識していることとは?
手洗い用品やアルコール消毒剤などを提供しているサラヤは、セレッソ大阪をサポートしています。そこで、セレッソ大阪でエースとして活躍する杉本健勇選手に、小学生時代の話やお母さんのサポート、さらにコンディションを維持するために意識していることをお聞きしました。風邪やインフルエンザなどの感染症が流行る前に、プロ選手が行っている体調管理の方法を、ぜひ取り入れてみて!
小学生時代、監督が恐くて、ずっと辞めたいと思ってました
――杉本選手がサッカーを始めたきっかは何だったのでしょうか?
「小学4年生の時に、従兄弟の影響でサッカーを始めました。それまで、空手、スイミング、バレー、バスケなど、いろんなスポーツをやったんですけど、どれも何か違うなと思ってすぐにやめてしまったんです。でも、サッカーだけは面白くて『コレだ!』と思いましたね」
――「小学生の頃は、とにかくサッカーが楽しかった」というプロ選手が多いのですが、杉本選手もそうでした?
「最初は楽しかったんですけど、徐々に試合に出るようになると、監督が恐すぎて、ずっと辞めたいと思ってたんです。試合の朝も、風邪だと嘘をついて休もうとするんですけど、監督もずる休みだとわかってるから、『集合場所まで来い。本当に熱があったら帰してやる』って。結局、熱はないから、試合にでるんですけど(苦笑)。そういったことが何回もありました」
――それでも、辞めなかったんですよね?
「僕はヘタレだったので監督にすごくしごかれましたけど、怒るだけではなく、時には褒めてくれるので、それが嬉しくて、頑張れた部分はありますね。6年生くらいになると、少しずつ上手くなっていったので、監督から怒られることも減って、またサッカーが楽しいと思えるようになりました(笑)。今になって思うのは、怒るのも本当に愛情があったからなんだなということです。監督がいなければ、サッカーをやめていたかもしれないですし、感謝してもしきれないですね」
お母さんの手作り弁当で、大きくなった!?
――小学生時代、お母さんはどういったサポートをしてくれてましたか?
「母が作ってくれるお弁当が、本当にすごかったんです。試合の時はもちろん、毎日お弁当を作ってくれたんですけど、みんなにびっくりされるくらい豪華。家族全員小柄なのに、僕がこんなにデカくなれたのも、そのお弁当のおかげかもしれないなって。弟がいたこともあって、母は試合を観にくることはほとんどなかったんですけど、お弁当が母との絆になっていた気がします。今でもそうですけど、母は小さい時からずっと、僕の一番の味方ですね」
――お母さんは、栄養管理などもしてくれていました?
「お弁当以外も、栄養面に気をつけてくれていましたね。高校で寮に入るまで、練習で帰りが遅くなっても、毎日しっかり食事を作ってくれて、サポートしてくれました」
正しい手洗いとアルコール消毒剤で感染症を予防
――では、プロになってから体調管理で気をつけていることはありますか?
「3、4年程前から、栄養、食事、睡眠、体のケアに気を配るようになりました。面白いことに、そういったことを気にするようになってから、徐々に結果もでてきたので、続けています」
――これらからの時期、風邪やインフルエンザなどの感染症も流行りがちですが、意識していることはありますか?
「帰宅したら、手洗いとうがいは絶対します。インフルエンザなどで1週間程休んでしまうと、体調を戻すのにさらに10日ほどかかってしまいますから。それに、チームメイトにうつしてしまうと大変なので、とくにこの時期は気をつけてますね」
――チームでは、何か感染症予防策は行われていますか?
「トレーナーからは、手洗い、うがいをしっかりするように言われたりもしますね。遠征でホテルに宿泊することも多いのですが、必ず食事会場にはアルコール消毒剤が置いてあるんです。それで毎食前、しっかり消毒しています」
――最後に、サッカージュニアとサカママにメッセージをお願いします。
「子どもたちは、プロの練習会場に行ったり、生で試合も観てほしいと思います。そのために、今、子どもたちを試合に招待できるような取り組みを考えているところです。お母さんたちには、できるだけお子さんにコンビニ弁当ではなく、“山盛り弁当”を作ってあげてほしいなと思いますね。僕は、母が作ってくれたお弁当を当時は『多すぎだよ!』と思ってましたけど、今でも心に残ってますし、感謝しています。お子さんたちも、今はわからなくても、大人になってからきっと気づくので、全力でサポートしてあげてください」
知っておこう①「正しい手洗いの方法」
知っておこう②「アルコール消毒剤の手順」
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