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親も学び、親も成長。その姿勢と行動が親子の絆を深くする

子どもの成長は本当に早いです。小さな成長も見逃さず、頑張ったとことはしっかりと認めてあげましょう。
そして皆さん自身はいかがでしょう?母親としてお子さんに対して、どんなことができるようになりましたか?子どもにだけ「頑張れ、頑張れ!」と言っているだけではいけませんよ!
しっかりと自分自身の言葉や振る舞いも振り返ってみましょう。サッカーを通じて子どもだけでなく親も成長し、親子の絆を深めてほしいのです。

保護者向けの講演の際、こちらの問いかけに反応がなかったり、質疑応答で手が上がらない場合はいつもこう言います。「皆さん、普段子どもたちに何と言っていますか?積極的に手を上げて発言しなさい、聞かれたらハキハキ答えなさい、こんな風に言っていませんか?」父兄の皆さんは苦笑を浮かべながら手を上げ始めるものです。

大切なのは、自分の発言に責任を持つこと、お子さんの努力や頑張りを理解しようとすることです。

結果的にご自身の発言に説得力が増します。同じ言葉でも、できる人、やっている人から言われるのとそうでない人に言われるのではまったく重みが違います。

なので、ぜひ普段お子さんによく伝えている言葉、自分はしっかりできているだろうか?というところからで構いません。自分自身の振り返りをしてみてください。

お子さんの成長をしっかりと見守られていますか?
口を出しすぎてお子さんの成長の機会を奪ってしまっていませんか?
逆に距離を置きすぎて、お子さんに対して言いたいことが言えなくなっていませんか?

これらのような問題があった場合、その状況を作ってしまっている原因、今の自分にできること、よく考えてみて行動に移してみてください。

自分自身が何か一つテーマを持って取り組むことによって、きっとこれまで以上に、お子さんの頑張っている部分に気づけるようになるはずです。
成長するのは子どもだけではありません。大人も日々学び、成長するのです。親として、一人の人間として。
皆さんがお子さんとさらに素晴らしい関係を築けることを期待しています。

WRITER PROFILE

野田恭平
1981年、神奈川県生まれ。サッカー親子講師。東京V、琉球、岐阜などでゴールキーパーとして活躍。現在は、全国のサッカー少年と保護者を対象に親子向けの親子イベントを開催し、「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに講演活動を展開。また、JFAこころのプロジェクトのメンバーとして、「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力することの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行なっている。サッカー少年を育てるママの悩みに真剣に向き合い、絶大な信頼を得ている。