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大学サッカー PERFECT GUIDE vol.1 「早稲田大学ア式蹴球部」

高校サッカー応援メディア『footies!』にて大好評連載中の『大学サッカー PERFECT GUIDE』。現役学生プレーヤー(掲載時)が、大学サッカーの魅力についてナビゲートしてくれる同人気シリーズをサカママWEBでも配信決定! 大学選びの参考として、ぜひご活用ください!

大学サッカー界をリードする名門 早稲田大学ア式蹴球部

初代Jリーグチェアマンの川淵三郎氏や歴代最高FWの釜本邦茂氏ら、日本サッカーのレジェンドたちを輩出した早稲田大学ア式蹴球部に迫る!

I'LL GUIDE YOU. ~私が案内します!~
秋山陽介
早稲田大学スポーツ科学部/MF/流通経済大柏高校出身

フィジカルコーチがトレーニングメニューを考えてくれて、週に2回ぐらいジムトレーングをします。僕は動作を速くするためのトレーニングをしています。高校時代はマシントレーニングをしたことがなく、大学でやるようになってから体重も増えました。 練習環境を自分たちで整備するために、清掃やゴミ拾いを率先して行っています。 寮は2人部屋で、4年生と2年生、3年生と1年生がペアになります。僕のペアは新入生なんですが、積極的なヤツなので、いろいろ話しますね。それでいて早く寝てしまうので、おかげで規則正しい生活が送れています(笑)。

自己推薦で早大入学

高校3年に進級した頃に大学進学を意識し始め、コーチから「成績も取れているし、チャレンジしてみたらどうか」と勧められ、先輩も何人かいたことで、早稲田を意識するようになりました。実績と小論文、面接で評価される自己推薦入試を受け、スポーツ科学部に合格しました。

伝統の入部テスト

ア式蹴球部に入部するためには、まず走力を計るランテストを受けなければなりません。それをパスするとようやく仮入部になりますが、選手としてはもちろん、人間としても成長するための十分な準備ができるまでは正式に入部できません。日々の練習で自分の持ち味を発揮することはもちろん、それ以外の面でもチームに良い働きかけをしていき、そういった姿勢が評価されれば晴れて入部となります。僕はけっこう時間がかかりました(笑)。2月から練習に参加していたんですが、決まったのは4月の終わり。入学式が終わって履修登録も済んで、関東リーグが始まってようやく、という感じです(笑)。

スピードが違う!

大学のサッカーは、スピードとフィジカルが高校と全く違いましたね。体格のいい選手も多いですし、一つひとつのプレーが本当に速い。早稲田は特にプレスが速いスタイルでプレーするので、最初の2カ月間ぐらいは戸惑いました。

濃密なトレーニング

練習時間は高校時代のほうが圧倒的に長かった。大学の練習は時間は短いですけど凝縮されているというか、トレーニングに100%の力で取り組まなければならないし、プレーにかかわっている時間が長いので、大学のほうがキツく感じます。

刺激ある日々の生活

寮生活をしているんですが、ある程度のことを自分たちでやらなければならないのが、意外と楽しいですね。授業でもいろいろなことが学べますし、他の部活もレベルが高く、世界と戦っている人たちと仲良くなって話をすると刺激になります。

早慶戦はダービー!

入学当初はピンと来なかったんですが、試合に出るようになって、雰囲気の違いを実感しました。OBの方々の意識も強いですし、早稲田はもちろん、慶應義塾大の選手も激しく仕掛けてきます。応援も熱気がこもっていて、まさに「ダービーマッチ」という感じです。

高校生活への提言

監督やコーチ、先生から言われることをただ受け入れるのではなく、そこにどんな意味があるのかを自分の中で理解して練習や勉強に取り組んでいけば、充実した高校生活が送れると思います。あと、勉強はちゃんとしておいたほうがいい。特に英語は社会に出てからも必要です!

ある1日のスケジュール

寮では朝食と夕食の時間が決まっていて、遅れると食べられないので、必然的に朝は8時半起床になります。講義は所沢キャンパスの日と東伏見キャンパスの日があります。教室で受ける講義以外にオンライン講義が週に2コマあって、これは空いている時間に部屋でパソコンを開いて受けます。練習に影響が出ないよう、4限以降の講義は履修しないよう調整しています。試合は土曜日か日曜日。基本的に現地集合なので、2時間前に到着できるよう準備をします。 ※この記事は2016年4月に掲載したものです。