サカママは見た!チーム選び&移籍の思わぬ落とし穴
納得して選んだはずなのに、いざ入ってみたら「あれ?」と思うことが続出…。先輩サカママが涙を飲んだ失敗エピソード&トラブルをご報告!同じ轍を踏まないよう、どうぞご一読を。
子どもの気持ちは置いてけぼり……強豪チームを求めてママが奔走!
チームを選ぶときは、子どもの意見も尊重しましょう。当たり前のことのようですが、熱が入り過ぎると意外にそこがおざなりになってしまうのです。「強いチームに入れて我が子を活躍させたい!」という思いが強く、「いいチームがある」と聞けば、どんなに遠くても見学や体験に出かけていたママ。けれども子ども本人は、「ただ友達とサッカーができればいい」と、強豪チームへの加入は望んでいなかったそう。
子どもが小さいほど、親が先回りしてしまいがちですが、そこは冷静に。「上手になりたい」「楽しくやりたい」など、サッカーを始めようと思った理由を親子間でクリアにしておけば、子どもが親に振り回されるという事態も防げるでしょう。
ひとつの側面だけで判断するのは危険かも!目的と指導者の考え方が合わない場合も
A子さんが選んだチームの指導者は、海外でのプレー経験があるなど、華々しい経歴の持ち主。「ここなら」と期待に胸をふくらませて、子どもを通わせることに決めました。けれども、実際に入ってみると、スクールとかけもちしている子とそうでない子との間で、みるみる実力に差がついてしまったそう。
実はそのコーチ、戦術には長けているものの技術を教えるのはあまり得意ではありませんでした。さらに、「うまくなりたいならスクールに通うように」と告げられたそうです…。指導者の経歴やプロフィールは、重要な判断基準のひとつ。しかしそれだけではなく、指導方法や教育理念もリサーチしておくのがベストですね。
いざ通わせてみたら諭吉が飛んでいく!予想外の出費がかさみ、泣く泣く退団
子どもが高学年に上がり、本人の希望もあってより強いチームへの移籍を考えたB子さん。ブログなどでリサーチして、気に入ったチームに入団しました。ところが遠方での試合の際に、前にいたチームではなかった「遠征費」を徴収すると言われてビックリ。遠征のたびに、万単位の費用がかかってしまったのです。さすがに経済的な負担が大きすぎて、そのチームで続けることを断念。新たにチームを探すはめになったそうです。
チームによっては月謝以外にもこうした費用がかかる場合があります。せっかく縁があって入団しても、続けられないなら意味がありません。特にお金のことは聞きづらいかもしれませんが、事前にはっきりさせておきましょう。
自分勝手な振る舞いで大迷惑!チームを辞めるときもマナーを忘れずに
移籍を考えているママは、新しいチームのことばかりに気を取られていませんか? 現在所属しているチームを辞めるタイミングにもマナーがあります。たとえば、月謝が月ごとではなく、数カ月に1回まとめて徴収されている場合、中途半端な時期に辞めてしまうと、会計係のママさんが返金をどうすればよいか頭を悩ませることに。
また、役員やお当番などを引き受けておいて、ひとこともなく勝手に辞めてしまうのももってのほか! 小さなことのようですが、のちのち大きなトラブルに発展するかもしれません。“立つ鳥跡を濁さず”の精神で、今までお世話になったチームに対して最後まで礼儀を忘れないようにしましょう。
え、ママは見学しちゃダメなの?チームのローカルルールは要チェック
子どもの練習風景が見られるのは、小学生時代だけの貴重な体験。普段の練習や試合などで、我が子がプレーする姿を見るのを楽しみにしているママも多いと思います。ところが、ここでも注意が必要。
あるママが子どもに入団させたチームは、ママたちの見学&応援禁止というルールがあったのです!そのママは、できるだけサポートしようと張り切っていただけにがっかりしてしまったとか。もし、お手伝いをたくさんしたいと考えているなら、チーム内にどんなルールがあるのか確認しておきましょう。その逆もしかり。もちろん、ママのサポート歓迎のチームだからって、あれこれ口を出したり、出過ぎた態度をとったりするのは絶対NGですよ!
まさかの事態が発生!広かった練習スペースが半分以下に
練習場所の所在地や広さも、チームを選ぶうえで大切なポイント。ただ、思わぬ出来事で条件が変わってしまうことも。
そのチームの練習場所は、十分な広さがあって家からも近く、子どもも気に入っていたそう。ところが、ある施設の建築予定地になってしまい、なんと練習スペースが今までの3分の1に減ってしまうことに! チームは新しい練習場所の確保に尽力しましたが、その地域にはサッカーチームが集中していて、なかなか思うようにはいかず…。不便な思いをしながらもその場所で練習を続けるしかなかったそうです。このようなケースは防ぎようがありませんが、「そんなこともあるんだな」と心に留めておけばショックも少ないかも?