元教員×片付けのプロが伝える! 子どもの自主性を促す整理収納術
8月末、片付けのプロを講師に迎えて行ったサカママ×サーモスイベント。その中から、サッカージュニアの自主性を促す整理収納術をご紹介。
文/編集部 写真/窪田亮(イベント)
身支度で生まれる自主性でサッカー力もアップ!
「今のスポーツ現場では、判断力や思考力、選ぶ力が求められます。一人一人の力が試される時代だからこそ、セルフマネジメントが重要なのです」と、片付け子育てコンサルタントの疋田阿弓さん。セルフマネジメントとは、自分を整え、改善することでいいパフォーマンスにつなげていくこと。「子どもが自分自身でできるのが身支度です。身支度ができるようになると“自分ごと”が増えて、自主性につながっていくのです。身支度には、子どもに身に付けてほしいことの土台が作られる大きな力があります。どんな環境だったら、子ども自身でできるかを考えてみるといいでしょう」
「身支度が自分でできるようになると自主性が育まれ、サッカーにもつながっていきます」と疋田さん。
毎日、歯磨きをするように、子どもが考えなくても習慣になる仕組みを一度考えてみましょう。『うちの子は身支度ができない』と思うのではなく、どんな仕組みならできるかを考えることが大事。
ティッシュの下にゴミ箱を置く仕組み。
写真のようにキッチンの流しの引き出しには、使う物だけを入れておくなど、使う場所に使うものを置くことがポイントです。子どものランドセルやバッグは、ダイニングに置くのが正解。身支度に必要なものがあちこちにあると歩数が多くなり片付けられなくなるので、歩数が少なくなる環境づくりを!
流し下の収納には、キッチンで日々使うものだけを。子どものバッグ類はダイニングに置くのがコツ。
子どもは視覚優位なので、中が見えない収納はNG。見える化のおすすめ収納はオープンラック。少し隙間を開けると見えるので、戻しやすく、取りやすいのです。また、ラベリングをするのもいいでしょう。タックシールに名前や入っているアイテムを書いて貼ればOK。兄弟がいる場合は、それぞれ違う色のシールを貼ってあげるのも◎。
中が見えないと全部出してしまったり、戻す場所がわからなくなってしまうことに。
オープンラックは便利。可動棚を利用してもOK!
流しの引き出しに写真のような量が入っていると、その都度探すのに時間がかかり、それが積み重なると大切な時間を奪われてしまうことに。何を大事にしたいかを考えて、日々使うものを厳選して減らすことが大事です。
疋田さん曰く、物の量は悩みの量に比例するそう。
片付けをする時は、「出す」「分ける」「仕組みを作る」の順で行うのがポイントです。頑張りすぎず、1つの引き出しごとに行うといいでしょう。
いるものは使用頻度で分け、子どもが考えずにできる仕組みを作る。
サッカーアイテムは、子ども部屋から玄関に向かう動線上に置く場所を作るといいでしょう。練習用、試合用などに分けてセット化しておくと便利です。また、帰宅した時の仕組みを作っておくのもおすすめです。洗面所に洗剤とバケツを置いておき、サッカーから帰宅したら水に洗剤を入れてつけておくことを教えてあげるといいでしょう。
ジャグやリュックなど必ず使うものは、出しっぱなしにしておいてもOK!
キッチンの表舞台に、水筒を乾かす場所、置く場所を作ることが大事。子どもが乾かしやすい・取り出しやすい場所を考えてみましょう。すぐ取れる場所にブラシを置く、酸素系漂白剤を瓶に入れて使いやすい場所に置いておくなど、水筒のお手入れも仕組みを作っておくと家事がラクに。
子どもが自分の水筒を取り出しやすい環境に。
食洗器対応でお手入れ簡単!サーモスの新作アイテム
JNLシリーズがリニューアル!
ロングセラーの真空断熱ケータイマグJNLシリーズ。リニューアルし、すべてのパーツが食洗機対応、新構造の飲み口でお手入れがラクに。フタは大きく開き、唇にフィットする飲み口形状になり、さらに飲みやすくなっています。カラーが12色揃っているのも嬉しい。
全パーツ食洗器対応でより便利に
熱いものから冷たいものまで持ち運べる、スープジャーのスタンダードモデルが食洗器対応になって登場。パーツが分かれているのでお手入れがしやすく、本体もフタも食洗器で洗えます。300ml、400ml、500mlと3サイズがラインアップ!
あると便利!酸素系漂白剤
水筒内部、部品やパッキンの汚れをきれいに落とせる酸素系漂白剤。水筒にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れて30分放置すれば汚れもすっきり。